(左から)松本穂香、渋川清彦(C)「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会

松本穂香&渋川清彦W主演で「涙が止まらない」実体験映画化<酔うと化け物になる父がつらい>

2019.03.03 10:00

実録家族崩壊エッセイ「酔うと化け物になる父がつらい」(菊池真理子著)を実写映画化することが決定。女優の松本穂香と俳優の渋川清彦がW主演する。

原作は、アルコールに溺れる父を持つ作者の実体験によるコミックエッセイ。父は毎日アルコールに溺れ、母は新興宗教信者。そんな両親のもとに生まれた主人公は、酔って化け物となった父の奇行に悩まされ、母の孤独に触れながら、崩壊していく家族の中で、がむしゃらに未来を見つけていく。毎晩お酒に酔っぱらい化け物となって帰ってくる父の姿をユーモラスに描きながらも、家族が迎える衝撃の展開とラストに「涙が止まらない」と話題になった。

松本穂香&渋川清彦で映画化

この原作を松本と渋川のダブル主演で実写映画化。物語の主人公・田所サキを、ドラマ・映画と主演作が相次いで公開される注目の若手女優・松本、また酔うと化け物になるサキの父・田所トシフミを、数々の作品に引っ張りだこの実力派・渋川が演じる。

監督には、映画&ドラマ『ルームロンダリング』でも注目の新鋭・片桐健滋氏。あたたかみのある画で優しくユーモラスに描きつつ家族の本質に鋭く切り込む。(modelpress編集部)

作者コメント(C)「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会
作者コメント(C)「酔うと化け物になる父がつらい」製作委員会

松本穂香 コメント

家族ってなんだろう。血の繋がりってなんだろう。そんな事を考えながら、酔うと化け物になる父を抱える娘、サキを演じました。そこに答えはないのかもしれない、愛はないかもしれない、けれど未来はある。

この映画は、そんな事を感じさせてくれる映画だと思います。ぜひ、たくさんの方に観て頂きたいです。

渋川清彦 コメント

毎日が濃くていい現場だったのですが、なんか整理がつかずなんだか言葉にできない感じがある。でも片桐監督にしか出来ない、ポップで切なくユーモアがあり光のあるコ洒落タ作品にはなるだろう。

どんな風に仕上げるか楽しみです。

片桐健滋監督 コメント

大好きな渋川さんと、ずっとお仕事したかった松本さんと11日間という濃密な現場をご一緒させて頂き、自分の中でも家族というものを掘り下げる機会に恵まれました。

つらい実体験をユーモラスに昇華する原作の雰囲気を大事に撮影しました。

お酒を呑む方も呑まない方も、是非劇場でご賞味いただけると幸いです。

最後に、酒は呑んでものまれるな。
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