林遣都、初共演・上野樹里に人生相談していた「全てにおいて想像を超えてすごい」<隣人X -疑惑の彼女->
2023.11.08 20:57
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女優の上野樹里と俳優の林遣都が8日、都内で行われた映画『隣人X -疑惑の彼女-』(12月1日公開)の完成披露舞台挨拶に、メガホンをとった熊澤尚人監督とともに登壇。林が上野に人生相談をしていたことが明かされた。
林遣都、初共演・上野樹里の魅力語る
第14回小説現代⻑編新人賞を受賞した『隣人X』(パリュスあや子著)を、熊澤監督が脚本・監督した本作。人間の姿をして日常に紛れ込んだXと、それに翻弄される人々の姿を描くミステリーロマンス。7年ぶりの映画主演となる上野は、満員の劇場を見た感想を求められると「懐かしい感じですよね。最近まで舞台に初めて立っていたんですが全然違います。みなさんがよく見えます!全員見えてますよー!」と客席に手を振った。また、上野と林は本作で初共演だったそうで、お互いの印象を聞かれると、笹憲太郎役を演じる林は「素敵な方で、お会いした初日から作品や役への取り組み方がかっこよくて、第一印象からご一緒できるのが楽しみだなという印象でした」と吐露すると、上野は「隣で聞いてるの緊張しちゃう。なんか査定を受けているみたい(笑)」と照れ笑い。これに林は「本当に心から尊敬しているのでいくらでも話せますよ。樹里さんの魅力は1時間くらい話せますよ」と力を込めた。
一方、柏木良子役を演じる上野は「(共演できて)楽しかったです。最初のリハのときから、何もないがらんとした部屋なのにロケーションの風景が見えてくるくらい身体能力というか表現力がすごくて、私の役が割と柔和でおとなしい女性なんですけど、記者の笹が内面で締め切りに追われているハラハラ感が恋心に変化してきちゃう感じとストレスと、演じているときは本当に大変だったと思うんですけど、リハの動きを見て安心感がありましたし、2人のコントラストもエッジが効いていて、しっとりとした映画なんですけど楽しんで見ていただけるものになるなと確信しました」と当時の心境を吐露した。
林遣都、上野樹里に人生相談
本作で熊澤監督と『虹の女神 Rainbow Song』(2006)以来17年ぶりのタッグとなる上野は「20歳の頃で、ちょうど『のだめカンタービレ』という作品も舞台で17年ぶりに演じていたんですけど、映画の方でも17年前に初めてお世話になった熊澤さんとご一緒しました」と紹介し、熊澤監督は「台本を書いたときから上野樹里じゃないと成立しないと思って、すぐに脚本を初期の段階で送りました」と明かした。その後、約2年の間に何度も話し合いを重ね、良子は2人で作り上げていったそうで、上野が「監督はそれで大丈夫でしたか?無理してませんか?」と心配すると、熊澤監督は「理想通り!」と笑顔を見せた。さらに、共演して気づいたお互いの意外な一面を尋ねられると、上野は「真面目だけどいい意味で不良性も持っていて、それが魅力的だなと思いました。それをしっかりマネージして生きている感じで、でもふとした瞬間にそのすごいエネルギーを持っているものガバーっと出たときに『どうなるんだろう?』みたいな魅力を持った人だなと思いました」と吐露。林が「ありがたです」と恐縮すると、上野は「監督は、林くんと久しぶりにやって『俳優として化け物になってた』みたいなことを言ってたじゃないですか」とエピソードを明かし、「それも褒め言葉で、化け物になるって不良性みたいなものがないとなれないじゃないですか。それを持っている方って感じですかね」とコメントした。
一方、林は「初めてでしたので知らないことばかりですが、全てにおいて想像を超えてすごいと思うことばかりで、意外だと言われると難しいですけど、現場で人生相談みたいなことをしていて『この人の考え方はしっかりしていて参考になるな』ということばかりで、撮影現場とかでもよく走ってらっしゃるみたいで(笑)、オールロケだったんですけど、ご飯も自分で作ってこられて、常備食もやられているみたいで私生活からしっかりされているのが言葉とかお芝居とかに表れている感じがして、先生っていうか今でも一緒に取材を受けていると言葉に重みがありますね」と語った。(modelpress編集部)
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