一人暮らしの娘からの手紙、ビリビリに開封した状態で届き「あり得ない」と波紋 日本郵便にトラブルの詳細聞いた
娘から届いた手紙の封筒が、郵便局の手違いで一度ビリビリに開封された状態で到着し、話題に。日本郵便は取材に「深くお詫び申し上げます」とコメントしている。
「未開封」とは形で見える信頼の一つ。現在X上では、娘から送られてきた大切な手紙の状態をめぐり、疑問の声が多数上がっている。
大切な手紙、ビリビリに開けられた跡が...
注目を集めているのは、Xユーザー・信州ジビエ職人さんが投稿したポスト。
本文には「娘からのお手紙が開封されて届いた。表には『き損しました。ごめんなさい』の紙が貼ってあったけど、ノリはびっちり付いていて、それをビリビリに破いて開封してて、どっかに引っ掛けてなんてもんでは無く、明らかに人為的に開けなきゃこんな破れ方しないよね」と不穏な内容が綴られていた。

ポストに添えられた封筒の写真からは、封の部分が強い力で開けられた痕跡が確認できる。
封筒には「この郵便物は取り扱い中に誤ってき損しました。誠に申し訳ありません。深くお詫び申し上げます。補修のうえお送りしますので宜しくご了承願います」と記された、郵便局からの謝罪のメッセージが添付されていたという。
「さすがに無礼」と疑問の声
「いよいよ日本郵便も信用できなくなって来たか」と締められたポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「郵便局員が、勝手に封筒を開けたってこと?」「誤配されていることに気付かず、開封してしまったパターンではないでしょうか」「誤配だとしたら、この対応はあり得ないわ。対面で謝罪して渡すべきでしょ」など、疑問の声が多数寄せられていた。
また、「郵便局員の経験がある」というユーザーからも「本来なら手渡しをして事情説明、謝罪するのが最低限の誠意だと思います」「そのままご自宅のポストに入っていたなら、さすがに無礼かなと思います」といった具合に、懐疑的な意見が寄せられている。
https://twitter.com/nekota_gorou/status/2105590268133257541
ポスト投稿主・信州ジビエ職人さんに話を聞いたところ、こちらの配達に関する配達員からの直接の説明は無く、郵便受けに入れられていたという。手紙は一人暮らしをする大学生の娘からの手紙だったそうで、「とても悲しく感じました」と、心境を語っていた。
また、「手紙が誤配され、他人が誤って開封してしまったのではないか」という意見が多く寄せられていたが、信州ジビエ職人さんは「我が家は戸建で、かなり珍しい住所であり、おまけに手紙の封筒は『となりのトトロ』のかわいらしいデザインなので、誤配されて誤配先で開封されたという可能性は、かなり低いのではないかと思っています」と、分析している。
加えて、「付いてきた謝罪の用紙が『他人が開封した』という内容であれば納得もしますが、内容的には『郵便局側がき損してしまい、申し訳ありません』と読めるため、少し釈然とせず、投稿した次第です」とも語っていた。
日本郵便は「深くお詫び申し上げます」と謝罪

そこで今回は、問題の配達の詳細をめぐり、日本郵便に話を聞いてみることに。
ことの経緯について、信州ジビエ職人さんから得られた情報を受け、広報担当者は「調査いたしましたが、投稿内容のみでは郵便物の詳細な情報が分かりかねることから、現時点では当該郵便物にかかる詳細を確認することはできませんでした」と、回答している。
そのため、郵便物が開封された経緯についても不明であり、「調査いたしましたが、当該郵便物を特定できておらず、き損に至った経緯や発生箇所を確認することはできませんでした」と断りつつ、「一般的には、き損が認められた郵便物につきましては、き損の程度にもよりますが、補修のうえ付箋を添付するなどしてお届けしております」と、説明していた。
しかし、何らかの事情で郵便物がき損してしまったのは事実であり、「この度は、当社の取扱いに対するご不安を招く結果となりましたことを、深くお詫び申し上げます。また、お客さまの大切な郵便物をき損した状態でお届けすることとなりましたことにつきましても、重ねてお詫び申し上げます。今回の事案を真摯に受け止め、今後、同様の事案を発生させることのないよう、適切な取扱いの徹底に努めてまいります」という、謝罪のコメントが得られている。
読者諸君の元に宅配物が届いた際は、開封前に住所、および宛名を確認してほしい。
執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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