新垣結衣、人気コミック「違国日記」映画化 原作は今月完結
2023.06.06 12:00
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女優の新垣結衣が、累計販売数125万部突破の人気女性コミックを映画化した『違国日記』(2024年公開)で主演を務めることが決定した。
人気漫画「違国日記」映画化
人見知りな小説家の高代槙生(こうだい・まきお/35)と、その姪・田汲朝(たくみ・あさ/15)の女同士の同居奇譚。きっかけは、葬式での一コマだった。交通事故で両親を亡くした朝に、無神経な言葉を吐く親族たちと盥回しにされる朝の様子を見た槙生が、我慢ならず勢い余って私が引き取ると啖呵を切ったのだ。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑する。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。今、世界が必要としている、優しさの形を提示するヒューマンドラマが描かれる。
原作は、映像化された名作コミックを数多く輩出する女性コミック誌「FEEL YOUNG」(祥伝社)にて2017年7月号から掲載がスタートした同名コミック。人見知りな30代女性と縁遠い姪とまったく性格も異なる2人の奇妙な交流を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩みを鋭くも優しい視点で炙り出し、また10代の繊細な心情が描かれている本作は、“心が救われる”“人生の本棚直行”と、多くの人々の心を掴み、「マンガ大賞2019」第4位、宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第4位を獲得し話題に。
すでに今月8日発売の「FEEL YOUNG」にて最終回を迎えることが告知されており、6年という連載期間を経て終止符を打つ。著者のヤマシタトモコは2005年にデビューした後、アフタヌーン主催の新人賞・四季賞にて夏・四季賞を受賞した実力派。代表作の中には2021年に映画化もされた『さんかく窓の外側は夜』などがある。
新垣結衣「じんわりとしたあたたかさが感じられる作品に」
主役の高代槙生を演じるのは、現在、放送中のドラマ『風間公親-教場0-』や、秋公開の朝井リョウによるベストセラー小説の映画化『正欲』など話題作への出演が絶えない新垣。新垣は「見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います」と参加への意気込みを語っている。
メガホンをとるのは、『PARKS パークス』(17)『ジオラマボーイ・パノラマガール』(20)の瀬田なつき。普遍的なキャラクターたちの交流をみずみずしく切り取る演出力に定評のある瀬田が、槙生と朝のいびつな関係、そして彼らを取り巻く個性的な人々を魅力的に描く。映画化に関して「たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています」とコメントしている。
原作者のヤマシタトモコも映画化の喜びを「この世の誰よりも私が最も驚いています」とつづっている。(modelpress編集部)
主演:新垣結衣コメント
淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。ただの親戚でも親子でも友達でもない2人の関係性が好きです。見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います。
監督:瀬田なつきコメント
読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画『違国日記』を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください。
原作者:ヤマシタトモココメント
この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います。
【Not Sponsored 記事】
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