元デサント社長 飯田洋三さんを悼む 2度の危機、再建に力尽くす

元デサント代表取締役社長の飯田洋三さんが7月7日に92歳で亡くなった。伊藤忠商事の岡藤正広代表取締役会長CEO(最高経営責任者)が発起人となり、9月28日に帝国ホテル東京でお別れの会が行われた。同会委員長は小関秀一デサント社長が務めた。
34年徳島県生まれ。同志社大学商学部で経営学の第一人者、岡村正人教授に師事する。58年3月に卒業後、同年4月に伊藤忠商事に入社。80年輸入繊維部長、84年衣料本部長代行。
85年に「マンシングウェア」の在庫過多から経営危機が表面化したデサントの常務(86年から代表取締役副社長)に就き、立て直しに辣腕(らつわん)を振るう。3年で赤字を解消させ、社長就任(94年)後の96年度には再び売上高1000億円企業へとよみがえらせた。
ところが98年には売上高の約4割にあたる400億円を占め、営業利益の約半分を稼いでいた「アディダス」とのライセンス契約が終了。希望退職者の募集や生産の削減、物流拠点の東西集約、組織改革など大手術を断行したほか、商標権取得ブランドを含む自社ブランドの強化に取り組み、〝アディダス・ショック〟からの克服を図った。社長職を4期8年務めたのち、02年6月に相談役になり、04年に退任した。
アディダス社との契約終了に関する会見(97年11月)で語った「ライセンスビジネスは非情かつ冷徹」という言葉はあまりに有名だ。関わるブランドに愛着が出てくるとライセンシーであっても自社のものと錯覚しがちだが、実は「ブランドホルダーのほうが圧倒的に強く、相手が契約終了と言えば抵抗のすべがない」。だからこそ、『ブランドは借り物ではなく自分で育てよ』との警鐘は、デサントのみならず他社にも重く受け止められ、ファッション業界全体が商標権取得やオリジナルブランド強化の流れを加速させる契機になった。
(杉江潤平)
関連記事
「その他」カテゴリーの最新記事
-
踊る「真下正義」放送→発見ほぼ不可能な脇役が→現TV出まくり185cm俳優 爆発物処理班にいる ENDに名前なし 月9悪役&別班デイリースポーツ芸能 -
初戦ゴールの塩貝、松木がベンチ外 小久保玲央ブライアン、鎌田大地らが先発 ベネズエラ戦はウルグアイ戦から10人大胆入れ替えデイリースポーツ -
矢口アサミさん急逝 事務所社長も「言葉になりません」 13日に神輿担ぎ元気な笑顔見せたばかり…「たまごっち!」声優、海外ドラマの吹き替えもデイリースポーツ芸能 -
何が違う?男性が「本命の女性」にだけ見せる行動5つ恋学 -
右肩コンディション不良から1軍合流の巨人・山崎「また投げられることを力に変えて頑張りたい」デイリースポーツ -
気付かない男性が意外と多い…! 女性が見せる「好意があるサイン」9つ恋学 -
横審は横綱豊昇龍への決議協議せず「ケガを治して戻ってほしい」優勝の大の里を称賛【大相撲】デイリースポーツ -
今すぐ関係を断って!一緒に居ると不幸になる人の特徴9つ恋学 -
「結婚前に本性がわかってよかった」お泊まりデートで事件発生。彼氏の【モラハラ発言】に、痺れを切らした主人公が『まさかの決断』を...!?Ray