生田斗真が予言的中 観客への“気遣い”見せる<渇水>
2023.06.02 19:55
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俳優の生田斗真が2日、都内で行われた映画「渇水」初日舞台挨拶に、共演の門脇麦、磯村勇斗、山崎七海(※崎は正式には「たつさき」)、柚穂、企画プロデュースの白石和彌氏、メガホンを取った高橋正弥監督(※高は正式には「はしごだか」)とともに登壇。予言が的中し謝罪する場面があった。
生田斗真主演「渇水」
1990年、第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた林満による「渇水」を、映画監督・白石和彌の初プロデュースにより刊行から30年の時を経て映画化。水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回る業者に就く水道局員の主人公・岩切俊作が、心の渇きにもがきながらも“生の希望”を取り戻していくという難しい役どころを生田が体現し、人と人の関係が希薄になってしまった現代社会に、真の絆とは何かを問いかけ、観る者を生への希望で照らし出す珠玉のヒューマンドラマとなっている。
生田斗真、雨男パワー発揮で予言的中
本作の撮影時は雨の日が多く、5月11日に行われた完成披露試写会当日も雨に見舞われたため、共演者から雨男疑惑を向けられた生田は「雨男パワーがゴリゴリ勝っちゃって申し訳ない」と謝罪し、「公開するの6月2日?雨降るぞ!気をつけろ!」と注意喚起していたが、生田の予言は的中し、この日は関東も警報級の大雨になった。そして、ステージに登壇した生田は「大変な天候の中、わざわざ足を運んでいただき感謝しております。みなさまが映画をご覧になっている間にすごく雨が降って、外は滑りやすくなっていると思いますので、気をつけて帰ってほしいと思います」と観客を気遣い、「天候がどうあれ、今日がどんな日であれ、初日というのはすごく嬉しくて、何度迎えてもいいものだなと思っております。初日に来てくださったみなさまのお力をお借りして、この映画をたくさんの方に届けていきたいと思っております」と挨拶した。
生田斗真、カンヌ最優秀男優賞の役所広司から刺激
また、台湾と6月9日から開催される上海国際映画祭での上映が決まっている本作そこで海外の観客に見てもらうことについて聞かれた生田は「国を越えて、我々が一生懸命作った作品がたくさんの方に届けられるというのはすごく嬉しいなと思っておりますし、先輩の役所(広司)さんも(カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を)受賞されましたけど、かっこよかったよね」と磯村に声をかけ、磯村が「すごく励みになりました」と吐露。すると、生田は「憧れますね。我々も頑張っていかないとと思いました」と言葉に力を込めた。
最後に、マスコミ向けにフォトセッションが行われたが、撮影の準備をしている際、生田と磯村がひそひそ話をして大笑いし、生田はマイクを通さず観客に向け「めっちゃ緑(笑)」と磯村の衣装をイジリ、これに磯村は夏を先取りしたことを明かしつつ苦笑いを浮かべた。
なお、同舞台挨拶に登壇予定だった尾野真千子は、天候不良の影響で欠席となった。(modelpress編集部)
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