失恋を思い出し、泣き叫ぶ畠中祐、金田朋子が歌う“アンパンマンたいそう”にすっかり笑顔「いい歌です。ありがとう！」＜声優と夜あそび＞

2024.07.01 10:00

声優の金田朋子と畠中祐が出演する「声優と夜あそび繋」(毎週月～金曜夜9:40-10:00　ABEMAアニメLIVEチャンネル)、#46〜50では「場面しばりカラオケで繋がろう！」をテーマに、出されたお題にあう曲を歌う企画で、ふたりが「つきあって2週間の恋人といったカラオケで歌う曲」「失恋した友達をなぐさめるために歌う曲」などのお題で歌声を披露した。

「場面しばりカラオケで繋がろう！」

カラオケでは通常、一緒にいる相手や状況を考えて選曲することを踏まえ、出されたお題にあう曲をセレクトして歌う「場面しばりカラオケで繋がろう！」で、最初のお題となった「ひとりカラオケでストレス発散したい時に歌う曲」では、金田が、実際にひとりカラオケをした際、あえてキーを上げて、どこまでの高さで歌えるのか自分の限界に挑戦していた曲という、広瀬香美の「ロマンスの神様」を披露する。ただでさえキーが高い曲だが、原曲では逆にキーがあわないようで、3つキーを上げて、歌いあげた金田は、わざわざひとりカラオケで歌う理由について、「(キーを上げて)“超音波”がどこまで出るか試しやすい曲だから。まわりの人に謎の頭痛が起きないように、ひとりカラオケで歌うの」と話し、笑いを誘う。

続いてのお題「つきあって2週間の恋人といったカラオケで歌う曲」では、歌う前からふたりは「2週間って、手は繋いでる？」「恋人繋ぎ？」「チューはしてる？」などと恋バナで大いに盛りあがる。

その後、“まだ初キスを終えていないカップル”という想定で、畠中が歌を披露する。まだ初キスを終えていない彼女とカラオケにいった際、初キスできるのかは、この後の歌唱で決めようという流れに、畠中は気合いを入れ、槇原敬之の「No.1」を披露する。その甘い歌声に、金田から「いいね！　これはチューしちゃうかもね！」と無事に初キスの合格ラインをもらった畠中は、「よっしゃぁぁぁ！」と大喜びで、ガッツポーズを決めていた。

また、「失恋した友達をなぐさめるために歌う曲」では、畠中が中学生時代のつらい失恋エピソードを明かす。中学生の時にできた初の彼女と、初めて手を繋ごうとした際、あからさまに避けられ、その後「私も初めての恋愛で……よくよく考えてみたら祐くん、無理かも」とフラれたという畠中のエピソードに、金田は思わず絶句する。必死になぐさめようとする金田に、畠中もあわてて「中学生の時のことだから、もう大丈夫だからね！」と訴える。

そして、「中学生の初恋たすくんが元気になるように、一生懸命、歌います」「たすくん、そして人類すべての失恋したみんなにささげる曲です」と金田が披露したのは、アニメ「それいけ！アンパンマン」のエンディング曲「アンパンマンたいそう」で、意外すぎる選曲に畠中も思わず「こんなん無理です」「(失恋)忘れられないよ!?」と騒然となる。偶然にも「♪好きな人と手をつなごう」という歌詞が登場し、これには畠中も「つなげねーんだよ！　もう！」と叫ぶ。元気に「アンパンマンたいそう」を歌う金田と、失恋を思い出し、泣き叫ぶ畠中というカオスな状況に、スタジオは大きな笑いに包まれる。

しかし、「アンパンマンたいそう」の前向きな歌詞に、畠中も「すげぇぇ前向きになってきた」「勇気出た！」「アンパンマン、いい歌です(泣)。ありがとう！」とすっかり笑顔になる。ぶじに立ち直らせることに成功(？)した金田は、「この曲、めっちゃ奥が深いと思っていて、失恋した時でも、仕事で失敗した時でも、いろんな状況に当てはまる」と「アンパンマンたいそう」の奥深さを熱弁していた。

「こんな予定じゃなぁぁい！」

最後は、畠中への「ともちゃんを泣かせるために歌う曲」がお題になり、以前から「ともちゃんを泣かせるなら、これっていう曲がある」と泣かせる自信があるという畠中は、まず金田に「(娘の)千笑ちゃんが産まれてきた時にどんな気持ちだった？」と問いかける。すると、ここでもう金田は「やだぁ〜そういうのやめてよ」と号泣する。

「“ありがとう”しかない。それ以外の言葉が出てこないくらい感謝しかない」と生まれてきてくれたことへの感謝を語った金田に、畠中は「ともちゃんはすごくお母さんだと思う。そんなともちゃんにささげる曲です」とやさしくほほえみ、映画「おおかみこどもの雨と雪」主題歌「おかあさんのうた」を披露する。

案の定、金田は「ちょっと待ってぇぇ！　こんな予定じゃなぁぁい！」と大号泣してしまう。畠中は母親への感謝を、金田は娘への感謝を語り、先程の空気から一転、感動に包まれながら、この日の放送は幕を閉じた。