「少年と犬」本ポスタービジュアル(C)2025 映画「少年と犬」製作委員会

SEKAI NO OWARI「少年と犬」主題歌に決定 Fukase友人との共作曲・高橋文哉&西野七瀬も絶賛

2025.01.23 04:00

4人組バンドSEKAI NO OWARIが、俳優の高橋文哉と西野七瀬がW主演を務める映画『少年と犬』(3月20日公開)の主題歌を務めることが決定。併せて、最新予告映像と本ポスタービジュアルが解禁された。

  

SEKAI NO OWARI「少年と犬」主題歌に決定

SEKAI NO OWARI(提供写真)
今回、多聞が起こした奇跡の物語を彩る主題歌にSEKAI NO OWARIが決定。2025年にデビュー15周年を迎え、記念すべきアニバーサリーイヤーの始まりとして発表されるのが本映画の主題歌「琥珀」となる。「琥珀」は、ピアノ、弦とオーボエの演奏で構成されたシンプルなアレンジの中に優しくも力強いメロディと歌詞が響き、聞く人に様々な感情を想起させる楽曲となっている。

また、主題歌のオファーを引き受けた際、Fukaseの頭に浮かんだ一つの曲があった。それはSEKAI NO OWARIの活動以前からFukaseの友人であり、新世界リチウムのベーシストでもあった千葉龍太郎さんがFukaseに聴かせていた楽曲。その後、千葉さんは事故で他界され、その曲は未完成となっていた。今回SEKAI NO OWARIは、Fukaseの友人が残したそのメロディに新たなメロディを加えて、歌詞を書き、「琥珀」を完成させた。

この主題歌について、Fukaseは「この曲は僕の友人との共作です。10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました。多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです」とコメントを寄せた。

高橋文哉&西野七瀬、主題歌「琥珀」を絶賛

「少年と犬」メインビジュアル(C)2025 映画「少年と犬」製作委員会
主演を務める高橋と西野からもコメントが到着。楽曲を聴いて、高橋は「学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差しているような不思議な感覚でした。映画館で皆さんに今作を観ていただいて、『琥珀』がかかった時に歌詞が脳につきささる体験を、ぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです」と喜びと共に想いを語った。

西野も「SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています」と絶賛した。

そして、プロデューサーの平野隆氏も「『琥珀』を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。美羽(西野)が和正(高橋)を想う気持ちと、Fukaseさんが千葉龍太郎さんを想う気持ちが重なり深く胸に刺さりました。映画と主題歌で “貴方の心に溶けている消せないもの“ を感じて頂ければと思います」とコメントを寄せた。

「少年と犬」最新予告&本ポスタービジュアル

震災で職を失い犯罪に手を染めてしまった和正と、罪を犯し秘密を抱えて生きる美羽、人生に希望を失っていた2人が、「多聞」と出会ったことで“まっとうに生きよう”と必死にもがいている様子を主題歌の「琥珀」が温かく包み込む予告映像が完成した。さまざまな人との出会い、そして別れを繰り返しながらもたった1人の大切な人にめがけて突き進む「多聞」の奇跡の物語に感動を予感させる。

そして、さらに先日解禁となった新キャストも登場する本ポスタービジュアルも完成。それぞれの想いが交錯する憂いを帯びた表情に加え、犬の「多聞」が長い旅路に向かう決意の姿が感じられる。

高橋文哉&西野七瀬W主演「少年と犬」

ノワール小説の旗手として日本の文学界の先頭を走り続ける馳星周氏が2020年に発表、第163回直木賞を受賞し、現在までに累計発行部数50万部を突破している名作『少年と犬』(文春文庫)。様々な背景を抱えた人々と犬の多聞の触れ合いを描いた6つのエピソードを綴った短編連作小説であり、大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨ってきた1匹の犬“多聞”が、西の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流を描く。映画では、原作の複数のエピソードにオリジナル要素を加える。

メガホンを取るのは、骨太な社会派ドラマから恋愛物語まで幅広いジャンルで、繊細で丁寧な演出に定評がある人間ドラマの名手・瀬々敬久監督。企画・プロデュースには平野隆氏、脚本は林民夫氏が務める。公開から4か月のロングランで、観客動員数200万人、興行収入26.7億円を記録した『ラーゲリより愛を込めて』(22)で日本中を感動に包み込んだ最強チームが再集結。また高橋と西野に加え、斎藤工、宮内ひとみ、柄本明、伊原六花、伊藤健太郎らが出演する。(modelpress編集部)

Fukaseコメント

この曲は僕の友人との共作です。10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました。多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです。

高橋文哉コメント

学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差するような不思議な感覚でした。「グラスの泡みたいに消えたように見えてもそこに残り続けてる」というワンフレーズが特に胸にささりました。今作品で犬の多聞と関わっていくいろいろな人の心情や、僕が演じた和正の心情にも凄くリンクしている部分があります。映画館で皆さんに今作を観ていただいて『琥珀』がかかった時に、歌詞が脳につきささる体験をぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです。

西野七瀬コメント

SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています。私が演じた美羽の想いとも重なる歌詞だと感じたのですが、映画を観て書き下ろしてくださっているからこその特別感に嬉しくなりました。

プロデューサー:平野隆氏コメント

「琥珀」を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。美羽(西野七瀬)が和正(高橋文哉)を想う気持ちと、Fukaseさんが千葉龍太郎さんを想う気持ちが重なり深く胸に刺さりました。そして自分の胸の中にいる大切な人も思い出しました。映画と主題歌で“貴方の心に溶けている消せないもの”を感じて頂ければと思います。

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