阪神・近本光司、佐藤輝明らの大胆“コンバート案”を掛布雅之氏が提言「将来的なことを見据え」

2025.12.01 11:15

提供：Sirabee

大学ナンバーワン野手・立石正広を獲得した阪神タイガース。掛布雅之氏はかなり期待を寄せているようで…。

近本光司

元阪神タイガースの掛布雅之氏が11月29日、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。阪神タイガースの近本光司、森下翔太、佐藤輝明の「主力3選手コンバート案」を提案した。

【今回の動画】掛布氏が阪神のコンバート案を提言

近本光司をレフトにコンバート

掛布氏はドラフト1位で指名した創価大学の内野手・立石正広について、「サードかレフトで起用したい」と語る。

そして「これはあくまで僕の考え方」と前置きしたうえで、「近本のセンターについて色々考えたときに、守備範囲はすごく広いけど、肩の強さを考えると、レフトコンバートを考えても良い」と提言した。

サード・佐藤輝明はライトに

掛布氏はさらに森下翔太をセンター、サードの佐藤輝明をライトにコンバート、そして立石をサードに入れること勧める。

理由には佐藤の「メジャー挑戦」を挙げ、「MVPを取ったサードを動かすなんて『何考えてんだ』って言われるかもしれないけど、“阪神の時代”を作るということを考えたときには、ライトを佐藤、立石をサードに持っていく。将来的なことを見据えれば、それが1番いいんじゃないか」と持論を展開した。

MLB移籍も視野に入れたコンバートに

チャンネルに聞き手として出演しているスポーツ報知・島尾浩一郎氏は「佐藤的にはどうなんでしょうか？」と質問する。

これに掛布氏は今季ポスティングでMLB移籍を目指している岡本和真が、レフトもこなせることからMLB球団の評価が高いことを挙げ、「佐藤自身にとっても、外野を守れることは、メジャーに行くうえで武器になる」と指摘した。

一部ファンから異論も

掛布氏はかつて動画内で「スターは4番サード」と発言しており、今季、藤川球児監督が佐藤を外野に起用した際、苦言を呈していた。しかし今回、佐藤の外野を提案したのは、「立石を阪神のスターに育てたい」という狙いがあるものと思われる。

近年、大学日本代表で4番を打った選手は吉田正尚（MLB・レッドソックス）、大山悠輔（阪神）、牧秀吾（DeNA）、西川史礁（ロッテ）などチームの主力になるケースが多いだけに、活躍する可能性は高い。

それぞれの選手の「今後」を考えてのコンバート案だが、動画コメント欄には「新人ドラ1のために守備位置を変えてくれなんて無礼千万」という声も寄せられており、意見がわかれているようだ。

いずれにしても最終的には、藤川監督の判断が選手起用に反映されることになる。

【今回の動画】掛布氏が阪神のコンバート案を提言

https://www.youtube.com/watch?v=1rnIsdXp13w

執筆者プロフィール

佐藤俊治。Sirabeeには2015年11月から参画し、月40本程度プロ野球関連記事を執筆中。YouTubeで発信する野球評論家ウォッチャーでもある。野球は高校からメジャーまで年間50か所以上で現地観戦。プロ野球の贔屓チームはなく、どこのチームのファンでもない。「あの選手、あそこに行ったんだ」という目線で見守っている。

（文／Sirabee 編集部・佐藤俊治）

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