佐藤浩市・石田ゆり子・西島秀俊ら豪華キャスト集結 映画「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」制作決定
2019.11.06 07:00
作家・秦建日子氏の最新作「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」(河出文庫刊)を映画化することが決定し、佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼らキャスト陣が発表された。公開は、2020年冬を予定している。
「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」映画化
2016年に発売された小説「And so this is Xmas」を映画化するにあたって、より作品の世界観を伝える本タイトルへと一新。このたび文庫化もされることも決定した。ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされた同作の舞台は、クリスマス・イブの東京。突如勃発した連続爆破テロ事件でパニックに陥る日本、そして事件へと巻き込まれていく登場人物たちの様々な思惑が交錯する、複数の視点で展開されるノンストップ・クライムサスペンスを描く。
連続爆破テロ事件を描く
メガホンを取るのは、「SP 警視庁警備部警護課第四係」(CX/2007 年)の演出を手掛け、劇場版2作品『SP THE MOTION PICTURE 野望篇』(2010年)・『SP THE MOTION PICTURE 革命篇』(2011年)の監督を務めた波多野貴文氏。連続爆破テロ事件という未曾有の大事件を描く上で、“現実に起こり得るかも知れない”というリアリティに満ちた衝撃を与えながらも、刻一刻と危機へと誘う展開、次第に浮上する登場人物たちの“疑惑”、そして予測不能の結末と、娯楽性の高いサスペンス要素を満載に、誰もが幸せな時を想い待ち望むきらびやかな「クリスマス」の世界観の中、壮大なスケールで送る。
主演は佐藤浩市 豪華キャスト集結
主演を務めるのは、第40回日本アカデミー賞で自身2度目となる最優秀主演男優賞を受賞した映画『64-ロクヨン-前編』(2016年)や、映画『記憶にございません!』(2019年)、映画『楽園』(2019年)、映画『Fukushima50』(2020年公開予定)をはじめ、名立たる作品に多数出演し人々の記憶に残る名演技を披露し続ける名優・佐藤。そして、TVドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS・2016年)で女優として新たな魅力を披露し話題を集め、 近年も映画『記憶にございません!』(2019年)、 映画『マチネの終わりに』(2019年)など、コメディからシリアスまで幅広い演技を魅せる演技派女優・石田。
さらには、「チーム・バチスタ」シリーズ(CX/2010年~・劇場版2014年)や、TVドラマ「ダブルフェイス」(TBS/2012年)、「MOZU」シリーズ(TBS・2014年/劇場版2015年)など数多くのサスペンス作品に出演し、サスペンス・コメディ・ラブストーリーと様々なジャンルの話題作へと出演を続け、海外での活躍もめざましい西島が参戦。
このほかにも、中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼らが名を連ねる。
10月28日にクランクインを向かえ、東京都内を中心に撮影中。物語のメインとなる渋谷の街を再現した巨大オープンセットを栃木県足利市に設営し、約1万人ものエキストラを動員した大規模な撮影へと臨む。なお、クランクアップは12月下旬を予定。(modelpress編集部)
佐藤浩市コメント
戯曲を映像化する面白さと難しさがある作品です。エンターテイメント作品としての高揚感をキープしつつ,喉元にはある異物感を感じて貰う。そんな作品にするために波多野監督以下スタッフキャストで撮了まで走りたいと思います。石田ゆり子コメント
一年で一番幸せな空気に包まれるクリスマスの夜。その日にもし、東京でテロが起きたら。登場人物の様々な視点で描かれる予測不能な展開に、 私はこの作品に込められた人とのつながりと愛について深く考えさせられました。初めてご一緒する波多野監督、佐藤浩市さんをはじめとする共演者の皆さんとともにこの作品に込められたメッセージを一人でも多くの方に届けることができたらと思います。
西島秀俊コメント
波多野組の参加は本作で2度目になりますが、前作とは全く違った世界観でとても楽しみです。監督ならではの娯楽性の高さとスケール感に今から期待を膨らませています。クリスマスで賑わう街並みが、一瞬にして緊張と不安に包まれてしまう。その大掛かりなフィクションの世界に、観客の皆様と深く入り込んでいきたいと思っています。
監督:波多野貴文コメント
平和を生きる日本。テロは海の向こう側の話。あなたの正義は何ですか?ジョン・レノンの名曲にインスパイアされたこの原作が放つメッセージ性の強いサスペンスを映像化するにあたり、今を生きる人の様々な視点を通して、事件のインパクトを日常というリアリティを保ちながら表現しつつ壮大なエンターテインメントとして描きます。日本に注目が集まる2020年。クリスマス。鐘の音と共にこの事件の本質を見届けて頂けたらと思います。原作:秦建日子コメント
小説『And so this is Xmas』の映画化が決定したというお知らせをいただき、心から嬉しく思っております。それも『アンフェア』でご一緒した佐藤浩市さん、連続ドラマで何度もご一緒した西島秀俊さんを始め、素晴らしいキャスト・スタッフが集結してくれたと聞き、原作者冥利に尽きる思いです。小説から映画になるにあたり、いくつか設定が変わったりストーリーラインが変わったりということはあるようですが、そこは映画製作チームを信頼して、私は原作者チェックなどの口出しは一切しておりません。完成した映画を、映画館のスクリーンで、まっさらの状態で、大勢のお客様と一緒にドキドキハラハラしながら楽しめる日が、今からとても楽しみです。企画プロデューサー:阿比留 一彦、紀伊宗之コメント
もし、東京でテロが起きたら…。不安を煽るわけでは決してありませんが、起こりえない事、考えもしない事を想像することが、この作品の製作に繋がっています。作品のテーマとして家族や仲間、恋人など、普遍的な関係性を大事にしていきたいことはもちろん、今の日本には<声なき声>サイレント・マジョリティーが世論をつくっていると感じられる空気があり、その人たちが自分たちの思いを伝える機会が増えるきっかけにこの作品がなればと思っております。また「サイレント・トーキョー」というタイトルは、東京が<サイレント>一瞬の静寂に包まれるという意味を込めました。テロを起こしたのは誰だ。テロに巻き込まれたのは誰だ。テロを止めるのは誰だ。一連の事件に対して、登場人物たちがどのように巻き込まれていくかをじっくり観て頂きたいです。群像劇であり、テロを起こす側の動機にも踏み込んで描いた、メッセージ性の強い作品でもありますが、当初から思い描いていた豪華キャストが揃いましたので、期待して頂ければと思います。
【Not Sponsored 記事】