『ドラクエ2』リメイク、ラスボスのベホマに絶望する勇者続出 「38年ぶりの絶望感」の声も…

2025.12.02 11:45
提供:Sirabee

『ドラクエ2』リメイクで、ラスボスが使用したまさかの呪文に全プレイヤーが驚愕。「38年前の絶望感を思い出した」という声も上がっている。

HD-2D版『ドラゴンクエストI&II』(以下、『ドラクエ1&2』リメイク)がリリースされ、ひと月が経過。ストーリー本編をクリアし、クリア後のやり込み要素に励むプレイヤーも多いことだろう。


そんな『ドラクエ2』リメイク本編にて、ラスボスの放つ呪文が全プレイヤーたちに絶望を与えているのだ。



ラスボスが使って良い呪文じゃない...


『ドラクエ2』のラスボスはシドー。


破壊を司る邪神で、1987年リリースのオリジナル(ファミコン)版では攻撃力、守備力ともにゲームにおける最大値が設定されており、「破壊神」の名に恥じぬ凶悪ぶりは今なお語り草となっている。


シドーの恐ろしさはその攻撃力だけでなく、攻撃した相手を眠らせてしまう「ねむりこうげき」といった搦(からめ)手や、回復呪文・ベホマをも使用する点。


特に「HPが全回復する」という効果のベホマは、ラスボスが使用して良い技ではない。しかし、当時はHPの最大値が250であったため、ラスボスに相応しい耐久力を演出するため、ベホマを使用させたものと思われる。


そのため、オリジナル版の『ドラクエ2』は誇張抜きに「シドーがベホマを唱えないのを祈る」ことも重要であり、そういった意味では「運ゲー」が占める要素も大きい。


なお、シドーの直前に戦うバズズ、ベリアル、ハーゴンと言ったボスたちも当然のようにベホマを使用する。令和のゲームコンプラの観点からは、とても信じられない無法ぶりである...。



【悲報】シドー、ベホマを思い出す


オリジナル版リリースから6年、スーパーファミコン(以下、SFC)用ソフトにてリメイクされた際、『ドラクエ2』には大幅なゲームバランス調整が施された。


その結果、バズズ、ベリアルこそ続投でベホマを使用するものの、ハーゴン、シドーは共にベホマを使用しなくなったのだ。


その代わり、シドーのHPはオリジナル版から6倍以上も上昇。コツコツ削ってきた体力が一気に全回復される...という絶望こそ無くなったものの、体感的な耐久性はそこまで変わっていない。


そしてさらに時は流れ、今回のリメイク版ではついにバズズ、ベリアルもベホマを使用しなくなった。スクエニもようやく、ボス格に持たせて良い呪文ではないことに気付いたのだろう。


...と思いきや、なんとSFC版でベホマを忘れたはずのシドーに、再びベホマが与えられたのだ。



「38年ぶりの絶望」


シドーのベホマ
© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX

「シドーはベホマをとなえた!」という表示と共に、シドーが全回復する姿が全プレイヤーに衝撃を与えたことは言うまでもない。


X上には「シドーのベホマ、マジでやめろ」「38年ぶりの絶望感」「シドーのベホマで心が折れそうになりましたが、踏ん張りました」「シドーのベホマには本当にビビった」など、驚きの声が続出している。


しかしどうやら、シドーの今回のベホマは何度も使用するワケではないよう(記者も戦闘中、一度しか確認していない)で、その点は安心して良さそうだ。



※このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。





ドラゴンクエストI&II - Switch2

5,760円
Amazonで見る

PR





ドラゴンクエストI&II - Switch

6,282円
Amazonで見る

PR





ドラゴンクエストI&II - PS5

5,830円
Amazonで見る

PR



執筆者プロフィール


秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。


新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。


X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。リメイク版『ドラクエ2』では、沈没船と幽霊船を勘違いして3日ほど詰み状態になっていた。


(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)

関連記事

  1. 気まずさとどう向き合う? 彼のプライドを傷つけずに“収入差カップル”を続ける方法
    気まずさとどう向き合う? 彼のプライドを傷つけずに“収入差カップル”を続ける方法
    マイナビウーマン
  2. 【セリア】洗顔チューブ吊るせるホルダーが天才!ヘアゴムも掛けられて冷蔵庫も整う
    【セリア】洗顔チューブ吊るせるホルダーが天才!ヘアゴムも掛けられて冷蔵庫も整う
    michill (ミチル)
  3. 【星座別】気分屋すぎて彼氏も困惑...恋愛の温度差が激しい女性ランキング<第1位~第3位>
    【星座別】気分屋すぎて彼氏も困惑...恋愛の温度差が激しい女性ランキング<第1位~第3位>
    ハウコレ
  4. 「また同じことでケンカ...」すれ違いカップルの【悪循環脱出法】
    「また同じことでケンカ...」すれ違いカップルの【悪循環脱出法】
    ハウコレ
  5. 言葉だけじゃないよね!カップルの距離が縮まる「無言の時間」の特徴
    言葉だけじゃないよね!カップルの距離が縮まる「無言の時間」の特徴
    ハウコレ
  6. 「いや、もう無理だろ」夫婦の共有口座から【なかなかの高額】を勝手に引き出した夫の言い訳。
    「いや、もう無理だろ」夫婦の共有口座から【なかなかの高額】を勝手に引き出した夫の言い訳。
    愛カツ

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. TBS田村真子アナ、結婚発表 お相手は一般男性
    TBS田村真子アナ、結婚発表 お相手は一般男性
    モデルプレス
  2. ヨネダ2000ら吉本の若手芸人が"冠番組"をかけて本気プレゼン『THE CROWN BATTLE』放送決定
    ヨネダ2000ら吉本の若手芸人が"冠番組"をかけて本気プレゼン『THE CROWN BATTLE』放送決定
    ENTAME next
  3. 中村麗乃、乃木坂46卒業からの半年「旅行して、ゲームして…自分を癒す時間を取っていました」
    中村麗乃、乃木坂46卒業からの半年「旅行して、ゲームして…自分を癒す時間を取っていました」
    ENTAME next
  4. 「できるかな、って不安の方が大きかった」中村麗乃、舞台の怖さを取り去ったのは“ファンの声”
    「できるかな、って不安の方が大きかった」中村麗乃、舞台の怖さを取り去ったのは“ファンの声”
    ENTAME next
  5. 51歳『カメ止め』女優、結婚相談所で本気の婚活「お相手に期待する身長は162cm以上」
    51歳『カメ止め』女優、結婚相談所で本気の婚活「お相手に期待する身長は162cm以上」
    ENTAME next
  6. 似鳥沙也加、沖縄の空気を閉じ込めた電子作品集『ふれあ、/ふりる。』制作舞台裏「火照った肌の質感を見てほしい」
    似鳥沙也加、沖縄の空気を閉じ込めた電子作品集『ふれあ、/ふりる。』制作舞台裏「火照った肌の質感を見てほしい」
    ENTAME next
  7. 「おお!昔のまま…」浅野ゆう子、ショートパンツから美脚スラリ「綺麗すぎます」
    「おお!昔のまま…」浅野ゆう子、ショートパンツから美脚スラリ「綺麗すぎます」
    ENTAME next
  8. 似鳥沙也加「表情を作るという責任感」セルフプロデュースグラビアへの想いと次に描くビジョン
    似鳥沙也加「表情を作るという責任感」セルフプロデュースグラビアへの想いと次に描くビジョン
    ENTAME next
  9. 年末恒例『年忘れにっぽんの歌』11年ぶりに“生放送企画”を実施、紅白出場の水森かおりも登場
    年末恒例『年忘れにっぽんの歌』11年ぶりに“生放送企画”を実施、紅白出場の水森かおりも登場
    ENTAME next

あなたにおすすめの記事