木村拓哉&二宮和也、初2ショット登壇・熱いハグに4000人熱狂 二宮は「一緒に写真を撮りたい」互いへの思い語る<検察側の罪人>
2018.08.06 19:41
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6日、都内にて映画『検察側の罪人』(8月24日公開)の完成披露試写会・上映前舞台あいさつが行われ、主演の木村拓哉、二宮和也をはじめ、吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人、音尾琢真、芦名星、原田眞人監督が登壇した。
木村拓哉&二宮和也、熱いハグで4000人熱狂
木村と二宮の初共演で大きな話題を集めている本作。イベントでは、木村演じるエリート検事・最上の「正義」のイメージカラー“赤”、二宮演じる若手検事・沖野の「正義」のイメージカラー“白”の紅白2つに仕分けられたカーペットから、初めて二人が同時に公の場に登場した。互いのカラーカーペットから“一線を越える”瞬間には、木村から二宮へ手を差し伸べて固い握手を交わし、そのままハグ。4000人が集結した会場は、赤と白のサイリウムで染まり、割れんばかりの歓声が沸き起こった。木村拓哉&二宮和也、初共演で「頼りがいのある後輩」「トップを走り続ける木村拓哉という人と一緒に作品を」
冒頭のあいさつで木村は「昨日、おとといと食糧を手渡ししてきましたが、今日は作品をみなさんに手渡しできて本当に嬉しく思います」と西日本豪雨で被害を受けた広島県呉市を訪れたことについて触れ、会場は大きな拍手。続く二宮は、「先輩とこうして一緒に並んでステージに立てるというのは本当に貴重。みなさん写真を撮りたいでしょうけど僕が一番撮りたいです」と木村との2ショット実現に喜びをあらわにして会場の笑いを誘った。初共演にして対立しあうという役柄を演じた2人。木村は、「皆さんの前でもマイクが入ってなくても、カメラの前でなくてもどこでも胸を張って言えることなんですが、これほど一緒に作業していて信頼できる共演者はめずらしいし、本当に頼りがいのある後輩」と二宮への信頼を滲ませ、二宮は隣で噛みしめるように耳を傾けていた。そして木村が肩に手を回して引き寄せると、二宮は笑みをこぼしてピースサイン。会場からは一際大きな歓声が飛び交っていた。
木村の言葉に「いい人生ですよね~」と感激の表情を浮かべた二宮は、「真面目な話ですけど、僕は平成という時代でずっとトップで走り続けてきた木村拓哉という人と、一度いっしょに作品を作りたいとずっと思っていて、それが平成の最後の最後に滑り込めたと思っている」と木村に抱いてきた思いを語り、「それだけで恵まれているのに、こういうお言葉までいただけて……感謝ですっ!」と語って会場の拍手をあびた。
木村拓哉×二宮和也「検察側の罪人」
原作は「犯人に告ぐ」の雫井脩介氏が発表した2013年の同名小説。東京地検を舞台に、ある殺人事件をめぐり2人の検事が対立する傑作ミステリーで、時効、冤罪、そして司法制度への考察とともに「正義とは何か?」という深遠なるテーマをも描き出し、雫井ミステリーの最高傑作と評価が高い作品。イベントでは木村と二宮がアイコンタクトを取り合ったり、マイクを通さず談笑したりするたびに黄色い歓声が飛び交う熱狂ぶりだったが、二宮は「楽しいのはここまで。ズシンとくる作品を楽しんでください」と観客に呼びかけ、木村も「ニノも言ったように、楽しかったなという気持ちは本編が始まったと同時に消え去ると思います。考えさせられる時間が多いと思いますが、最後までしっかり受け止めてもらいたい」と作品をアピールした。(modelpress編集部)
「検察側の罪人」ストーリー
ある殺人事件を巡り、2人の検事の対立を描く。都内で発生した殺人事件。犯人は不明。事件を担当する検察官は、東京地検刑事部のエリート検事・最上と、刑事部に配属されてきた駆け出しの検事・沖野。最上は複数いる容疑者の中から、一人の男に狙いを定め、執拗に追い詰めていく。その男・松倉は、過去に時効を迎えてしまった未解決殺人事件の最重要容疑者であった人物だ。最上を師と仰ぐ沖野は、容疑者に自白させるべく取り調べに力を入れるのだが、松倉は犯行を否認し続け、一向に手応えが得られない。やがて沖野は、最上の捜査方針に疑問を持ち始める…。「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか…?」。互いの正義を賭けて対立する2人の検事。彼らの戦いに、待受けていた決着とは――。
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