「第9回TAMA映画賞」授賞式 (C)モデルプレス

長澤まさみ・満島ひかり・土屋太鳳ら豪華集結 “映画ファン”が表彰する「第9回TAMA映画賞」授賞式

2017.11.18 19:25

18日、東京・多摩市で開催された映画ファンの祭典「第27回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」にて、「第9回TAMA映画賞」授賞式が行われ、各賞受賞者が登壇した。

国内映画賞のトップバッターとして注目を集める同賞は、多摩市及び近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰したもの。

長澤まさみ・満島ひかり・土屋太鳳らに栄誉

長澤まさみ (C)モデルプレス
長澤まさみ (C)モデルプレス
満島ひかり (C)モデルプレス
満島ひかり (C)モデルプレス
最優秀作品賞は『散歩する侵略者』(黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』。

池松壮亮 (C)モデルプレス
池松壮亮 (C)モデルプレス
土屋太鳳 (C)モデルプレス
土屋太鳳 (C)モデルプレス
また、最優秀男優賞を浅野忠信(この日は欠席)と池松壮亮、最優秀女優賞を満島ひかり長澤まさみが受賞。さらに、本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰する最優秀新進男優賞には間宮祥太朗高杉真宙、同じく最優秀新進女優賞に石橋静河土屋太鳳が輝いた。

最優秀主演女優賞を受賞した長澤は「こんなに素敵な賞をいただけて本当に嬉しい気持ちでいっぱいです」と喜び。「本当に励みになり、まだまだこの先お芝居を頑張っていきたいなと思う気持ちが強くなりました」と女優業への邁進を誓った。

最優秀主演女優賞に輝いた満島は、第1回の同映画賞で新進女優賞を受賞。「8回目ともなると色々様子が変わっていて、色々スムーズになっていたりして…(笑)」と茶目っ気たっぷりに当時を回顧。

主演を務めた『海辺の生と死』の舞台である奄美大島は満島の故郷でもあり、「標準語より慣れ親しんだ言葉なので、いつもより少し自分の気持ちに近く演じることができたかもしれない」と思い入れを語った。

また、今年『トリガール!』『PとJK』など引っ張りだこの活躍を見せた土屋は最優秀新進女優賞を受賞。

土屋太鳳(C)モデルプレス
土屋太鳳(C)モデルプレス
家族に見守られる中、涙を浮かべながら「どんな役でも演じきれる女優になりたい」と決意を語った。(modelpress編集部)


受賞作品・受賞者

最優秀作品賞(本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰)
『散歩する侵略者』 (黒沢清監督、及びスタッフ・キャスト一同)
『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(石井裕也監督、及びスタッフ・キャスト一同)

黒沢清監督、長澤まさみ、高杉真宙(C)モデルプレス
黒沢清監督、長澤まさみ、高杉真宙(C)モデルプレス
特別賞(映画ファンを魅了した事象に対し表彰)
湯浅政明監督、及びスタッフ・キャスト一同(『夜は短し歩けよ乙女』『夜明けを告げるルーのうた』)
富田克也監督、及びスタッフ・キャスト一同(『バンコクナイツ』)

最優秀男優賞(本年度最も心に残った男優を表彰)
浅野忠信(『幼な子われらに生まれ』『沈黙 -サイレンス-』『淵に立つ』『新宿スワンII』)
池松壮亮(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『続・深夜食堂』『デスノート Light up the NEW world』『永い言い訳』)

最優秀女優賞(本年度最も心に残った女優を表彰)
満島ひかり(『海辺の生と死』『愚行録』)
長澤まさみ(『散歩する侵略者』『銀魂』『追憶』『金メダル男』)

最優秀新進男優賞(本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰)
間宮祥太朗(『トリガール!』『帝一の國』『劇場版 お前はまだグンマを知らない』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』)
高杉真宙(『逆光の頃』『散歩する侵略者』『トリガール!』『想影(おもかげ)』『ReLIFE リライフ』『PとJK』)

間宮祥太朗(C)モデルプレス
間宮祥太朗(C)モデルプレス
高杉真宙(C)モデルプレス
高杉真宙(C)モデルプレス
最優秀新進女優賞(本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰)
石橋静河(『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKS パークス』『密使と番人』)
土屋太鳳(『トリガール!』『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『金メダル男』)

石橋静河(C)モデルプレス
石橋静河(C)モデルプレス
最優秀新進監督賞(本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰)
菊地健雄監督(『ハローグッバイ』『望郷』)
瀬田なつき監督(『PARKS パークス』)

受賞理由

浅野忠信:その唯一無二の存在感で観客の想像力をかき立て、クリエイティビティあふれる俳優であり続けるだろう。

池松壮亮:緩急自在で豊かな人物造形力は周囲の人物をも輝かせ、観客を心置きなく作品の世界観に誘う魅力に溢れている。

満島ひかり:島の神話的世界と終戦間際の生と死の極みにおける愛を匂い立つように表現して、圧倒的な存在感を観客に与えた。

長澤まさみ:予期せぬ出来事に運命を翻弄されながら寛大で奥深い愛情表現に、磨き上げられた女優としての器の大きさを感じさせた。

間宮祥太朗:真っ直ぐでアグレッシブな役柄を、エネルギッシュ且つ繊細に演じて、観客をスクリーンに釘付けにした。

高杉真宙:過去の自分から脱皮して大人へと一歩踏み出す様を体現し、力強い眼差しや気概によって発せられる逞しさに心を奪われた。

石橋静河:心の揺らぎを繊細に表現して内面から輝きを放ち、確かな存在感は息の長い女優になっていくことを確信させた。

土屋太鳳: どの役にもひたむきに向き合い、あふれる笑顔と抜群の運動神経で演じ切る姿は、観客の心をわしづかみにした。

※映画賞の選考期間:2016年10月~2017年9月に劇場公開された作品が対象。
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. 土屋太鳳、壇上で涙 最優秀新進女優賞、家族見守る前で決意のスピーチ<第9回TAMA映画賞>
    土屋太鳳、壇上で涙 最優秀新進女優賞、家族見守る前で決意のスピーチ<第9回TAMA映画賞>
    モデルプレス
  2. 土屋太鳳、8年前の佐藤健“紳士エピソード”語る 当時の写真も公開
    土屋太鳳、8年前の佐藤健“紳士エピソード”語る 当時の写真も公開
    モデルプレス
  3. “実写化”出演続く土屋太鳳、本音を吐露
    “実写化”出演続く土屋太鳳、本音を吐露
    モデルプレス
  4. 長澤まさみ、裸の高橋一生に抱かれ眠る<嘘を愛する女>
    長澤まさみ、裸の高橋一生に抱かれ眠る<嘘を愛する女>
    モデルプレス
  5. 菅田将暉&土屋太鳳「となりの怪物くん」新キャスト一挙発表<コメント到着>
    菅田将暉&土屋太鳳「となりの怪物くん」新キャスト一挙発表<コメント到着>
    モデルプレス
  6. 土屋太鳳「紅白歌合戦」司会者決定にコメント
    土屋太鳳「紅白歌合戦」司会者決定にコメント
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 山崎賢人主演「キングダム」5作目、スーパーティザー映像公開 吉沢亮の姿も
    山崎賢人主演「キングダム」5作目、スーパーティザー映像公開 吉沢亮の姿も
    モデルプレス
  2. JO1白岩瑠姫、1番人見知りとして名前挙がる 佐藤景瑚「僕もそう思いました」【JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-】
    JO1白岩瑠姫、1番人見知りとして名前挙がる 佐藤景瑚「僕もそう思いました」【JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-】
    モデルプレス
  3. JO1川西拓実、監督から未公開シーン告白 誰も見ていないところで呟き【JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-】
    JO1川西拓実、監督から未公開シーン告白 誰も見ていないところで呟き【JO1 THE MOVIE「未完成」-Bon Voyage-】
    モデルプレス
  4. 田中圭、舞台挨拶中にイジられ「変な汗が出てきました」ワンシーン芝居でハプニング【三谷幸喜「おい、太宰」劇場版】
    田中圭、舞台挨拶中にイジられ「変な汗が出てきました」ワンシーン芝居でハプニング【三谷幸喜「おい、太宰」劇場版】
    モデルプレス
  5. 二宮和也主演「ラーゲリより愛を込めて」地上波放送決定 戦後80年特別放送
    二宮和也主演「ラーゲリより愛を込めて」地上波放送決定 戦後80年特別放送
    モデルプレス
  6. 金ロー「サマーウォーズ」8月1日放送決定 細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」映像も初公開
    金ロー「サマーウォーズ」8月1日放送決定 細田守監督最新作「果てしなきスカーレット」映像も初公開
    モデルプレス
  7. 山崎賢人主演「キングダム」5作目、2026年夏公開決定「金ロー」で本編初公開
    山崎賢人主演「キングダム」5作目、2026年夏公開決定「金ロー」で本編初公開
    モデルプレス
  8. 菜々緒「TOKYO MER」参加への決意「本当はやりたくなかった」「このメンバーじゃなかったら私はオファーを断ってる」過酷撮影に本音
    菜々緒「TOKYO MER」参加への決意「本当はやりたくなかった」「このメンバーじゃなかったら私はオファーを断ってる」過酷撮影に本音
    モデルプレス
  9. 鈴木亮平、“推し変”を懺悔 SixTONESジェシーには「めちゃくちゃ心を打たれました」【TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション】
    鈴木亮平、“推し変”を懺悔 SixTONESジェシーには「めちゃくちゃ心を打たれました」【TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション】
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事