メンズニット「ジム・コンテクスト」、海外で新規卸先拡大 ポップな大人のアメカジ

メンズニット専業、ジム(東京)の次世代向けユニセックスブランド「ジム・コンテクスト」は24年1月からフランス・パリのショールームで展示会を継続し、毎シーズン海外の卸先を広げている。既存卸先では韓国や米国からの反応が良く、中国などで新規も増えている。22年秋冬にスタートした同ブランドは全てのアイテムを日本の技術によるニット(編み地)でポップに表現する点が評価されている。
(大竹清臣)
26年秋冬は「ローカルシュール」をテーマに、ポップなアメカジ要素を残しつつ、今までよりもダークなイメージで大人がタイムレスに着られるスタイルを提案した。
クラシックなグレンチェックのハリスツイードをニットで表現したトレンチコートやジャケットをはじめ、フェアアイル柄の一部にリング状の糸をパイル編みにして、一つひとつに起毛をかけることで経年変化したようなセーター、古着のファーマーズジャケットをモチーフにかぎ針編みで文字や絵柄を付けたコーデュロイの表情をニットで再現したブルゾンなどを出す。

27年春夏は架空の楽園をテーマに、南国の動植物などを各アイテムに取り入れた。かぎ針編みのサルの人形(取り外し可)が付く刺繡入りTシャツをはじめ、スパンコール刺繍やラメ糸によるトロピカルモチーフの柄を全面に施したブルゾン、竹の皮で製作された工芸品をイメージした7本の糸を使用した複雑な編み地のカーディガンやショーツなどを提案する。

今回初の「ディスカバード」との協業では、ジム・コンテクストの定番、デニムニットシリーズを「再構築」をテーマに、細部のこだわりまで職人技で再現したGジャンやパンツ、メトロハットを作った。表と裏をシングルジャカードで交互に編み込むことで綾織り組織を表現したニットと布帛の中間的な生地を使い、胸ポケットの赤タグや腰元のパッチをかぎ針編みで再現した。また新進ブランド「アワシズ」との協業では、刺繍や編み地のパッチワークのほかユーズド加工したミリタリージャケットのキルトライナーなどを出す。

なお、ブランドの入り口になるようなカットソーアイテムやアクセサリーなども充実する。トーテムポールや架空の歴史的資料のグラフィックなどをプリントしたTシャツやかぎ針編みによる可愛いモンスターをデザインしたニット帽、3Dプリンターで作ったキーホルダーやネックレスなども販売する。
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