『ばけばけ』ヘブンの英語のセリフ、聞き覚えが… “あの名曲”を思い出す人が続出「頭の中で流れます」
3日放送の朝ドラ『ばけばけ』で、ヘブン(トミー・バストウ)がトキ(髙石あかり)に伝えた言葉が、あの昭和の名曲を思い出すと話題に。言葉に込められた意図を考察する人も。

3日放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、ヘブン(トミー・バストウ)がトキ(髙石あかり)に告げた言葉が、Xで視聴者の話題に。あの“名曲”を思い出すとして反響を呼んでいる。
【今回の投稿】ヘブンの言葉にトキはショックを受ける
「私はただの、通りすがりの異人」
寒さで体調を崩したヘブンをトキが看病するも、松江の寒波が続いていることもあり、なかなか回復しない。
そんな折、トキに一目ぼれしていた松江中学の生徒・小谷(下川恭平)がヘブンを見舞いに訪れる。小谷と話をするうちに、トキは亡き傳(堤真一)を看病していたときのことを思い出す。
そんなトキにヘブンは、ふすま越しに英語で言葉を伝え、小谷に訳すように言う。ヘブンの言葉は「たとえ死んでも悲しまないでください。私はただの、通りすがりのただの異人です」というもので、トキはショックを受ける。
「思い出しちゃったよ」「歌詞のような」
ヘブンのこのセリフに、Xでは「異邦人の歌詞のような」「頭の中で『異邦人』が流れますよ」「異邦人の歌詞思い出しちゃったよ」「あのセリフの後『異邦人か...』『異邦人やな...』と言ってた」「異邦人が頭の中で流れ出した人どのくらいいるんだろう...」と反応する人が続出した。
「異邦人−シルクロードのテーマ−」は、1979年(昭54)にリリースした久保田早紀(現・久米小百合)のデビューシングル。民族楽器などを用いたエキゾチックな曲調で、CMソングとして使用されて人気を博し、144万枚を売り上げるヒットに。数多くのミュージシャンがカバーするなど、現在まで歌われる名曲として知られている。
曲のなかには、「あなたにとって私 ただの通りすがり ちょっと振り向いてみただけの異邦人」という歌詞がある。
視聴者のなかには「ギリシャに生まれたが、父母の離婚、養い親の大叔母の破産から、渡米してオハイオ、ニューオリンズと移り住み、心惹かれて日本へ。帰る場所を失い、どこへ行っても『異邦人』なのよね」とヘブンのモデル、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の生い立ちに思いをはせる人もみられた。
髙石本人も反応
ヘブンの「通りすがり」の言葉にショックを受けたトキは、さらに大寒波がきた松江を訪れたことに、ヘブンが「ツイていない」と言ったことにも動揺。メジロの“チェア”の世話をしながら、「少しは縮まっちょる思っちょったけど...」とつぶやく。
この展開に、髙石本人が公式Xで「...通りすがり...」とポスト。
視聴者も「ヘブン先生の優しさだと思うけど、おトキは突き放されたように思っちゃうんだろうな」「決してもうヘブン先生のことは『ただの通りすがりの人』ではないんだよね」「ヘブン先生と心が通じ始めていると感じたのは勘違いだったのかもとわかりやすく動揺するトキに胸が苦しくなった」「トキが、この心痛の理由に気づくのはもう少し先ですかね...」といったコメントも見受けられた。
ヘブンのイラ立ちの理由は...
一方、ヘブンも自分の見舞いに来たはずの小谷が帰らず、長々とトキと話していることにイラ立ち、起き上がってやって来ると「ワタシ、ヤマイ アナタ、ミマイ」と小谷を帰らせる。
「ヘブン先生は小谷と楽しそうにしてるのを聞いてなんだかイライラ」「ヘブン先生、春夫くんにヤキモチかな...」「ヘブン先生、体調悪くて機嫌悪かったのか、聞いてて嫉妬?」「ヘブン先生がパッと出て帰りなさいは、女中シジミサンにちょっかいは駄目という、雇用主としての線引きかなあ...」と胸中を考察する人もみられた。
距離が縮まったかと思えばそうでもないのがとてももどかしい。ヘブン先生の回復と、2人の距離が近づくのを見守りたいところだ。
執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
【今回の投稿】ヘブンの言葉にトキはショックを受ける
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)
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