亀田誠治氏、菅田将暉、小松菜奈(提供写真)

菅田将暉「そんなの初めてだった」母親から「トイレで嗚咽止まんない」<糸>

2020.08.15 16:01

映画「糸」(8月21日公開)でW主演を務める俳優・菅田将暉と女優・小松菜奈が15日、公開直前スペシャル企画となるオンラインイベントに参加。菅田が映画を観た母親の反応を明かした。

  
中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにした今作にかけ、全国から「糸」の歌うまチャンピオンを決定する同イベント。2人のほか、映画音楽を担当した亀田誠治も参加した。

菅田将暉・小松菜奈、お互いの芝居に感動

出来上がった映画を観た感想を聞かれた菅田は「感無量でした。全員に当てはまるテーマじゃないですか。我々人間の道筋を、天から見られているような構成。いつ誰と出会うか分からないし、それがどんな意味をなすかも分からない。でも生きていくんだという、悲しいものと幸せなもののバランスが絶妙で。映画にするにあたって、もしかしたらハッピーなことだけを切り取ってもいい。でもこの映画には悲しい涙がたくさん入っていて、そういうところがぐっと来ましたね」とコメント。

小松は「撮影自体も2つの物語で進んでいくので、漣(菅田)の話の方は見ていなかったので、そっちを見て涙が止まらなかったです。向こうのお芝居を見るとすごく心が洗われる部分があったり。でも本当に生きるのって大変なんだなと。それぞれ大変なこともあって、でも楽しいこともあって、いろんなめぐり合わせがあって、苦しいときも輝きもあって、壮大というか」と話し、菅田も「その悩みながら生きていくのがいいよね」とうなずいた。

さらに菅田は「小松さん側のシーンも知らないから、全く同意見なんですよ。あんなにかっこいい涙あります?」と、お互いのシーンを見て感動したことを明かしていた。

菅田将暉、母親が感動の嗚咽

小松菜奈、菅田将暉(C)2020映画『糸』製作委員会
また菅田は「うちのオカンが先行上映観に行ってくれて」と報告する場面も。「『トイレで嗚咽止まんないなう』って来ました。必死に状況を伝えてくれたわけです」と明かし、共演者も笑顔に。

菅田は「嬉しかった。そんなの言われたの初めてだったので。(自身が出演する映画は)ハードな映画も多いので。この映画は優しい映画でもあるので、そこはよかった」と喜んだ。

菅田将暉、カラオケオーディションでアーティストの顔

菅田将暉、小松菜奈(提供写真)
そしてイベントでは3月より開始したカラオケオーディションの最終審査を菅田・小松・亀田立ち合いのもと実施。全国から集まった“歌うまライバー(ライブ配信者)”たちによる激戦を制し、3次審査(最終)まで勝ち残った6人のファイナリストが、その自慢の歌声を披露した。

菅田は、エントリーナンバー4番の加藤梨奈さん資料を見て「『炭水化物を食べたあとだと喉が絡んで歌いにくい』というのがめっちゃ分かる」とアーティスト目線でコメント。自身も炭水化物は「レコーディングの前とかは食べないようにしてます」と明かし、加藤さんが「脂っこいものじゃないと喉の通りが…」と言うと「唐揚げとかね」と更に共感していた。

亀田氏も「唐揚げ定番ですよね」とアーティストの中ではあるあるだと明かしたが、小松は「胃もたれしちゃいそう」と驚き。菅田は小松に関し「(声が)枯れにくいかもね。お芝居とかも」と分析していた。

グランプリはU-keyさんに決定

視聴者・スタッフの投票結果により、生えあるグランプリはエントリーナンバー6番、バンドボーカルとしても活動するU-keyさんに決定。亀田氏は「全ハートが投入された歌だったと思いました。エモーショナルな部分がピッタリハマってた気がして」と評価していた。

参加者たちへ菅田は「嬉しかったです。温かい人たちが集まってきてくれたのだなという気がして、映画のパワーでもあると思うし、みなさんのおかげだなと」と感謝し、小松は「生で聞きたかったなと…。もったいないなと思いましたけど、画面上でも一人ひとりの素敵な『糸』が胸に残りました」と思いを語った。

菅田将暉&小松菜奈W主演映画「糸」

名曲「糸」に着想を得た今作は、平成元年に生まれた2人が出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を描く、壮大な愛の物語。菅田と小松が平成元年に生まれた主人公の男女を演じ、榮倉奈々、斎藤工、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙らキャストが豪華共演を果たす。(modelpress編集部)
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