生き残りを賭けた超刺激的ラブサバイバル・スリラー。映画『マッチング TRUE LOVE』で内田英治監督が“恋リア”を舞台にした理由とは?
9月25日に全国公開される『マッチング TRUE LOVE』より、監督・内田英治さんが“恋リア”を舞台にした理由を語るコラムが公開されました。
■待望の続編にして“完全新章”。生き残りを賭けた超刺激的ラブサバイバル・スリラー
主演に土屋太鳳さん、共演に佐久間大介さんを迎え、監督・内田英治さんが再びタッグを組む映画『マッチング TRUE LOVE』。マッチングアプリでの出会いが日常となった現代を舞台に、カジュアルな出会いの裏に潜む恐怖を描き出した前作『マッチング』は、動員67万3,000人を突破する異例のヒットとなりました。
その続編となる本作は、舞台をマッチングアプリから南の島での〈マッチングツアー〉へと大きくスケールアップ! 土屋太鳳さんはアプリ婚連続殺人事件で家族や友人を失った主人公・輪花(りんか)を演じ、佐久間大介さんは輪花の前から突然姿を消す恋人の吐夢(とむ)として、前作に引き続き物語に深く関わっていきます。
また、本作から参加する新キャストとして、韓国出身の俳優・クァク・ドンヨンさん、豊嶋花さん、倉悠貴さんも決定。クァクさんは韓国から出会いを求めて来日した会社経営者、イ・ソンイル役を、豊嶋さんは前作で殺害された輪花の親友・尚美の妹で、喪失を抱えながらも新たな出会いに一歩踏み出そうとする女子大生、伊藤愛羅役を、倉さんはアプリ婚連続殺人事件に異様な執着を見せる芸大生、野村安蘭役を演じます。
さらに、南の島で行われる<マッチングツアー>に参加するキャストには輪花の同僚で、今回のマッチングツアーの責任者・佐々木万由子役に根矢涼香さん。恋愛恐怖症のクールな女性経営者・氷室瑠璃役に冨手麻妙さん。恋愛一直線の肉体派トレーナー・天野由太郎役に塚田僚一さん。実家が太い呉服屋のお嬢様・松橋梨絵役に瀧七海さん。すべてを手に入れたはずのエリートドクター・一条克彦役に濱正悟さん。条件重視のエステティシャン・日向ゆら役に加藤史帆さん。恋に奥手な清純派の箱入り娘・高田綾子役に花瀬琴音さん。ノリだけで生きる炎上系配信者・清水海斗役を伊島空さんが演じます。
それぞれが理想の相手を求めて集まった男女たち。しかし、南の島という逃げ場のない密室空間で、人間模様が複雑に絡み合い、物語は予想だにしない方向へと加速していきます。
■なぜ今、“恋リア”なのか? 内田監督が考える恋リアの面白さ
マッチングアプリで出会いを探し、SNSで自らの恋愛を発信し、恋愛リアリティーショーで第三者の恋模様を覗く。スマートフォンや配信サービスの普及によって、恋愛を取り巻く環境は大きく変化してきました。
2024年に公開された映画『マッチング』では、現代の出会いのツールである“マッチングアプリ”を題材に、「実際に起こるかもしれない」というリアリティを軸に、アプリをきっかけに始まる男女の出会いと、その裏側に潜む恐怖を描きました。
メガホンをとった内田英治監督は、前作について「架空の物語として実生活と切り離されるのではなく、観客自身の実体験や現実の不安とリンクさせられたことに、手応えを感じています」と、”マッチングアプリ“という身近な存在を通して、誰もが抱えるかもしれない不安や恐怖を描いたからこそ、物語を決して他人事ではないものとして届けることができたのではないかと振り返ります。
そして続編となる『マッチング TRUE LOVE』で内田監督が新たに着目したのが、恋愛そのものがコンテンツとして届けられる「恋愛リアリティーショー」でした。
恋リアを舞台にした理由について内田監督は、「前作で、マッチングアプリによって起こるトラブルはほぼ描き切った感覚がありました。そこで今回は、実際にいま行われているマッチングツアーという題材を取り上げ、そこに恋愛リアリティーショー、いわゆる“恋リア”の要素を加えました。どちらも現代を反映しているものだと思います」と、コメント。
さらに、恋愛リアリティーショーでは、参加者たちの恋模様がカメラを通して視聴者に届けられますが、視聴者はその恋を応援するだけでなく、画面越しに出演者の言動を観察し、ときには評価やジャッジをします。内田監督が恋リアに興味を持ったきっかけも、そこに映し出される人間の感情や心理だったといいます。
内田監督は、恋リアを見ている人々の心理について、「最初は、共感なのかなと思っていました。恋が成就してよかったね、うまくいかなくて悲しいね、というように感情移入したいから見ているのだろうと。ただ、考えていくうちに、もう少し意地悪な気持ちで見ている部分もあるのではないかと思うようになりました」と、当初は「共感」が大きいのではないかと考えていたといいますが、「トラブルが起きたり、参加者の性格の悪さが見えたり、恋愛がうまくいかなかったりしたときのほうが、場が盛り上がる。人間の弱さや欠陥が見えた瞬間に、視聴者はより強く反応するのではないかと思ったんです」と、恋愛リアリティーショーの中に、現代人の歪みが反映されていると独自に分析しました。そして、この恋愛リアリティーショーの中で生まれる嫉妬やすれ違い、欲望、そして人間の弱さは、本作の物語を動かす大きな要素となっていきます。
■内田監督が考える「真実の愛」とは──?
そして、本作が最終的に突きつけるのが、“真実の愛”とは何なのかという問いです。
本作では、<真実の愛を証明できなければ死>という衝撃的な設定が物語の大きな鍵となり、マッチングツアーの参加者たちをはじめ、主人公の輪花(土屋太鳳)は恋人の吐夢(佐久間大介)に対し、<真実の愛>を極限まで突き詰めていきます。
内田監督は、自身が考える<真実の愛>について、「僕は、『真実の愛』とは心のつながりだと思っています」と語ります。さらに、恋愛については、「そもそも恋愛という概念は、人間に本能として備わっているというより、文化や社会のなかで形づくられてきたものだと思っています」と独自の考えを明かします。
この考え方は、本作における輪花と吐夢の関係にもつながっていますが、監督はそんな二人に対し、「吐夢はもっと原始的な、人が人を求める本能で生きている人物。一方で、輪花は現代的な、いまどきの恋愛観を持つ女性。そのふたりのギャップが、今回の物語で露わになっていきます。輪花と吐夢にとって、文化のなかで作られた恋愛と、人間の本能として備わっている愛のどちらが重要なのか。輪花の決断を通して、そこを考えてもらえたらと思っています」とコメント。現代的な恋愛観を持つ輪花と、より原始的な「人が人を求める本能」で生きる吐夢。二人の関係性は、単なる男女の恋愛を超えて、「恋愛」と「愛」の違いを浮かび上がらせていきます。
マッチングアプリ、マッチングツアー、そして恋愛リアリティーショー。前作からさらに現代的な題材へと踏み込みながら、『マッチング TRUE LOVE』が描くのは、単なる男女の恋愛の行方だけではありません。人はなぜ誰かを好きになるのか、何をもって「真実の愛」と呼ぶのか、そして、その愛が“本物”であることを、私たちはどのように確かめるのか……。
“真実の愛”を証明できなければ死――。極限の状況に置かれた輪花と吐夢が最後に選ぶものとは?
映画『マッチング TRUE LOVE』は、現代の恋愛を取り巻くさまざまな要素を通して、私たちが当たり前のように使っている「恋愛」や「愛」という言葉の意味を、改めて問いかける作品となっています。
■作品概要
『マッチング TRUE LOVE』
9月25日(金)全国公開
©2026『マッチングTL』製作委員会
公式サイト:https://movies.kadokawa.co.jp/matching/
(マイナビウーマン編集部)
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