佐藤健“悪役”初挑戦で木梨憲武と対峙 本郷奏多・二階堂ふみ・三吉彩花…映画「いぬやしき」キャスト発表
2017.03.17 10:50
views
2016年末、奥浩哉氏の人気コミック「いぬやしき」が実写映画化(2018年公開)がされることが決定。このたび、メインキャストが明かされた。
「いぬやしき」とは?
奥氏が「GANTZ」のエッセンスを取り込みながらも、リアルな日常と現実には有り得ない非日常が交錯する新たな世界観で描いた同作。2014年から「イブニング」で掲載スタートがし、既刊8巻で200万部を突破した。主人公は家庭では信頼も威厳もない、会社でも出世もない、冴えない初老のサラリーマン・犬屋敷壱郎。謎の事故に巻き込まれた犬屋敷は目が覚めると、見た目は変わらないまま、身体の中が未知の機械で出来たサイボーグになっていた。
犬屋敷はその身体で手に入れた能力を活かし、人助けに自分の存在意義を見出すようになるが、一方では犬屋敷と同じ能力を持った高校生・獅子神皓が、悪事に手を染めていき、やがて自分に敵対する総ての人間を殲滅するため動き出していた。獅子神によって危機的状況に陥ってしまった日本を救うべく、仕事でもプライベートでもうだつの上がらない史上最弱の心優しきヒーロー犬屋敷が立ち上がる。
木梨憲武/役柄&コメント
主人公・犬屋役には『竜馬の妻とその夫と愛人』(2002年公開)以来、16年ぶりに映画主演を務める木梨憲武。実年齢より老けて見える犬屋敷役を演じるに当たり、特殊メイクを施して「おじいちゃんヒーロー」役に挑む。【役柄】
58歳、定年間際の冴えないサラリーマン。実年齢よりも老けて見えるため、娘の友達から「おじいちゃん」と間違えられることもある。謎の事故により、未知の機械で出来た身体となり、その身体の能力を活かして人を助けることに自身の存在意義を見出していく。一見頼りないヒーローだが、暴走した獅子神を止める唯一の能力を持ち、彼に立ちむかっていく。
【コメント】
久しぶりに映画をやらせていただきます。
初めに映画のオファーをいただいた時、『いぬやしき』というタイトルを聞いて、どんな作品なのか全然分からなかったですが、「パパ、『いぬやしき』やるの?やったほうがいいよ!」という原作ファンの僕の子どもたちからの後押しもあり、「やります!」と意気込んでやらせていただくことになりました。
僕の役柄は犬屋敷家のお父さんであり、実年齢より老けているおじいちゃんのような外見のサラリーマンです。そんな男が家族や日本を救うために超人的な能力を使って戦う、という面白くてやりがいのある役なので、演じさせていただくことはすごく光栄です。
今回、撮影の前に海外で全身をスキャニングしたり、CGのシーンでは頭、腕、身体全部に番号のシールを貼った状態で演じたりと、初めての体験ばかりでした。つまり私はCG男優になればいいんだと、そのとき理解し、新しい世界に踏み込んだ気持ちがしました。佐藤健君とクランクイン前に話して、「なんてしっかりした役者なんだ!」と思いました。まさに俳優という感じで、やはり若手のエースですね! 彼との戦いのシーンも楽しみです。
役者・中井貴一さんに『いぬやしき』をやると伝えたところ、「木梨くん、犬の映画やるの?」と言われました。その悔しさをバネに気合を入れて頑張っています。ワンワン。
佐藤健/役柄&コメント
対して、人間を殲滅しようとしていく大量殺人鬼・獅子を演じるのは佐藤健。今作で自身初の悪役となる。【役柄】
犬屋敷と同じく、未知の機械の身体を手にした高校生。自身の驚異的な能力を自覚し、初めは幼馴染の安堂をいじめから助けるために能力を使うが、徐々に悪事に手を染めていき、人の「死」を見ることによって自分の「生」を実感していくようになる。やがて自分に敵対する総ての人間を殲滅するため動き出し、犬屋敷壱郎と衝突する。
【コメント】
初めての悪役です。実年齢とはかけ離れた役ですし、僕が演じてもいいのかという葛藤もありました。しかし、ここまでスケールが大きく、心惹かれるキャラクターを前に、俳優としてこの役を演じたいという気持ちを抑えることができませんでした。お受けしたからには、これまでの役者人生で培ってきたすべてを注ぐ意気込みです。木梨さんはこの世界の大先輩ではありますが、敵役として全力でぶつかっていけたらと思います。
スケールの大きさに驚かされる作品です。獅子神が自分にとっての悪を圧倒的な力で殲滅していくシーンには、爽快感すら覚えました。同じ能力を得たはずの二人が真逆の道を選択し、そしてぶつかる。今後の展開が非常に楽しみです。
ほかキャストも発表
さらに、獅子神の幼馴染であり、犬屋敷と組んで獅子神を止めようとする安堂直行役を本郷奏多、獅子神に好意を抱き、彼に寄り添う女子高生・渡辺しおん役を二階堂ふみ、父を疎ましく思う犬屋敷麻理役を三吉彩花、犬屋敷壱郎の息子・犬屋敷剛史役を福崎那由他、犬屋敷壱郎の妻・万理江役を濱田マリ、獅子神の母・優子役を斉藤由貴、そして獅子神の起こした事件を追う、映画オリジナルキャラクター・萩原刑事を伊勢谷友介ら、個性豊かな俳優陣が集結。作品を盛り上げる。緻密なCGに
監督は『GANTZ』のメガホンをとった佐藤信介氏。今作ではこれまで以上の緻密なCGを作り上げるべく、撮影前にキャストと海外に赴いて、世界に数台しかない機器を使用して全身スキャニングを実施しており、万全の態勢で臨む。スタッフも映画『GANTZ』チームが再集結。3月上旬にクランクインしている。(modelpress編集部)
佐藤信介監督コメント
漫画「いぬやしき」はストーリーの速度が映画を観ている時の感覚と似ていると感じました。映画向きの漫画だと思いましたし、「映像にしたいな」という気持ちになりながら読んでいました。『GANTZ』の経験を活かし、よりパワーアップした作品を作りたいと思います。木梨憲武さんも佐藤健さんも、映画化するうえでベストオブベストのキャスティングになっていると思いますし、いま撮りながらその確信をより強めています。木梨さんは味がある役者で、こちらが望んでいる物以上のものを出してくれますし、佐藤さんも初のピカレスク的な役柄ということで今までに見たことのない表情を見せてくれ、二人ともこの映画にすごく当てはまっています。
日常の細やかさを描きながら、決して日常では見ることのできない空前絶後のバトルと世界観が繰り広げられる、そんな今までに無い映画になると思います。
原作・奥浩哉氏コメント
実写化には素直にワクワクしてます!木梨憲武さんと佐藤健さんの犬屋敷さんと獅子神は漫画では出せない味が加味され、また原作とは違った魅力の作品になることを期待してしまいます!脚本も原作の良さは勿論 邦画のスケールを超えている画面が想像され、とても完成が待ち遠しいです!
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「映画」カテゴリーの最新記事
-
松重豊、遠藤憲一が演じた“孤高のグルメ”善福寺六郎は「遠藤さんに断られたらやらないつもりだったんです」WEBザテレビジョン
-
菅田将暉、“ホヤぼーや”にエール「これから羽ばたいてください」<サンセット・サンライズ>WEBザテレビジョン
-
京本大我、綾野剛の出演作がランクイン! 映画ライターが選ぶ「2024年公開映画ベスト5」【日本映画編】All About
-
坂東龍汰、西野七瀬との共演に驚き「最初にフッと顔が浮かんだ」 監督と役イメージ一致【君の忘れ方】モデルプレス
-
坂東龍汰“母”南果歩からのサプライズに感激 抱擁交わす「南さんのお言葉がなかったら演じきれなかった」【君の忘れ方】モデルプレス
-
坂東龍汰、“母”南果歩からのサプライズの手紙に感極まる「南さんの言葉がなかったら演じきれなかった」<君の忘れ方>WEBザテレビジョン
-
キャプテン・アメリカ×B.LEAGUEプロバスケ選手のスペシャルタッグPVが公開<キャプテン・アメリカ:BNW>WEBザテレビジョン
-
韓国映画「THE WITCH/魔女 -増殖-」見放題独占配信スタート キム・ダミ&シン・シアの主人公像の違いにも注目WEBザテレビジョン
-
鈴木伸之、世代を超えて続く矢島金太郎の魅力を語る「共通点は無いが、憧れる部分は多い」WEBザテレビジョン