『ドラクエ2』リメイク、ラスボスのベホマに絶望する勇者続出 「38年ぶりの絶望感」の声も…
『ドラクエ2』リメイクで、ラスボスが使用したまさかの呪文に全プレイヤーが驚愕。「38年前の絶望感を思い出した」という声も上がっている。
HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』(以下、『ドラクエ1&2』リメイク)がリリースされ、ひと月が経過。ストーリー本編をクリアし、クリア後のやり込み要素に励むプレイヤーも多いことだろう。
そんな『ドラクエ2』リメイク本編にて、ラスボスの放つ呪文が全プレイヤーたちに絶望を与えているのだ。
ラスボスが使って良い呪文じゃない...
『ドラクエ2』のラスボスはシドー。
破壊を司る邪神で、1987年リリースのオリジナル(ファミコン)版では攻撃力、守備力ともにゲームにおける最大値が設定されており、「破壊神」の名に恥じぬ凶悪ぶりは今なお語り草となっている。
シドーの恐ろしさはその攻撃力だけでなく、攻撃した相手を眠らせてしまう「ねむりこうげき」といった搦(からめ)手や、回復呪文・ベホマをも使用する点。
特に「HPが全回復する」という効果のベホマは、ラスボスが使用して良い技ではない。しかし、当時はHPの最大値が250であったため、ラスボスに相応しい耐久力を演出するため、ベホマを使用させたものと思われる。
そのため、オリジナル版の『ドラクエ2』は誇張抜きに「シドーがベホマを唱えないのを祈る」ことも重要であり、そういった意味では「運ゲー」が占める要素も大きい。
なお、シドーの直前に戦うバズズ、ベリアル、ハーゴンと言ったボスたちも当然のようにベホマを使用する。令和のゲームコンプラの観点からは、とても信じられない無法ぶりである...。
【悲報】シドー、ベホマを思い出す
オリジナル版リリースから6年、スーパーファミコン(以下、SFC)用ソフトにてリメイクされた際、『ドラクエ2』には大幅なゲームバランス調整が施された。
その結果、バズズ、ベリアルこそ続投でベホマを使用するものの、ハーゴン、シドーは共にベホマを使用しなくなったのだ。
その代わり、シドーのHPはオリジナル版から6倍以上も上昇。コツコツ削ってきた体力が一気に全回復される...という絶望こそ無くなったものの、体感的な耐久性はそこまで変わっていない。
そしてさらに時は流れ、今回のリメイク版ではついにバズズ、ベリアルもベホマを使用しなくなった。スクエニもようやく、ボス格に持たせて良い呪文ではないことに気付いたのだろう。
...と思いきや、なんとSFC版でベホマを忘れたはずのシドーに、再びベホマが与えられたのだ。
「38年ぶりの絶望」

「シドーはベホマをとなえた!」という表示と共に、シドーが全回復する姿が全プレイヤーに衝撃を与えたことは言うまでもない。
X上には「シドーのベホマ、マジでやめろ」「38年ぶりの絶望感」「シドーのベホマで心が折れそうになりましたが、踏ん張りました」「シドーのベホマには本当にビビった」など、驚きの声が続出している。
しかしどうやら、シドーの今回のベホマは何度も使用するワケではないよう(記者も戦闘中、一度しか確認していない)で、その点は安心して良さそうだ。
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執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。リメイク版『ドラクエ2』では、沈没船と幽霊船を勘違いして3日ほど詰み状態になっていた。
(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)
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