伊藤英明・中谷美紀・宮沢氷魚ら、木村拓哉主演「THE LEGEND & BUTTERFLY」出演決定<コメント>
2022.09.02 06:00
俳優の伊藤英明、中谷美紀、宮沢氷魚、市川染五郎、北大路欣也が、木村拓哉が主演、綾瀬はるかがヒロインを務める映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』(2023年1月27日公開)に出演することが明らかとなった。
木村拓哉×綾瀬はるか「THE LEGEND & BUTTERFLY」
主人公、織田信長役を演じるのは、時代劇初出演となったテレビドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』(98/TBS)以来25年ぶりに信長役を務める木村。信長の正室、濃姫には木村と3度目の共演で初の夫婦役となる綾瀬が扮する。政略結婚という最悪の出会いから始まった信長と濃姫の2人は、いかにして真の夫婦となり、共に天下統一へと向かって行ったのか?魔王と呼ばれながらも時に悩み苦しむ信長をひとりの人間として描き、その側で支え続けた濃姫との知られざる物語を描いた感動作となっている。
2人の生涯を今まで描かれることのなかった新たな目線で体現しようと脚本を手掛けたのは、『コンフィデンスマンJP』シリーズなどで知られ、23年のNHK大河ドラマ『どうする家康』の脚本も務める古沢良太。監督には『るろうに剣心』シリーズで世界を驚愕させ、アクションエンターテインメントの金字塔を打ち立てた大友啓史が立ち、他の日本映画とは一線を画すハリウッド級の映像スケールで、既存の作品を超越する圧倒的なエンターテインメントの世界を生み出す。
伊藤英明・中谷美紀ら、主演級の豪華俳優陣が出演決定
濃姫(綾瀬)の侍従・福富平太郎貞家には伊藤、濃姫の筆頭侍女・各務野を中谷、美濃の戦国大名で濃姫の父親・斎藤道三には北大路がそれぞれ扮し、主演級の豪華俳優陣が綾瀬濃姫の脇を固めている。織田家の家臣でありながら本能寺で謀反を起こした明智光秀には宮沢、そして織田家家臣・森可成の息子で信長の側近中の側近・森蘭丸には時代劇映画初出演となる市川が扮し、フレッシュなキャストが木村信長を支える形となる。戦国時代を駆け抜けた人物たちが大友組の現場でどのような彩りを放つのか、新たなレジェンドの誕生に期待が集まる。
伊藤英明・中谷美紀、役どころを語る
主人公信長に木村が、そして大友監督がメガホンを取ることで、「台本以上のものが必ず出来上がると楽しみだった」と話す伊藤は自身の役どころ、貞家を演じるにあたって「現場で貞家が“生きている”という感覚を持ち、楽しみながら参加した」と振り返る。「濃姫への愛情を胸に秘め、可愛くて仕方がない、お転婆ぶりまでもが愛おしいという気持ちで演じた」と話す中谷は、大友監督から次のような演出をつけられたと明かしている。「各務野はある種、濃姫が憧れるような存在であってほしい、各務野と濃姫、2人が得られる幸せの違いを際立たせてほしい、と。そこも大事に演じた」と話しており、各務野の細やかな心象や機微を表現できたのは、『白洲次郎』(2008年)で大友監督と作品を作り上げた、互いの信頼関係があってこそだと言えるだろう。
宮沢氷魚、時代劇初出演にプレッシャー「本当に頑張らなければ」
本作が時代劇初出演の宮沢はオファーを受けて大いに喜んだという。「でもすぐ“本当に頑張らなければ”というプレッシャーが一気に襲ってきたのを覚えている」と当時を振り返る。クォーターである自身の容姿などから時代劇へのオファーは思ってもみなかったようで、脚本を読み込み、過去の映像作品も観るなどして自分なりに明智光秀を勉強、その結果「あえて自分にしか出せない明智を演じてみようという思いに至った。不思議な雰囲気をまとっている、自分自身とシンクロした、自分にしかできないミステリアスな明智を作り上げた」と話しており、宮沢が演じる新たな明智像にも注目だ。
市川染五郎、木村拓哉から殺陣の指導「気迫に圧倒された」
歌舞伎界の新世代スターである市川は本作で時代劇映画初挑戦。台本を読み「殿のため、忠義を尽くして生き抜いた蘭丸の姿を純粋にかっこいいと思い、自分で演じてみたいと思って」本作のオファーを受けたという。信長の側近中の側近という役柄から、木村との共演シーンが多く、「クランクインした日から信長の後ろに炎が燃え盛るような気迫に圧倒された」と明かす。その木村が殺陣の稽古で染五郎に刀の持ち方などのアドバイスもしたという。「所作が歌舞伎と違う部分も多く難しいこともありましたが、殺陣では今回ちゃんと刀を合わせることができて、歌舞伎とはまた違った実戦感が楽しかったです」と歌舞伎との違いまでをも楽しんだ様子だった。
北大路欣也、唯一無二の斎藤道三を演じる
またこれまで数々の時代劇に出演し、多くの役柄を演じてきた北大路は「斎藤道三と織田信長、その運命の出逢いから道三の中で奮い立つ夢と希望、そしてその願いを濃姫に託したいという想い。そういった想いを意識してこの役を演じ、まさに男が男に惚れた、道三の一面を表現しました」と今回の役柄への想いをコメントし、迫力のある、唯一無二の斎藤道三を演じ上げた。本作の全貌は2023年1月に明らかに。完成予定は今年秋を予定している。(modelpress編集部)
伊藤英明/福富平太郎貞家(ふくずみへいたろうさだいえ)役
役どころ:濃姫の侍従。斎藤道三に仕え、その娘の濃が織田信長に嫁いだ際、共に織田家へと入った。コメント:東映70周年記念作品であり、主演の信長役が木村拓哉さん、さらに大友監督が信長の生きた時代を撮るということで、台本以上のものが必ず出来上がるだろうと楽しみでした。内容としては信長と濃姫夫婦の純愛ストーリーですが、いち歴史ファン、信長ファンとしては、どういう解釈で一つの作品になっていくのか、その過程を見たくて出番がない日でも現場に顔を出していました。
私が演じた貞家は、濃姫の目付け役、お守役という役どころです。自分の中で役の中に通る筋のようなものを見つけて、演じるというよりは、現場で貞家が「生きている」という感覚を持ち楽しみながら参加させていただきました。完成した映像を観るのが待ち遠しいです。
中谷美紀/各務野(かがみの)役
役どころ:濃姫の筆頭侍女。濃が幼い頃より姫を見守り支えてきた。コメント:各務野は綾瀬さん演じる濃姫にお仕えする立場なので、濃姫への愛情を胸に秘めていて、彼女が可愛くて仕方がない、言うことを聞かないお転婆ぶりまでもが愛おしいという気持ちで演じていました。また、以前ご一緒させていただいたこともある大友監督から、ある種、濃姫が憧れるような存在であってほしいとのご要望がありました。
信長の正室の濃姫は、その立場のためささやかな日常を楽しむゆとり、普通の幸せを感じることが許されていない。各務野と濃姫、2人が得られる幸せの違いを際立たせてほしいというご依頼で、その点も大事に演じています。壮大なスケールの作品で、この中に存在させていただいただけで本当に贅沢なことだなと思い、幸せでした。
宮沢氷魚/明智光秀(あけちみつひで)役
役どころ:織田家の家臣で織田五大将の一人。信長より信頼され、低い身分から一国一城の主に出世したと言われる。史実では本能寺で謀反を起こし、わずか10日余りの天下を取ったとされる人物。コメント:オファーをいただいたときは大変嬉しかったですが、すぐ「本当に頑張らなければ」というプレッシャーが一気に襲ってきたのを覚えています。自分がクォーターで、髪や目の色が茶色だったり、身長が184cmあったりもするので、そもそも時代劇に出られると思っていなかったので、脚本を読み込み、過去の映像作品を観て、自分なりに明智光秀についてリサーチや勉強をしました。
そしてあえて自分にしか出せない明智を演じてみようという思いに至りました。ただ立っているだけなのに、何を考えているのだろうと感じるような不思議な雰囲気をまとっている、自分自身とシンクロした、自分にしかできないミステリアスな明智を作り上げてきたつもりです。
市川染五郎/森蘭丸(もりらんまる)役
役どころ:織田家家臣、森可成の息子で織田信長の側近中の側近。13歳の頃より信長の小姓として仕え始め、その上品で堂々としたふるまいは、織田信長の近習として、織田家の家臣団や敵にも認められていった。コメント:台本を読み、殿のため忠義を尽くして生き抜いた蘭丸の姿を純粋にかっこいいと思い、自分で演じてみたいと、お話を受けさせていただきました。木村さんとの共演シーンが多く、クランクインした日から信長の、後ろに炎が燃え盛るような気迫に圧倒されましたが、木村さんは殺陣の稽古を見てくださり、刀の持ち方のアドバイスもしていただいて勉強になりました。所作が歌舞伎と違う部分も多く難しいこともありましたが、殺陣では今回ちゃんと刀を合わせることができて、歌舞伎とはまた違った実戦感が楽しかったです。
殿のために生きている蘭丸なので、殿が命令する前にすでに対応しているような頭の回転の早さが見えればいいなと思い意識して演じました。
北大路欣也/斎藤道三(さいとうどうさん)役
役どころ:美濃の戦国大名で濃姫の父親。典型的な下克上の体現者とされ、美濃のマムシという渾名でも知られている。コメント:戦国という滾る時代の中で、激しく美しく熱く燃える男と女の紡ぎ合い、ハラハラドキドキ興奮と感動の内に脚本を読み切りました。斎藤道三と織田信長、その運命の出逢いから道三の中で奮い立つ夢と希望、そしてその願いを濃姫に託したいという想い。そういった想いを意識してこの役を演じ、まさに男が男に惚れた、道三の一面を表現しました。自然体で受け止めて下さった、スタッフの皆様に感謝しています。
1956年(昭和31年)映画『父子鷹』でデビューさせて戴いて以来66年、先人の方々が築き上げてこられた大きな山を、今も登り続けています。『東映70周年記念』と冠がついたこの作品に出演出来た事の喜びを嚙み締めております。
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