神木隆之介は「コミュ力モンスター」 木村昴と16年ぶり共演で再会＜100日間生きたワニ＞

映画「100日間生きたワニ」

本作は、4コマ漫画「100日後に死ぬワニ」（著：きくちゆうき）のアニメーション映画化。主人公のワニ（声：神木）が過ごす100日間の日常と、それから100日後の、大切なものを失った仲間たちの姿を描く。この日は共演した木村昴、ファーストサマーウイカ、そしてメガホンをとった上田慎一郎監督、ふくだみゆき監督も出席していたほか、ワニの親友ネズミ役を務めた中村倫也がVTR出演した。

完成した作品を観た感想を問われた神木は、4コマ漫画が基であることに触れ「今までは動いている姿を見ていなかったので、声を録っているときには見れて、それが改めて全部完成されて。キャラクター、可愛いですね。動いている姿が、すごく愛おしかったんですよ」とコメント。

一方で神木は「キャラクターは可愛いんですけど、その中に込められているメッセージが、すごく僕の中では刺さった作品で終わった後に、あんまりうまく喋れなかったんですよね。感想がすぐ出てこなかった」とも。キャストは同じタイミングで試写を見たそうで、神木は「一人一人に同じメッセージもあるけど、それぞれ違うメッセージを受け取ったんだろうなって」と語っていた。

同じく、映画に対する感想を求められた中村は「すごく身近な気分になりましたね。もちろん想像はしていたし、そういう風に思ってもらえたらなと思って芝居もしていたんですけど、思っていたより、ぐっとくる瞬間が多かったですね」とコメント。「きっと、見てくださった方、最後のいきものがかりさんのエンディングテーマ曲の最後まで、ずっといろいろな思いが続く作品になっているんじゃないかな」とも話していた。

神木隆之介は「コミュ力モンスター」木村昴と16年ぶり共演で再会

その後「共演キャストとの関係」について質問を受けた神木は、中村と映画で共演したことや、新木優子やファーストサマーウイカとは初対面だったとしたうえで「皆さんどう思います？昴くんと僕は、何かあると思いますか？」と急にクイズを出題。他の登壇者が考えている中、木村は「実はね、長いんですよ」と笑顔を見せ、神木は「正解は、僕が小6のときに、一回お世話になっているんです。ご一緒させてもらっているんです」と関係性を紹介。

2人は「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」で共演しており、神木は「その現場の中で、唯一年が近かったんです。だから、本当にお兄ちゃんみたいな。僕も何もわからなかったので、頼るべきお兄ちゃんとして、当時から『昴くん』『昴くん』とずっと言ってて」と述懐。本作がそれ以来の共演作となったそうで、神木は「会ったのは十何年ぶり」と言い、木村は「神木くんはコミュニケーションお化けというか。コミュ力モンスター」と神木の人柄に言及。

続けて木村は「大人になりましたので、久々にお会いするっていうので。ちょっと緊張もして。『神木さん、ご無沙汰しております』っていう感じで行こうと思って、扉を開け『おはようございます』って言ったら、神木くんが『おいっすー！昴くん！久しぶり～！』って。え～！16年ぶりで、体温変わってねえと思って（笑）」とにっこり。

神木は「当時の昴くんの記憶から、止まっているから。テレビとかアニメとかでは、常日頃から一緒にいる感覚ではあるんですけど、実際にお話するのは、その時から止まっていますから。『隆ちゃん～』みたいな。『昴くん～』みたいな感じの関係性だったから。『おお、久しぶり！隆ちゃん！』って来てくれるかと思ったら、『あ、神木さん、お願いします。お久しぶりです。よろしくお願いします』って（笑）。『ちょっと！うわあ！』と思って。俺が最初に『昴くん！』って言っちゃって、そのあとですよ。先攻後攻ですよ。後攻で『よろしくお願いします』って。『うわうわうわ！』と思って。寂しい。止まってたの俺だけ？」と寂しかった様子。

木村は「俺もヤマ賭けて。どっちかなと思ってね。賭けにいって、賭けに負けてるんですよ。どっちだろうと思って、丁寧に言ったら、違ったっていうね（笑）」と照れ笑い。それでも神木は「そこから現場も本当に楽しく、今回もやらせてもらっていて」と白い歯を見せ、木村も「16年なんて言う時間はね、隆ちゃんの一瞬の挨拶で、もう完全アップデート。そこからはまたコミュ力モンスターでっていう感じで、楽しかったです」と話していた。

イベントでは、今月29日に誕生日を迎える木村へのバースデーサプライズも行った。（modelpress編集部）