経験する価値のある、人生最後の浮気【隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-第7話・最終話】

経験する価値のある、人生最後の浮気【隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-第7話・最終話】

2026.01.06 17:10

※このコラムでは『隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-』最終話までのネタバレを含みます。

11月9日から放送中のABEMAの人気恋愛リアリティーショー『隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-』。12月21日に第7話、そして最終話となる第8話が28日に放送された。『隣の恋は青く見える』、略して“隣恋”では、それぞれに事情を抱えて破局の危機を迎えつつある6組のカップルが、シーズン最長となる20日間の「浮気公認共同生活」を送る。

気持ちが固まっている人も、そうではない人も、元恋人と復縁するのか、他の誰かに告白するのか、はたまた一人で日常生活に戻るのかを選択しなくてはいけない。新しい出会いは、運命の歯車を狂わせる。その瞬間は、とてもつらいかもしれないけれど……だからこそ私たちは、また前に進める。浮気公認の共同生活は、涙でいっぱいの感動回に。

■他に気になる人がいても、元恋人を抱きしめるべき?

復縁デートのラッシュが続いた第7話。新しい出会いや、匂わせ投稿でモヤモヤする時間も多いであろう中、慣れ親しんだ元恋人と過ごす時間は、きっと安心感があるだろう。

だけど、その安心感だけで本当に前に進んでいっていいのか。自分が今本当に求めているものとは、なんなのか。この共同生活は、元恋人との関係に向き合う中で、自分とも向き合わなくてはいけない時間だったのだと思う。

未練の気持ちが確信に変わったサヤカ(34)は、ダイシロウ(30)との復縁デートに向かう。大好きな彼に会った瞬間、涙を流してしまったサヤカにも、ダイシロウは優しい。しかし優しさは、時に人を傷つける。

一瞬だけでもダイシロウに恋をしてしまったアイラ(22)も、ダイシロウの思わせぶりにも感じられる優しさには、傷ついた瞬間もあっただろう。復縁デート中、ラブラブな恋人同士に見える瞬間もあった二人だけど、ダイシロウははっきりと「レイナに好意がある」と伝える。

他の誰かが気になっていても、目の前にいる元恋人がかわいい、というのがダイシロウの気持ちなのだろう。分かってはいても、胸が痛い。こういう時は、優しくするのが正解なのか、答えが出るまで冷たくするのが正解なのか。

反面、サヤカはこれまでの自分に非があることを認めて「何かしてほしいというよりも、とにかくそばにいてほしいと思った」と告白した。結婚したい、もっと時間を割いて欲しい、何歳までに結婚したいという自分の欲よりも、彼が隣にいてくれることが大切だと気が付くことができた。

ここに来なければ得られなかったかもしれない成長があったことは、とてもすてきなこと。この先どんな未来が待っていたとしても、そう感じることができた視野の広さや、相手を思い遣った気持ちは消えない。自分の才能、長所として今後の恋愛にも生きていくはずだ。

今回は、本シーズン2組目の復縁カップルも誕生した。同棲生活でのマンネリ感が不破を生んでいたミチル(29)とジュンナ(26)。お互いシェアハウスでは料理担当で、お母さん役としてメンバーたちから慕われていた。

一緒に生活をし始めると、自分のためにオシャレしている相手を見る瞬間が減って、家でダラダラしている様子ばかりが目についてしまうこともある。二人にとっては、他の人と接している相手を見ることで、お互いのいいところに改めて目を向けることができたようだ。

復縁デートでも、お互いに手作りの料理やスイーツを持ち寄る姿は、まさにベストなカップリングにも見えた。それに、お互いがお互いを想像しながら料理したことが分かる発言もあり、愛を感じた。「ミチルが誰よりも優しいと思った」とジュンナ。「君のその仕草が好き」とミチル。ロマンチックな会話も、二人らしさの一部だった。

「もう絶対に離したくない」と、まさにプロポーズのようなミチルの言葉でシェアハウスを仲良く去っていった二人。マンネリ化していたカップルが共同生活をきっかけに結婚に踏み切れるのだとしたら、隣恋という企画は、悩みがちな私たちの人生に必要な刺激といえるのかもしれない。

■浮気という強硬手段が私たちに与えてくれるもの

隣の恋は青く見える……それは、カップルたちの関係を見直すための生活。男女の関係を見直すことは、思うよりずっと難しい。大人になった私たちは、なかなか自分の考えを見直すことも、曲げることもできない。関係がカップルでも夫婦でも関係ない、もしかしたら片思いだとしても、自分の恋愛の癖や、思い込みを見直すことは難しい。

相手のタイミングを考えずに、結婚を迫ってしまう。相手の気持ちを考えず、浮気をしてしまう。それを「アレ? 大丈夫かな?」と考えるきっかけすらなかったりする。仲の良い友達に突っ込んでもらっても、ほとんどの人が「私と彼のことだから」と考えて、また問題を自分基準に戻してしまうものだ。

隣恋の環境は、何度見ても日常生活ではありえないものなのだけれど、このくらいの“人生でも大きな衝撃”があって初めて、本気で変わろうと思えるのだろう。

最後の日、イーストサイドチームに届いたのは、アキヨシ(28)からの手紙。そしてウエストサイドチームに届いたのは、タカマサ(31)からの手紙と、サヤカからの手紙だった。

登場当時「筋肉」のイメージしかなかったタカマサ。浮気性が原因での離婚経験など、懸念事項はあるものの、意中のサヤカへの接し方はずっと柔らかく、好感も持てる。しかし、おしゃれなデート場所を知っていることも、サヤカにとっては「遊んでるんだろうな」という不安要素も残してしまうようだ。

サヤカのダイシロウへの想いを聞いて、実質振られたようなカタチとなったタカマサ。それすらも「サヤカの成長」としてポジティブに考えてくれるのも、タカマサならではの良さ。浮気性さえ治れば……レイナにも、そんな想いがあったのかもしれない。

一方、久しぶりのタカマサとのデートでも、待ち合わせで自分からボディタッチしにいったレイナ。ダイシロウとの関係を通して「タカマサに嫉妬心を持ってほしい」という思いも大きかったのだろう。今までにはなかった、自分が浮気してみるという暴挙で、タカマサがこれまでの行いを反省できたのなら、ここでの生活は、二人にとって大切な経験となっただろう。

元恋人・シュウト(23)に対してもはっきり想いを伝え、ダイシロウ、アキヨシと気になる異性には自分からアプローチしていったアイラは、アキヨシからの手紙をもらってゴールインすることができた。恋愛はなかなか上手くいかなかったシュウトも、ここでの悔しさ、想いの伝わらなさは、きっと今後の恋愛のバネになるはずだ。

そして、サヤカからの告白を断ったダイシロウ。二人ともそれぞれに、ここに来なければ得られない気づきを得ることができた。結婚だけがカップルの目指すべきゴールではないということに気づけたサヤカと、これまでの関係に終止符を打つという答えを出せたダイシロウ。

メンバーにとって、ここでの生活は決断と選択の連続だっただろう。今回は復縁カップル3組、新カップルが1組生まれた。

■新しい人との関わりを、浮気と呼ぶとしたら

今回は生活の中で「モテるメンバー」「モテなかったメンバー」の差も如実に表れるシーズンとなった。いくら新しい出会いを増やしたところで、自分にとっての大きな欠点に向き合えない限り、どんな人にも見抜かれてしまうものなのかもしれない。

男女の関係も、自分の悪いクセも、見直すことは難しい。だからこそ、恋愛には大きな価値がある。恋をすれば、傷つくこともある。言ったつもりのことが伝わっていなかったり、自分とは価値観も考え方も違う人と、意見をすり合わせたり……恋愛以外の人間関係で、ここまで濃く誰かと向き合うことはほとんどないだろう。

他者との向き合いでしか、見えてこないこともたくさんある。日常生活を過ごしている私たちも、誰かと恋愛しながらも、新しい誰かと出会い続けていくことになる。その出会いや、人付き合いにどれだけ向き合えるかで、人としてどう成長できるかが変わっていくと思う。

諦めずに恋をすること、人と話すことで、私たちは前に進むことができる。隣恋でいう“浮気”は、もしかしたら私たちの生活の中でも、必要なことなのかもしれない。誰かとの関係を諦めないためにも、新しい出会いにも目を向けながら、相手の良さや自分の悪いところにも、向き合うきっかけを作っていこう。

隣の恋は青く見える-Chapter TOKYO-

<無料見逃し配信>

第1話URL:https://abema.tv/video/episode/90-1512_s50_p1

第2話URL:https://abema.tv/video/episode/90-1512_s50_p2

第3話URL:https://abema.tv/video/episode/90-1512_s50_p3

番組トップページ:https://abema.tv/video/title/90-1512

2025年11月9日から毎週日曜夜21:00より配信中

(ミクニシオリ)

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