「ファーストボイス」ファーストビジュアル(C)2026「ファーストボイス」製作委員会

綾瀬はるか、“赤ボディコン”弁護士役で映画主演 バブル経済絶頂期のハラスメント巡る裁判描く【ファーストボイス ー私たちの逆転裁判ー】

2026.06.02 07:00

女優の綾瀬はるかが主演を務める映画『ファーストボイス ー私たちの逆転裁判ー』が、2026年10月2日に全国公開されることが決定。この度、特報映像とファーストビジュアルが解禁された。

  

綾瀬はるか、お人好しで型破りな弁護士役に

ディスコでミラーボールが煌めき、日本が好景気に沸いたバブル経済絶頂期の1989年。女性は結婚までの“腰掛け”として働く存在だと、多くの人が思い込んでいた時代。日本で初めて「ハラスメント」が“事件”となった裁判を1つのきっかけに国は法を改正し、社会の“常識”とルールは大きく転換していった。この度、その背景で、新たな未来を切り開こうと挑み、声を上げることを諦めなかった型破りな弁護士たちの実話に着想を得た物語を映画化する。

主演は、国民的俳優・綾瀬。2026年は本作を含め『人はなぜラブレターを書くのか』(4月17日公開)、『箱の中の羊』(5月29日公開)に続き主演映画3本が公開となる。本作ではお金にならない案件ばかり引き受けてしまうお人好しでありながら、信念を胸に立ち上がる弁護士・朝日道子役を熱演。これまでの2作品とはまた異なる、人間味と愛嬌、そして力強さを兼ね備えた“誰もが好きにならずにはいられない主人公”を、圧巻の演技力で魅力たっぷりに演じている。

ファーストサマーウイカ&松本穂香、メインキャストで出演

「ファーストボイス」メインキャスト(C)2026「ファーストボイス」製作委員会
そんな朝日に依頼を持ち込む、本作のキーパーソンとなる上原恵役を演じるのは、近年はNHK大河ドラマ『光る君へ』(2024年)で鮮烈な印象を残したほか、『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜CAPITAL CRISIS』(2026年)など話題作への出演が続き、俳優として目覚ましい躍進を遂げているファーストサマーウイカ。本作では、上司から執拗な嫌がらせを受け、大好きだった仕事まで奪われながらも、理不尽に抗おうとする女性・上原恵を全身全霊の演技で鮮やかに映し出している。

朝日の弁護士事務所で働く新人弁護士・藤野栞役を演じるのは、TBS日曜劇場『この世界の片隅に』(2018年)、月9ドラマ『嘘解きレトリック』(2024年)などで主演を務めたほか、NHK連続テレビ小説『ブラッサム』(2026年)への出演を控え、シリアスからコメディまで自在に演じ分ける確かな表現力で、唯一無二の存在感を放つ松本穂香。本作では、朝日に尊敬を抱きながらも、自身の実力を過信し時にぶつかる“意識高め”の若者であり、野心と未熟さの狭間で揺れ動くキャラクターをリアルに演じ上げている。

メガホンをとるのは、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年)や『老後の資金がありません!』(2021年)、『九十歳。何がめでたい』(2024年)など、数々のヒット作を世に送り出してきた名手・前田哲氏。鋭い社会的テーマとエンターテインメントを鮮やかに融合させてきた前田監督が、本作でも今なお課題が残り続ける「ハラスメント」という社会的な難題を、観る者の心をスカッとさせる痛快なエンターテインメントへと昇華させる。

今回解禁されたファーストビジュアルで映し出される、弁護士のファッションとは到底思えない赤のボディコンに身を包んだ朝日演じる綾瀬の姿は印象的だ。特報映像では、この姿で弁論に挑もうとする姿も映し出されるが、100%負けると言われた裁判で、果たして“日本初”の勝訴をつかみとることはできるのか。お人好し、忖度なしの型破りな弁護士が100%負けると言われた前代未聞の裁判にどう挑むのか。(modelpress編集部)

綾瀬はるか(朝日道子役)コメント

作品や役を通して、明日が少し明るくなったり、元気や勇気を届けられたらといつも思っています。「ファーストボイス」の脚本を読んだ時も、同じことを思いました。そして、実話に着想を得た物語と聞いて、多くの方に届けたいと思いました。物語の中で共に闘うことになるファーストサマーウイカさんは、ご自身の意志や考えをしっかり持った方で、役柄とも重なる魅力を感じました。女性キャストの皆さんも個性的で、とてもパワーを感じました。前田監督は、いつも周りに気を配りながら冗談を言って現場を和ませてくださるのですが、それで役者同士の会話が弾み出すと、今度は「はい、撮影しますよー!」と現場を引っ張ってくださる、とてもパワフルな方でした。温かさとエネルギーにあふれた現場だったと思います。「ファーストボイス」は、これまで当たり前とされてきた常識に疑問を投げかけ、自分の声を信じて行動した人たちの物語です。この作品が、ご覧になる皆さんに、一歩前に進む勇気や力を届けられたら嬉しいです。

ファーストサマーウイカ(上原恵役)コメント

自分が生まれた1990年頃は、まだこんな価値観だったのかと、脚本を読んで改めて驚きました。撮影前から裁判の傍聴へ行ったり、関係者からお話を伺って、彼女達の「最初の声」を元に生まれたこの物語にリスペクトを持って挑みました。綾瀬さん、松本さん、ほか素晴らしいキャストの皆さんとご一緒に、前田組に再び参加できたことが、とても光栄です。ネットもスマホもない時代に、彼女達が社会を、人の心をどうやって動かしたのか。価値観が日々変わり続ける今だからこそ、いろんな世代に観ていただきたい映画です。風景やファッション、細部に至る時代の作り込みにもご注目いただきたいので、ぜひ大きなスクリーンで!

松本穂香(藤野栞役)コメント

今回わたしは、綾瀬はるかさん演じる朝日先生の元で働く新人弁護士・藤野栞を演じました。朝日先生の考え方、生き様はたくさんの方に響くものがあると思います。いろんな色があっていい、いろんな形があっていい。男や女である前に私たちは1人の人間であり、その尊厳は守られるべきだと、この映画を観た1人1人が改めて個人を大切に思うきっかけになれば幸いです。

前田哲(監督)コメント

時代に漂う空気に、ワクワクドキドキする心動き弾むようなことがどんどん少なくなってきていたのですが、綾瀬はるかさんとの映画作りはワクワクドキドキする刺激的な撮影になりました。共演のファーストサマーウイカさんと松本穂香さんと最強最高のチームワークで、観客の皆さんに元気と勇気を届ける映画に仕上がったと感じています。最初に声を上げることはとてもとても勇気がいります。社会のノイズにかき消されてしまうその小さな声を聴き逃さない、聴く耳を持ち行動することはさらなる勇気とエネルギーがいると思います。小さな声を聴き逃さず共に闘った人たちの物語に、ご期待ください。

三輪祐見子、坂野かおり、有重陽一(プロデューサー)コメント

私たちがこの映画のモチーフとなる実話に出会ったのは2018年のことです。「ハラスメント」という言葉が日本社会に定着する背景に、これほどまでに熱い人間ドラマがあったことに強く興味を惹かれました。当時の“世間の常識”という巨大な壁を相手に、未来のために起こした前例なき裁判。いま私たちがこうして働けているのは、道を切り拓いてくれた先人たちのお陰だという深い感謝が、映画化への大きな原動力となっています。前田哲監督のもと、人の痛みに寄り添う包容力と、周囲を優しく照らす明るさを持つ主人公を人間味豊かに演じてくださった綾瀬はるかさん。傷つきながらも前に進もうとする女性の強さと脆さを体現したファーストサマーウイカさん、現代の観客に近い視点から心の変化を繊細に映し出した松本穂香さんという、この3人にしか生み出せない物語が完成しました。自分1人の力は小さく、とるに足りないものに思える瞬間があるかもしれません。しかし、あの時代に声を上げた人たちがいたから、今がある。そして今、声を上げる人たちが、未来を作る。その連鎖をスクリーンで感じていただけたら幸いです。

ストーリー

ディスコでミラーボールが煌めき、日本が好景気に沸いた1989年。寝ぐせ頭で法廷に駆け込む日々を送り、お金にならない案件ばかりを受けてしまうお人好しの弁護士・朝日道子(綾瀬)。そんな彼女のもとに、職場で理不尽な嫌がらせを受け、大好きな仕事をも奪われたとして、会社と上司を相手に提訴をしたいという女性・恵(ファーストサマーウイカ)が訪れる。しかし、それは誰も戦ったことのない前例なき「ハラスメント」を巡る裁判。新人弁護士の栞(松本穂香)は「勝ち目がない」と反対するが、朝日は「この裁判は必ず未来に繋がる」と立ち上がる。彼女たちの前に立ちはだかるのは、“常識”という巨大な壁。それでも踏み出した勇気ある一歩と最初の一声“ファーストボイス”が、日本社会を揺り動かしていく。

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