北村匠海&芳根京子、30年後の「ぼくらの7日間戦争」出演に意欲
2019.12.13 22:13
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俳優でダンスロックバンド・DISH//の北村匠海と女優の芳根京子が13日、都内で行われたW主演アニメーション映画「ぼくらの7日間戦争」の初日舞台挨拶に、共演の宮沢りえ、メガホンをとった村野佑太監督とともに登壇した。
本作は、宮沢のデビュー作となった実写映画の記憶が色あせない名作をアニメ映画化した作品で、宮沢が演じた中山ひとみが廃工場に立てこもり大人たちをやっつけた少年少女たちの“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年の北海道が舞台となり、原作のスピリットを受け継いだ新たなストーリーが展開される。
気は弱いが豊富な知識で大人たちに立ち向かう鈴原守役の声を演じた北村は「やっと初日を迎えることができました。声の収録自体の日数は短かったのですが、ものすごく濃厚な収録2日間戦争をしまして、今日にたどり着いております」と挨拶して笑いを誘い、育ちのいいお嬢様だが父親の都合で強制的に東京に引越しをさせられる千代野綾役の声を演じた芳根は「いよいよ公開初日を迎えることができました。今年の6月に声を入れさせていただいて、そこから半年で皆さんに見ていただけること、本当に嬉しく思います」と笑顔を見せた。
また、今の若い世代に見てほしいポイントや感じてほしいテーマを尋ねられると「30年前の実写、そしてその前の小説と、時代を変えて、形を変えてこの作品は変わり続け、そして10代の皆さんの心に響き続ける作品だと思うんですけど、今作はSNSというものがフューチャーされています」と答え、「心無い言葉一つひとつが相手を傷付けていたり、それが残っていたり、SNSというものが普及していて、みんなが自分を表現できる時代にはなっていると思うんですけど、この映画では途中で誤ったSNSでの攻撃が表現されていて、そういうことにも10代の学生の皆さんにはぜひ、捉えてほしいところです」とコメント。
続けて北村は「たった7日間だけど、ぶつけ合ったり、慰め合ったり、最初はバラバラでも最後は1つにまとまって、みんなが前を向いていける仲間みたいなものがいるので、ぜひ学生の皆さまは、僕は10代のときにいなかったんですけど、そういう心から話せる友だちみたいなものを、この映画を見て周りを見渡してもらえたらいいなと思います」と熱く語った。
同じ質問に、芳根は「絶対、人って1人じゃないなって私もすごく思います。わたしも10代の頃、学生の頃に本音を言える友だちと出会って変われた自分がいて、今は親だったり友だちだったり、自分をさらけ出せる人がいる、本音を言える人がいるというのは強くなれるなって思いました」と語り、「今、不安だったり悩みを抱えている方がいたとしても、絶対に大丈夫です!絶対にいつかいい未来が見える日が来るし、絶対に希望の光ってあると思うから、この作品を通して、私も10代の人からしたら2つ3つだけ先輩という立場として、一緒に頑張っていけたらいいなという風にも思いますし、この作品と一緒にみんなと頑張ろうという風に伝えたいなと思います」と言葉に力を入れた。
また、中山ひとみ役の声を演じた宮沢と、アフレコブースで共演したという北村は、感想を求められると「いやー、緊張しましたよね」といい、「朝、現場に入ったら、(原作者の)宗田先生がいらっしゃって、ただならぬ空気が、1日前とは違う空気が漂っていて“なるほど…”と(笑)。そして宮沢さんが入られて、すごく短い時間だったんですけど、最後に『頑張ってね』って言ってくれたんです。それだけで最後まで走り抜けられた部分はありますし、短いですけど濃い時間を過ごさせていただきました」と回顧。
これに宮沢は「こう言っていますけど、全然緊張しているようには見えなくて、私は一瞬だったんですけど、私はすごく緊張していて、システムもよくわからず入ってしまったら、『ここですよ』とか、タイミングとか教えてくださって、ものすごく余裕があるように見えました」と現場での北村の様子を打ち明けると、北村は「(余裕があるように)見せるのは上手いです!」と返し、宮沢は「じゃあ、すごい演技でした(笑)」と笑った。
このほか、イベントでは、91歳になってもなお現役で執筆活動をしている原作者の宗田理氏からの手紙が披露される一幕もあった。(modelpress編集部)
気は弱いが豊富な知識で大人たちに立ち向かう鈴原守役の声を演じた北村は「やっと初日を迎えることができました。声の収録自体の日数は短かったのですが、ものすごく濃厚な収録2日間戦争をしまして、今日にたどり着いております」と挨拶して笑いを誘い、育ちのいいお嬢様だが父親の都合で強制的に東京に引越しをさせられる千代野綾役の声を演じた芳根は「いよいよ公開初日を迎えることができました。今年の6月に声を入れさせていただいて、そこから半年で皆さんに見ていただけること、本当に嬉しく思います」と笑顔を見せた。
また、今の若い世代に見てほしいポイントや感じてほしいテーマを尋ねられると「30年前の実写、そしてその前の小説と、時代を変えて、形を変えてこの作品は変わり続け、そして10代の皆さんの心に響き続ける作品だと思うんですけど、今作はSNSというものがフューチャーされています」と答え、「心無い言葉一つひとつが相手を傷付けていたり、それが残っていたり、SNSというものが普及していて、みんなが自分を表現できる時代にはなっていると思うんですけど、この映画では途中で誤ったSNSでの攻撃が表現されていて、そういうことにも10代の学生の皆さんにはぜひ、捉えてほしいところです」とコメント。
続けて北村は「たった7日間だけど、ぶつけ合ったり、慰め合ったり、最初はバラバラでも最後は1つにまとまって、みんなが前を向いていける仲間みたいなものがいるので、ぜひ学生の皆さまは、僕は10代のときにいなかったんですけど、そういう心から話せる友だちみたいなものを、この映画を見て周りを見渡してもらえたらいいなと思います」と熱く語った。
同じ質問に、芳根は「絶対、人って1人じゃないなって私もすごく思います。わたしも10代の頃、学生の頃に本音を言える友だちと出会って変われた自分がいて、今は親だったり友だちだったり、自分をさらけ出せる人がいる、本音を言える人がいるというのは強くなれるなって思いました」と語り、「今、不安だったり悩みを抱えている方がいたとしても、絶対に大丈夫です!絶対にいつかいい未来が見える日が来るし、絶対に希望の光ってあると思うから、この作品を通して、私も10代の人からしたら2つ3つだけ先輩という立場として、一緒に頑張っていけたらいいなという風にも思いますし、この作品と一緒にみんなと頑張ろうという風に伝えたいなと思います」と言葉に力を入れた。
北村匠海、宮沢りえとの共演に「緊張した」
2人は宮沢が主演した実写映画『ぼくらの七日間戦争』を見たそうで、北村は「15歳とは思えないというか、22歳の僕が見ても、宮沢さん含む子どもたちが大人に見えて、達観している感じというか、不思議な感じでした」といい、「時代は移り変わりますけど、そのバトンを受け継げてよかったなって改めて思いました」としみじみと語り、芳根は「こうやって大人の階段を上っていくんだなみたいな、皆さんが通る道というのはあるんだなと思いましたし、今の時代にはない力強さをすごく感じて、私は羨ましく思いました」と吐露した。また、中山ひとみ役の声を演じた宮沢と、アフレコブースで共演したという北村は、感想を求められると「いやー、緊張しましたよね」といい、「朝、現場に入ったら、(原作者の)宗田先生がいらっしゃって、ただならぬ空気が、1日前とは違う空気が漂っていて“なるほど…”と(笑)。そして宮沢さんが入られて、すごく短い時間だったんですけど、最後に『頑張ってね』って言ってくれたんです。それだけで最後まで走り抜けられた部分はありますし、短いですけど濃い時間を過ごさせていただきました」と回顧。
これに宮沢は「こう言っていますけど、全然緊張しているようには見えなくて、私は一瞬だったんですけど、私はすごく緊張していて、システムもよくわからず入ってしまったら、『ここですよ』とか、タイミングとか教えてくださって、ものすごく余裕があるように見えました」と現場での北村の様子を打ち明けると、北村は「(余裕があるように)見せるのは上手いです!」と返し、宮沢は「じゃあ、すごい演技でした(笑)」と笑った。
北村匠海&芳根京子、30年後の出演に意欲
最後に北村は「『ぼくらの7日間戦争』はこうやって青春エンターテイメントの金字塔として、そして歴史的作品です!そのバトンを僕らは今回こうやって受け取れて、もしかしたら(今回の宮沢のように)30年後、違う『ぼくらの7日間戦争』に出られたらいいなと思います」と期待を寄せると、芳根も「私も便乗させてください」と同調した。このほか、イベントでは、91歳になってもなお現役で執筆活動をしている原作者の宗田理氏からの手紙が披露される一幕もあった。(modelpress編集部)
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