宅配業者のマスク着用めぐりSNS上で物議「当たり前の予防」訴える一方で、「怖い」不信感抱く人も…

2025.12.02 11:00

提供：Sirabee

宅配業者のマスク着用をめぐりSNS上で物議をかもす事態に。感染症や持病のリスクについて言及する人の一方、「宅配業者になりすました犯罪者と見分けがつかなくて怖い」と感じる人も一定数いるようで…。

宅配業者のマスク着用をめぐる、あるユーザーの投稿がXで話題に。マスク着用に肯定的な声の一方で、「怖い」「怪しい」といった意見もみられるなど、賛否両論で物議をかもしている。

マスク着用にクレームが...

発端となったのは、とあるユーザーが、マスクをして荷物を届けにきた宅配業者に、クレームを入れたとする投稿だった。

コロナ禍では、多くの宅配業者で接客時のマスク着用を推奨していたが、佐川急便の公式サイトによると、2023年7月より「個人の判断」に変更。ただし医療機関や高齢者施設などマスク着用の要請がある訪問先では、要請に従うとしていた。

その他、多くの宅配業者やフードデリバリー業者でも、「個人の判断」としているところが多いようだ。

配達業関係の人からは「当たり前の予防」

このユーザーの投稿は反響を呼び、マスクについてさまざまな意見が。

「インフルエンザが流行りだしてるからなぁ」「今の時期も花粉症でつけてるんだけど（あと黄砂が飛ぶ日もある）、そんなこと言われても困る」「一過性の喘息と言われていて、いつ咳が出るか、そしてその咳がいつ止まるか不明だからここ最近ずっとマスクしてるんだけど」「免疫が下がる病気だから少しでも防ぎたいわけ。仕事にも影響が出るし。そんな人を非難するのは差別」と、感染症の予防や持病によりマスクをしている人からの声が。

また、配達業関係の人からは「この時期の物流や宅配で働く人は、マスク必須だよ。俺らの作業止まって、届け物が期日に間に合わなくても文句を言わないならいいけど」「配達員は不特定多数の人と接触するため病原菌感染のリスクをおっています」「インフルエンザに罹患したら配達員が『最低』1人減ります、繁忙期のお歳暮の時期にです、当たり前の予防です」とリスクについて言及するコメントもみられた。

不信感を抱く声も...「証明」があると安心？

一方で、「宅配業者のマスクは怖い」「宅配業者になりすました犯罪者と見分けがつかなくて怖いです」「実際にそういう事件が起こってる以上、顔を隠した郵便局員や宅配業者に不安を感じるのは完全に正しい感覚だったわけですね。俺でもごっつい体格の宅配業者がマスクしてたらちょっと怖いですよ」と、防犯上のリスクを感じる人も。

「メガネ帽子マスクどれかはわかるけど全部だったら怪しいと思ってしまう」「インターホンが鳴ったから出ようと思ったんだけど宅配業者でもセールス営業でもないプリントTシャツにキャップとマスク姿の見知らぬ男の人」「白いバンで白いマスクで顔を覆ったやせ型のリュック背負った人がうちをのぞき込んでいて」と不信感を抱く声もみられた。

個人的には、マスクの是非とは別の話として、帽子や服などに何も表示がないよりも、何か証明になるようなロゴなどがあると安心感につながるのではないかと感じた。