(上段左から)佐藤健、長澤まさみ(下段)森七菜(C)2024「四月になれば彼女は」製作委員会

佐藤健×長澤まさみ×森七菜、初共演でラブストーリー 川村元気の小説を映画化<四月になれば彼女は>

2023.07.25 05:00

佐藤健長澤まさみ森七菜が、映画『四月になれば彼女は』(2024年3月29日公開)で初めて共演することが発表された。


川村元気原作「四月になれば彼女は」映画化

同作は、人間の本質に迫る作品から、繊細で色彩豊かなアニメーション作品など数々の映画を企画・プロデュースしてきた川村元気氏の恋愛小説「四月になれば彼女は」(文春文庫)が原作。ウユニ、プラハ、アイスランド、そして日本と、世界各地で撮影し、壮大なスケールで描かれるラブストーリーを紡ぐ。

佐藤が演じるのは、あることをきっかけに姿を消した、愛する人の姿を探し求める主人公・藤代俊。そして、「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」という言葉だけを残し藤代の前から突然、姿を消してしまう婚約者・坂本弥生を長澤、藤代が10年前に交際していた初恋の女性・伊予田春を森がそれぞれ演じる。

「四月になれば彼女は」監督は山田智和

監督は山田智和氏。米津玄師「Lemon」、あいみょん「マリーゴールド」、藤井風「青春病」など、多くの伝説的ミュージックビデオを演出し、圧倒的な映像の美しさと、人間の様を生々しく描き出す抜群のセンスとアイデアで今もっとも注目される新鋭が、本作で長編映画に初めて挑戦。

また、撮影監督は『新聞記者』『余命10年』などを手掛けた今村圭佑氏、音楽は『スワロウテイル』『ラストレター』など岩井俊二監督作品の映画音楽でも傑作を生み出してきた小林武史氏。旬&実力派のクリエイター陣が集結し、圧倒的な映像美と世界観を作り上げる。(modelpress編集部)

佐藤健コメント

7年前にこの原作を読んだとき、恋とは何か、愛とはどのようなものなのか、恋人との時間の中で、何を手に入れて何を失ったのか、もがき方さえわからぬまま恋愛というものの正体を探し求める藤代に共感しました。今回この撮影を通して、自分も藤代と一緒に少しでもその正体に近づけたらと思いました。

長澤さんは、誰よりも真摯に、手を抜かずに、愛情を持って作品に向き合う方でした。自分よりも他人を優先してしまうような優しさと脆さを持った、それでいて誰よりも一生懸命に丁寧に生きていく弥生と重なりました。森さんとはクランクイン初日からほとんどがアドリブのシーンでしたが、初めて本気で人を好きになり結ばれることの喜びを知り、恋に浮かれ苦しむ藤代を共に作り上げてくれました。彼女の笑顔を見ていると自然と自分は藤代になれました。長編初監督の山田監督は、役者と共に悩みながらも芝居について真摯に追及してくださる方で、とても充実した撮影期間を過ごすことができました。

恋愛の正体とは。愛を終わらせない方法とは。皆様にとっての答えを確かめに、劇場に足を運んで頂けたら幸いです。

長澤まさみコメント

弥生は突然深く愛した藤代を残して、いなくなってしまいます。そこにはきっと不安とか歪みもありつつ、新しい道に踏み込むために思い切った気持ちがあったのかなと思います。

佐藤さんは初共演でしたが、冷静に役や物語を捉えて演じる方なので安心して撮影できましたし、信頼のおける俳優さんだと思いました。日々、彼に対して信頼感が生まれていき、楽しかったです。山田監督は何にも動じない素質を持った監督で拘る部分をしっかりと持っていて、監督のセンスや感覚がすごく信頼できました。現場で少しずつ物語を育てていくという感覚がありました。

この作品は恋愛に悩んだり苦しんだり立ち止まったりする人たちに向けて届けたい映画です。人を愛するということを見つめなおしたくなるような作品になると思います。公開はまだまだ先ですが、楽しみにして頂けたら嬉しいです。

森七菜コメント

今回、この原作を尊敬する先輩方と演じることができてとても光栄に思っています。春としてこの作品でどんな存在になれるか。佐藤さんや長澤さんに引っ張っていただきながら、撮影期間中毎日考え続けました。そして、人生初の海外仕事でチェコ、アイスランド、ウユニを旅して、そのどの国もが信じられないくらい美しい表情を見せてくれました。世界を味方につけながら春を演じているように感じて、必死になって頭の中に焼き付けながら毎日を過ごしました。

どうやったって過去は変わらないけど、あの時のあの人、今の私のかけら、目の前の貴方に新しく出逢うことができる。そんな体験を皆さんにお届けできる日を心待ちにしています。

原作:川村元気コメント

『四月になれば彼女は』を読んでくれた佐藤健さんが、熱烈な感想をくれたのはもう七年前でしょうか。彼とは様々な仕事をしてきましたが、僕が書いた小説の中で一番好きだと言ってくれました。小説の中の「愛を失わない方法」の問いについて書いた一文について、深く語り合ったのを今でも思い出します。そのときの彼の姿は藤代俊、そのものでした。

それから七年。時代は大きく変わりましたが、愛や恋の問題は、相変わらずややこしくて、さらに複雑になっているように感じます。今の時代の恋愛映画を作ろうと、佐藤健さんと丁寧に話しながら、映画作りは進んでいきました。

長澤まさみさんの真摯な仕事への向き合い方は、弥生という役に重なることが多いように感じました。真面目に頑張っているはずなのに、どこか生きづらいと感じている人たちに光を与えてくれる、素晴らしい弥生が生まれました。森七菜さんは“初恋の記憶”のような存在である春を見事に演じてくれました。世界を巡る彼女の姿に、何度も息を呑みました。

七年かかりましたが、その歳月もこのキャストやスタッフが集まるために必要な時間だったと、今は思っています。最初から最後まで映画作りに伴走してくれた佐藤健さんに感謝したいです。

監督:山田智和コメント

佐藤健さん、長澤まさみさん、森七菜さん、本当に夢のようなキャストが実現しました。真摯で最高な表現者であるお三方との時間は刺激的でかけがえのない時間でした。

佐藤健さんは脚本会議の段階から参加頂き、一緒に議論を重ねながら人物像を一緒に作りあげていくという日本映画ではあまり主流ではないやり方にも熱意を持って挑んで頂き、濃密で繊細なお芝居を見事に体現していただきました。

長澤まさみさんは映画化用に新しく当て書きした役でもあり、「原作小説の先にある新しい要素」を見事に体現して頂き、長澤さん以外では絶対に成立しない、愛おしく純粋なる人間らしさを持った人物を真摯に表現していただきました。

森七菜さんは、以前ショートフィルムでご一緒し、絶大な信頼を持っていたこともあり、現場では彼女の才能に委ねることが多かったのですが、脚本をゆうに超えて、圧巻の透明感と存在感を見せてくれました。この映画にもたらしてくれたそのコントラストは衝撃的でした。

お三方と一緒に新しい表現に挑戦できたことを大変誇りに思っております。

ストーリー

「あのときのわたしには、自分よりも大切なひとがいた。それが、永遠に続くものだと信じていた」。四月。精神科医の藤代俊(佐藤健)のもとに、かつての恋人・伊予田春(森七菜)から手紙が届く。“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖からの手紙には、十年前の初恋の記憶が書かれていた。ウユニ、プラハ、アイスランド。その後も世界各地から届く、春の手紙。

時を同じくして藤代は、婚約者の坂本弥生(長澤まさみ)と結婚の準備を進めていた。けれども弥生は突然、姿を消した。「愛を終わらせない方法、それは何でしょう」。その謎掛けだけを残してーー

春はなぜ手紙を書いてきたのか?弥生はどこへ消えたのか?ふたつの謎はやがて繋がっていく。

「あれほど永遠だと思っていた愛や恋も、なぜ、やがては消えていってしまうのだろう」。現在と過去、日本と海外が交錯しながら、愛する人の真実の姿を探し求める“四月”が始まる。
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