志尊淳、初監督業は「試されている感じ」“再挑戦”への思いは?<MIRRORLIAR FILMS Season2>
2022.02.18 21:03
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俳優の志尊淳が18日、都内で行われた短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライ アーフィルムズ) Season2」公開初日舞台挨拶に、Azumi Hasegawa氏、駒谷揚氏、柴咲コウ、柴田有磨氏、山田佳奈氏、山田孝之とともに登壇。初めて監督業を行った思いを語った。
志尊淳、初の監督業で実感したこと
本作は、伊藤主税(and pictures)、阿部進之介、山田孝之らが「だれでも映画を撮れる時代」に、自由で新しい映画製作の実現を目指して、年齢や性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら映画を作り上げる短編映画制作プロジェクトの第2弾。無縁社会に生きながらも“つながり”を求めてもがく人々の物語を描いた『愛を、撒き散らせ』で監督を務めた志尊は、初めてメガホンをとっての感想を聞かれると「この仕事をしていると、1度は撮ってみたいという思いがありながら、それが具体的に進むことはなかったんです。今回、企画をいただいて、何を描きたいかと明確なものがあるわけではなかったんですけど、自分がやりたいことをやろうと思ってやってみました」と打ち明け、「こんなに大変な作業なんだなって。僕ら(俳優)は脚本をもらった時点からなので、やっぱりゼロから作品を作るのは大変で、いろんな方の労力があって作られているんだなっていうのを感じられるきっかけになりましたね」と感慨深げに語った。
志尊淳「女優としても人間としても大好き」板谷由夏への思い
また、監督をするにあたって意識した点を尋ねられると「今回の作品の1番は、自分が向き合わなきゃいけないものだと思って、それを作品にしたのが大きくて、先入観であったり偏った意見というのを投影したくなくて、フラットに見てほしいと思ったので、作為的なものをなるべくなくしてどれだけ見せられるかというところを意識して作りました」と告白。主人公を務めた先輩女優の板谷由夏への演出については「(演出の指示は)言えなかったです(笑)」と正直に答えて会場の笑いを誘い、「それは重々わかっていて、自分も俳優という立場だからこそ、その立場で考えて言われると嫌なこともある中で、言葉を選びながらになるんだろうなと思いつつ、僕は板谷さんを女優としても人間としても大好きなので、この脚本を読んでいただいてどう処理していただいても信頼があったので、板谷さんに演出はほとんどしていないですね。板谷さんが演じてくださったありのままを切り取れればなという思いでやりました」と語った。
志尊淳、監督再挑戦への意欲は…?
さらに、俳優が監督をやるということについては「なんか挑戦状じゃないですけど、試されている感じがして、最初は“よく見せたい”という思いで作っちゃっていたんですけど、途中でそんな必要はないと思えて、みなさんのお力添えでやっと完成しました」とコメント。再度、監督をやってみたいかとの問いには「実は15分(の短編映画)を1年かけてやったんですよ。作っている最中に止まっちゃったりもしたんですけど、これだけ時間がかかって、俳優の仕事をやりながら(監督業を)やるとなると本当に労力がかかるので、『やりたいです!』とは簡単に言えない自分がいますが、すごく興味がありますし、やらせていただける機会があるんだったら、俳優をやりながらではなく監督としての時間で向き合ってみたいなとも思います」と目を輝かせた。
なおイベントでは、同プロジェクトのSeason3の公開が5月に決定したことが、山田孝之プロデューサーの口から発表された。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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