＜ウマ娘シンデレラグレイ＞怪物vs最強の大一番、勝負はゴール前400mで次週に「ここで終わるのかああ！」と視聴者大絶叫

2025.06.26 10:00

アニメ「ウマ娘シンデレラグレイ」(毎週日曜昼4:30-5:00、TBS系ほか／ABEMA・ディズニープラス・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第12話「天皇賞(秋)」が6月22日に放送された。ついに出走になった秋の天皇賞。“怪物”オグリキャップ(CV.高柳知葉)と“最強”タマモクロス(CV.大空直美)の初対決となった大一番に、「興奮がやまない」「見ているこっちが息切れする」などの視聴者の熱い感想が集まった。(以下、ネタバレが含まれます)

予想を裏切るタマモクロスの先行展開、耐えるオグリキャップ

重賞6連勝中という“怪物”オグリキャップ。かたやGI2連勝、通算7連勝中で“現役最強”の呼び声高いタマモクロス。年内無敗の芦毛同士の対決となった天皇賞(秋)は、普段は追い込み脚質のタマモクロスが逃げのロードロイヤル(CV.山村響)を追うという予想外の展開で始まった。

これまでラストの直線に入っての追い込みで勝ち星を積み上げてきたタマモクロスだが、その戦法はデビュー間もない頃に集団にもまれ、転倒事故にあったトラウマからくるものだった。しかし、中団から差し切った宝塚記念がそうであったように、これからの戦いを見据えるタマモクロスは自分の新しいスタイルの確立に動いていたのだ。

一方、オグリキャップは中団のやや後ろで待機。すでに2番手につけているタマモクロスに心を乱されそうになるが、六平銀次郎(CV.大塚芳忠)のアドバイスの通り、冷静に耐えて、自分のいつもの走りに徹する。

トラウマを克服したタマモクロスはスタイルを変えても圧倒的に強かった。残り400メートル、ロードロイヤルが勝ちを確信したとき、あっさり横に並ぶ。さらに脚を抑えていたオグリキャップも外から仕掛け、2人を捉える。ここからゴール前の末脚勝負になるというところで今話は終了。SNSには「ここで終わるのかああ！」という絶叫が響く。

さらに、「耐えて己の走りを全うするオグリ、カッコ良すぎる!!」「超前傾姿勢で突っ込んできた！」「大胆に脚質変更した真意にタマちゃんのこのレースに懸ける想いと勝負根性が伺える」「すっかりタマモクロスが主人公でオグリキャップが最強の敵みたいな見方してしまってる。シンデレラグレイ実に楽しませ方が上手い」などアツいレース展開に魅せられた人たちのコメントも続出する。

また、オグリキャップとタマモクロスに注目が集まったレースだが、ドラマはそれ以外にも。「シリウスシンボリの足とかトップシュンベツの出遅れとかダイナムヒロインの可愛さとかそれぞれのウマ娘の演出も良いですね」「逃げのレースを作るロードロイヤル、競馬の面白さを代弁してくれたな」など、それぞれのウマ娘へのコメントも数多く集まっていた。

タマモクロスの幼少期とカサマツ厄介古参オタも話題に

レース以外の部分では、母親に連れられる幼少期のタマモクロス、オグリキャップを応援するカサマツの仲間たちの姿も話題になった。

冒頭、タマモクロスの母親は、走るのが大好きな我が子のために、環境のいいカサマツでアパート探しをしていた。その2人の様子を偶然見かけるオグリキャップの母の姿も映り、ニアミスが演出される。

ネットにはこのシーンを指して、「ON THE TURFという写真集に、オグリが生まれた稲葉牧場にガリガリに痩せた母馬と仔馬(タマモクロス)を連れた男がやってきて、牧場が潰れて飼葉も食べさせてやれないからここで育ててやってくれないかという出来事があったという文が載っていた」という解説がされてもいた。

作中のタマモクロスは明るい性格ながら、どことなく翳のある雰囲気を持っているのはこうしたエピソードに由来しているのかもしれない。

また、カサマツの仲間たちでは、厄介古参オタとなり、レース中継の実況にケチをつけるルディレモーノ(CV.大地葉)、ノルンエース(CV.渋谷彩乃)の姿が話題に。「中指にモザイクをかけられるノルンエースw」「苦笑いのマーチもかわいいね」「後ろにルディ画伯の絵があるなw」など、ツッコミのコメントが賑やかに踊っていた。

◆文：鈴木康道