舘ひろしが「聞いてなかった。恭様、言って」と柴田恭兵に頼る一幕も

舘ひろし「質問なんだっけ?」「他のこと考えてた(笑)」と会見荒らすも柴田恭兵がフォローし“名バディ”っぷり発揮

2023.11.01 18:10
舘ひろしが「聞いてなかった。恭様、言って」と柴田恭兵に頼る一幕も

人気シリーズ「あぶない刑事」の製作発表会見が11月1日に都内で行われ、主演の舘ひろし、柴田恭兵、主要キャストの浅野温子、仲村トオルの4人が登壇。8年ぶりの新作となる映画「帰ってきたあぶない刑事」が2024年5月24日(金)に全国公開されることが発表された。

柴田恭兵「“またやるの?”と何度も思いながら、あっという間の37年」

新作のタイトル、公開日が正式に発表されると、舘は「帰ってきたなという気持ちです。本当にこのメンバー4人がそろうと僕はいつも最強だと思うので、今回も最強のメンバーにまた再び出会えて本当にうれしいなと思っています」とコメント。「もう、とにかく恭様がいれば何も怖くないというか、本当に安心します」と柴田へ信頼を寄せた。

柴田は「『もう(前作の)“さらば”でおしまいになったんじゃないの?』って最初は言いました。でも、やっぱり、舘さんに会いたいな、トオル君に会いたいな、温っちゃんと一緒にお芝居したいなと、やっぱり根っこでは思うんですよね。まさかこんなに一つの役を長くやるとは全く思っていなかったですが、この出会いはやっぱり僕にとってはとても大きくて、本当にうれしいんですよね。舘さんと一緒に芝居をして、温っちゃんの破壊力を見て、トオル君にバカにされつつ(笑)。“またやるの?”と何度も思いながら、あっという間の37年でした。会えてうれしかったです」と、4人がそろったことへの心境を吐露。

一方、浅野は新作の制作決定を聞いた時のことを「“マジ?”と思いました。いつも思うんですけど、変わらないから、会わなくてもこの人たちはみんな変わらないからいいや、という感じで、ずっと来ているから。“マジ?”と思うのもあったけど、まあやるのかなぁって。これでまた8年後にまたやるのかな。ねえ? やんなっちゃうね(笑)」と、復活への喜びを隠せない様子。

仲村も「最初帰ってくるって聞いた時は、“何回帰ってくれば気が済むんだ”って思いました(笑)。でも、やっぱり楽しみでしたし、これも前も感じた感覚ですけど、“あぶ刑事の歩き方”じゃないですけど、自転車の乗り方を忘れないのと同じで、いくらブランクがあっても、舘さん、恭兵さん、浅野さんに会うと、あの時のポジションに戻ってしまうっていう感覚が(ありますね)。だから、ブランクの間もずっと、そこのポジションにいる町田透は僕の中で生き続けているというか、歩き続けていたんだなという感じもありました」と、8年たっても思いは変わらないと明かした。

スタッフから舘ひろし&柴田恭兵ではなく“タカ&ユージ”を見る目

3日前にクランクアップしたばかりだそうで、現場の雰囲気について聞かれた舘は「今回はスタッフが、今までのスタッフと、もちろん監督も違いますし、カメラマン、それから照明さんも違いますし、すごく映像が今っぽいというか、新しい感じで良かったです」と語りながらも、「質問なんだっけ?」とMCに確認。会場が笑いに包まれる中、改めて「現場は楽しかったから、でも…あと頼む」と突然バトンタッチする。

すると、柴田が「今回、監督、スタッフが全員が初めてあぶ刑事を撮る若者ばかりで」と話し始めると、舘が「それが言いたかったんです」と口を挟んだが、柴田は「それで、舘さんがふっと現場に入っていくと、舘さんじゃなくて“ダンディ鷹山だ!”っていう目で、スタッフ全員が見てる感じがしたんです。僕のことも、“あ、セクシー大下がやってきた”っていう感じで。だから、もうこのスタッフの期待に絶対応えようという感じで、スムーズにクランクインできて、その姿勢は最後までみんな、年寄りをかばうというよりも、リスペクトしてくれていたスタッフで、とても楽しかったし、やりやすかったし、感謝しています」とまとめた。

浅野温子「あぶ刑事に魂あったのかな?(笑)」

「そんな若いスタッフ、共演者に伝えた“あぶ刑事魂”みたいなものはありますか?」という質問には、柴田が「まずは“あぶ刑事”ファンの方にはたくさん見に来てもらって、その人たちには一回も見たことのないお友達に声をかけていただきたいなと思っていて、その人たちの期待に応えられる作品にはなったなと思っています」と前置きしつつ、「さっきも言いましたけど、現場に舘さんがふっと入ってくるだけで、とってもダンディーなんです。本当にダンディーなんです。そうすると、若いみんなが“よし、ついていくぞ!”と。そういう現場でした」と、舘、柴田がいるだけで伝わっていると語る。

浅野は「あぶ刑事に魂あったのかな?って、今ずっと考えています(笑)。いやぁ、“あぶ刑事だからねぇ”みたいなのが残っていればいいんじゃないかなって思うんですよ、本当に。最近、クレームじゃないけど、いろいろツッコむことっていっぱいあるじゃないですか。あぶ刑事って、そのツッコミどころがものすごくある感じなんですよね。だから、それでいいんじゃないかなって」と、あぶ刑事ならではの世界観を伝えた。

仲村は「伝えるというよりも、僕は今日、お二人が『あぶない刑事の制作にほとんど関わったことがない若いスタッフたちだった』とおっしゃっているのを聞いて、“そうだったかな?”って気が付かなかったんですよね。それは、お二人がいるところに“あぶ刑事の魂”というか、空気というか、世界ができて、たぶん若いスタッフたちにも染み入って、ああいう雰囲気になったんだろうなと思いました」と、舘と柴田がいることで“あぶ刑事”の空気感が作られていると持論を展開した。

「あぶない刑事」は“All for two”?

さらに、仲村は「僕は具体的には、ある若い女優さんに『このチームは“All for two”だからっていう話はしました。自分でトライを取れると思っても、トライを取っちゃダメだよ。最後は(舘か柴田の)どっちかにパスを出せ』って」と、エピソードを披露。

MCが、ラグビー好きの舘にコメントを求めるが、舘からは「ごめん、今、他のこと考えてた(笑)」とまさかの言葉が。すると、柴田が「舘さん、とぼけていますけど、本当はラグビーをずっとやってて、実はもうしっかりみんなを把握して、舘さんがちゃんとリードしてくれて、最高のキャプテンです」とフォロー。

これに舘が「え? ラグビーで話したの?」と反応して会場は爆笑に。仲村が「だから、僕はラグビーに例えて話したんですよ!」と訴えるも、舘は「分かりました。日本が負けて残念でした。ニュージーランドが負けても残念でした」とラグビーW杯の感想を言ってボケて見せる。

4人の絶妙なやり取りは、最初から最後まで会場を爆笑の渦に巻き込んでいた。

関連リンク

関連記事

  1. 新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    新垣結衣が語りに!“伝説の家政婦”タサン志麻さん夫婦に密着「たくさんの人の心にスッとしみこむはず…」<ふたりのディスタンス>
    WEBザテレビジョン
  2. 東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    東京03の超絶サクセスストーリー 全国ツアーだけで「1年食えるくらいはもらえる」
    WEBザテレビジョン
  3. <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    <BLACKPINK>「あつまれ どうぶつの森」内に“BLACKPINK島”がオープン!MVのセットやステージを再現
    WEBザテレビジョン
  4. 松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    松井玲奈、大粒の涙…新型コロナ感染中の思い吐露「人生の中では一番苦しいぐらいの数日間」
    WEBザテレビジョン
  5. ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    ジャニーズWEST中間淳太 “探偵”イメージの細身スーツで「小説現代」表紙に!推しミステリから自身の創作活動まで明かす
    WEBザテレビジョン
  6. 瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    瀬戸朝香、“なかなか良い感じ”7歳長女によるメイクSHOTに反響「優しくて自然な感じすごくいい」「娘さんお上手!」
    WEBザテレビジョン

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 原嘉孝「トリリオンゲーム」撮影でSnow Man目黒蓮に嫉妬したことは?「説得力持たせるポテンシャル」
    原嘉孝「トリリオンゲーム」撮影でSnow Man目黒蓮に嫉妬したことは?「説得力持たせるポテンシャル」
    モデルプレス
  2. NEWS加藤シゲアキ&Aぇ! group正門良規、“砂”に翻弄される「SUNA」予告映像&場面写真解禁【MIRRORLIAR FILMS Season7】
    NEWS加藤シゲアキ&Aぇ! group正門良規、“砂”に翻弄される「SUNA」予告映像&場面写真解禁【MIRRORLIAR FILMS Season7】
    モデルプレス
  3. 溝端淳平、“二代目キャプテン・アメリカ役”への重責と覚悟「自分の声によって台無しにしてはいけない」
    溝端淳平、“二代目キャプテン・アメリカ役”への重責と覚悟「自分の声によって台無しにしてはいけない」
    WEBザテレビジョン
  4. 萩原利久&河合優実、運命的に見つめ合う 予告・ビジュアル解禁【今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は】
    萩原利久&河合優実、運命的に見つめ合う 予告・ビジュアル解禁【今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は】
    モデルプレス
  5. ダイアン・津田篤宏、月城かなと、諏訪部順一が実写映画「白雪姫」プレミアム吹替版声優に「めちゃくちゃうれしかった」
    ダイアン・津田篤宏、月城かなと、諏訪部順一が実写映画「白雪姫」プレミアム吹替版声優に「めちゃくちゃうれしかった」
    WEBザテレビジョン
  6. ダイアン津田、役作りで「家族にはすごく迷惑を掛けた」ディズニー実写「白雪姫」吹替キャスト抜擢に喜び
    ダイアン津田、役作りで「家族にはすごく迷惑を掛けた」ディズニー実写「白雪姫」吹替キャスト抜擢に喜び
    モデルプレス
  7. 吉柳咲良「緊張した」 伸びやかな歌声で実写映画「白雪姫」劇中歌を生歌唱
    吉柳咲良「緊張した」 伸びやかな歌声で実写映画「白雪姫」劇中歌を生歌唱
    WEBザテレビジョン
  8. 吉柳咲良、白雪姫ドレス姿で圧巻の歌唱「演じるのに恥じないように」プリンセス役としての心がけ明かす
    吉柳咲良、白雪姫ドレス姿で圧巻の歌唱「演じるのに恥じないように」プリンセス役としての心がけ明かす
    モデルプレス
  9. 目黒蓮のワガママに、佐野勇斗がうっとり「主演の鑑…」<劇場版トリリオンゲーム>
    目黒蓮のワガママに、佐野勇斗がうっとり「主演の鑑…」<劇場版トリリオンゲーム>
    WEBザテレビジョン

あなたにおすすめの記事