嘘だろ…トヨタ“伝説のラリー車”を「自らレストア」 外も中も完全再現…世界で1台、蘇ったセリカの姿

ラリー・ジャパンの開催を前に26日、ABEMAでラリージャパン特別企画が公開され、世界に1台しかない希少なラリー車を取材した。
【映像】世界で1台、ファン垂涎の蘇った名車(内外装あり)
本企画で訪れた『富士モータースポーツミュージアム』は、静岡県小山町の富士スピードウェイに隣接する施設。国内外の自動車メーカー10社が連携して、国やメーカーの垣根を超えた貴重なレースカーやラリーマシンが一堂に解する場所として、2022年10月にオープンした。
今回、自動車ジャーナリストの河口まなぶ氏が同地を訪れ取材。ラリーマシンの展示を中心に取材したが、横に立った河口氏から「これは私も憧れましたし、皆さんもよく知っている一台」と感極まった様子で紹介されたのが、伝説の名車、セリカGT-FOUR(ST185型)である。
ラリーファンならご存じの通り、このセリカGT-FOURは、市販車であるスポーツクーペのセリカをベースとして、WRC(世界ラリー選手権)での勝利を目指してトヨタが開発したラリー用のスペシャルマシン。欧州メーカーが席捲していた1990年代のWRCにおいて、ドライバーズチャンピオンを獲得するなど輝かしい実績を残している。
展示車両は、1995年のサファリラリーでドライバーの藤本吉郎氏が日本人として初めて優勝を飾ったマシンそのもの。同ミュージアムの館長、布垣直昭氏によれば、「藤本吉郎氏が当時のTTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)の元スタッフとともに自らレストアされたもので、当時のスタート前の状態が再現されている」のだそう。
細かな部分も完全再現
外観は、赤と緑で彩られたカストロールカラーはもちろん、ボンネット上のエアスクープやフロントバンパーに装着されたネット、サイドミラー前の大型ライト、リアウインドウに積載されたスペアタイヤなど、眺めているだけで息をのむような迫力がある。実際に「きっちり整備されていて今でも走ることができる」と布垣館長は語っている。
今回特別に公開された内装では、不必要なものが一切取り除かれたインパネや剥き出しのシフトやサイドブレーキなどの操作部、助手席前のコンピューター、ドリンクボトルなども実際に見ることができる。河口氏も「ラリーを走るクルマは見ていて胸が躍る」としみじみと語った。
そんなセリカGT-FOURをはじめ、さまざまな名車の系譜を受け継いだGRヤリスにとって、凱旋ラリーとなる一戦がラリー・ジャパンである。優勝を期して望むホームイベントで、GRヤリスが新たな歴史を作れるか、そのチャレンジを見届けたい。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2026』/(C)WRC)
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