横浜流星、ヒゲ姿でダークサイドに堕ちた青年に 藤井道人監督と5度目タッグで映画主演<ヴィレッジ>
2022.05.19 08:00
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俳優の横浜流星が、現在ヒット上映中の『余命10年』のメガホンを取った藤井道人が監督・オリジナル脚本で挑む映画『ヴィレッジ』(2023年公開)にて主演を務めることが決定した。
横浜流星主演「ヴィレッジ」制作決定
本作は『新聞記者』(2019)、『ヤクザと家族 The Family』(2021)、『空白』(2021)などの話題作を世に送り出すスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画、『新聞記者』で日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞、『余命10年』のメガホンを取った藤井が監督・オリジナル脚本で挑み制作される。夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す。
本作は日本人の原風景である「村」という閉ざされた世界に、現代社会の闇を投影したサスペンス・エンタテインメント。主人公・優は、過去のある事件によって周囲に蔑まれながら、“血縁”によって村にとどめ置かれ、“地縁”によって最も憎むべき相手の下で不法な労働に手を染めていく。行き場のない苦悩、落胆、そして怒り。そんな中、彼はあるきっかけで“覚醒”していくが、村は予想外の事態を迎える。
同調圧力、格差社会、貧困。本作は現代社会が抱える多くの問題の、きれいごとではない本質を投影し、そこに生きる人間たちのリアルに迫っていく、今、語るべき物語だ。
横浜流星、藤井道人監督と5度目のタッグで新境地
本作の主人公・片山優を演じるのは、2019年に「第100回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 助演男優賞」、「東京ドラマアウォード2019 助演男優賞」、2020年に「エランドール賞 新人賞」、「第43回日本アカデミー賞 新人俳優賞」、「第15回ソウルドラマアワード アジアスター賞」を受賞。映画『きみの瞳が問いかけている』(2020)、『DIVOC-12/名もなき一篇・アンナ』(2021)、『嘘喰い』(2022)、『流浪の月』(2022)に出演。さらに今後も『アキラとあきら』、『線は、僕を描く』と公開待機作が控える横浜。横浜が藤井監督とタッグを組むのは、amazarashiの「未来になれなかったあの夜に」MV、映画『青の帰り道』(2018)、『DIVOC-12/名もなき一篇・アンナ』(2021)、ドラマ「新聞記者」(2022/Netflix)に続き本作で5度目。今回は“ダークサイドに堕ちた青年”という役柄で、解禁された写真でも、ヒゲ姿などこれまでにない横浜の魅力がうかがえる。
横浜は「藤井監督が何度も何度も書き直しされていた、愛のある最高な脚本です。日々の辛い状況から逃げたくても逃げられない。我慢しか出来ない青年を生き、身も心も削られましたが、彼の変化を楽しみにしていただきたいです。今まで見た事の無い作品になっていると思いますし、とても考えさせられる内容になっています」と見どころについて語った。(modelpress編集部)
横浜流星コメント
藤井監督との出会いは、今から7年前の映画の打ち上げでした。その後お互い先の仕事が決まっておらず、頑張りましょうなんて話していた矢先に『青の帰り道』でご一緒することができ、その後も定期的に作品を一緒に創り、今回長編で主演を務めさせて頂きます。とても感慨深いです。藤井監督が何度も何度も書き直しされていた、愛のある最高な脚本です。日々の辛い状況から逃げたくても逃げられない。我慢しか出来ない青年を生き、身も心も削られましたが、彼の変化を楽しみにしていただきたいです。
今まで見た事の無い作品になっていると思いますし、とても考えさせられる内容になっています。公開は来年です。お楽しみに。
藤井道人監督コメント
横浜流星と出会ってもう7年になります。お互い、全く売れていない頃からお互いを鼓舞し合って切磋琢磨してきた同志です。そして今回、流星の主演映画を監督出来ること、とても嬉しく思っています。河村プロデューサーからの今回のお題は『村社会』でした。事なかれ主義、同調圧力、慣例や秩序。とても難しい題材でしたが、今、僕らの周りに起きていること、感じたことを気負わずに書きました。横浜流星という俳優の進化と、素晴らしいキャスト、スタッフの技が詰まった観たことのない映画になっていると思います。是非来年の公開を楽しみにしていてください。企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸(スターサンズ)コメント
「村」。その集落構造はまさに日本社会の縮図と言えるでしょう。有力者(もしくは象徴的存在)を頂点とした序列の下、集団としての秩序が保たれ、表面的には穏やかな社会に見える。しかし、内在的に抑圧されていることに多くの人は気付かず、一方、そういった閉鎖的な集団に疑念を持ち、はみ出さざるを得ない人間がどんどん異形になっていく事で、社会的混乱が増幅してゆく…。このテーマは、あなたとあなたの周りに起きている物語なのである。この映画は藤井監督と制作したかつての2作品(『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』)とはまた違う人間集団のディープな物語になったと思います。皆さんは恐らくこの映画が完成した時に驚愕することでしょう。監督率いるキャスト・スタッフのスクリーンからあふれ出る熱量、そして、未だかつて観たことのない映像に…。
【Not Sponsored 記事】
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