岡田将生に小声で「気持ち悪…」 女優陣から散々に言われる<伊藤くん A to E>
2017.11.21 19:48
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俳優の岡田将生、女優の木村文乃がW主演を務める映画『伊藤くん A to E』(2018年1月12日公開)の完成披露試写会が21日、都内にて開催され、岡田、木村、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、中村倫也、田中圭、廣木隆一監督が登壇した。
“痛男”岡田将生、けちょんけちょんにされる
同作は、容姿端麗だが、自意識過剰で無神経すぎる【痛男】伊藤誠二郎(岡田)と、彼に人生を振り回される高級カバン販売員、フリーター、タルト店の店員、大学院生、脚本家の【A~E】の5人の女性たちの物語。超モンスター級【痛男】の伊藤に振り回されどんな心境だったか、と司会に聞かれた女優陣は、「すごく嫌な気持ちになりました」(佐々木)、「圧迫感がすごかった」(志田)、「関わりたくないですね」(池田)、「傷つきました」(夏帆)、と恨み節のオンパレード。
最後に木村から「『この野郎!』って思ってましたよ」と睨まれると、恐縮した岡田はどんどんと小さくなり、会場は笑いに包まれた。
そんな岡田は「テストでカットがかかると、皆さんすごい小さい声で『…気持ち悪っ』って言うんですよ」と撮影中も本気で嫌がられていたことを述懐。「それが悲しくて、でも『伊藤くんだから、俺じゃないから!』って思ってました」と嘆いた。
“クズ”を連呼
岡田は、オファーを受けたときの心境を「こういう役を望んでいたので、良いタイミングで、ラッキーと思った」と振り返り、これまでやったことのない役を演じたい願望があったため、ぴったりのオファーだったことを告白。さらに、「こんなにクズでアホなやつとこの夏を過ごせたのですごく気持ちよかったです。伊藤くんと出会うことによって、5人の女性が成長していく話なので、伊藤のクズさが過激なほどうまい方向に向くと思って」と続け、“クズ”を連呼したため、池田から「“クズ”って言う度にライターさんたちが真面目に打ち込み始めるから(笑)」とツッコミを入れられていた。
また、田中は伊藤に振り回された女性陣をどう思ったか聞かれ、「一生懸命で可愛らしかったですよ」とフォローしつつも、「結果、皆クズです」とコメント。「今日圭さんそれしか言ってない(笑)」と苦笑した中村も、「皆可愛かった、ちっちゃい嘘ついていて」と同じく褒めた後に、「皆クズです」と繰り返し、笑いを誘っていた。
映画「伊藤くん A to E」
同作は2014年本屋大賞にランクインした「ランチのアッコちゃん」をはじめ、あらゆる世代の女性から熱い支持を受ける作家・柚木麻子が、2013年に発表し、自身初の直木三十五賞候補作となった会心の恋愛小説を廣木監督が実写映画化。落ち目の脚本家で、【A~D】の恋愛相談を利用し、再起をかけて新たなドラマの脚本を書き始める【E】矢崎莉桜役を演じる木村のほか、【A】「ぞんざいに扱われる女」高級カバン販売員・島原智美役を佐々木、【B】「自分の殻に閉じこもる女」フリーター・野瀬修子役を志田、【C】「愛されたい女」タルト店の店員・相田聡子役を池田、【D】「高学歴の鉄壁女」相田聡子の親友で大学院生・神保実希役を夏帆がそれぞれ演じ、莉桜のかつてのパートナーで、【A~D】4人の恋愛相談をネタにしたドラマ企画をけしかけるプロデューサー・田村伸也役を田中、莉桜の大学の後輩で、今や彼女の存在を脅かす売れっ子若手脚本家・クズケンこと久住健太郎役を中村が演じる。
なお、映画公開に先駆け、MBS/TBSドラマイズム枠にて連続ドラマ版が放送された。
男性陣が華麗にエスコート
イベントでは、女たちの【毒】を赤裸々に描いた本作のストーリーにちなみ、美しい女優陣が【毒のある花】と一緒に登場。【A】佐々木は赤ガーベラ(悲しみ)、【B】志田は黄色いカーネーション(軽蔑)、【C】池田は黄色いバラ(嫉妬)、【D】夏帆は白いバラ(純潔)、【E】木村はピンクのユリ(虚栄心)をそれぞれ持ち、客席にプレゼント。降壇時には岡田が自然に木村の手を取りエスコートすると、田中は佐々木を、中村は志田をそれぞれひざまずきエスコートし、観客からは黄色い声援が飛んでいた。(modelpress編集部)
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