「ゲームの名は誘拐」KAT-TUN亀梨和也VS渡部篤郎、 初対面の“緊迫対峙シーン”現場レポート公開
2024.06.16 20:00
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KAT-TUNの亀梨和也主演を務めるWOWOW「連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』」(よる10時~/全4話)が、6月9日にスタート。16日の第2話放送をめに、本作で連続ドラマ初共演となる亀梨と渡部篤郎の現場レポートが公開となった。
東野圭吾原作「ゲームの名は勇気」亀梨和也主演でドラマ化
本作の原作は2002年に刊行された東野圭吾の小説『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫刊)。主人公の広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介(亀梨)が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長・葛城勝俊(渡部)に一矢報いるため、その娘・樹理(見上愛)と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー。2003年に一度実写映画化され、2020年には本作を原案としたドラマが中国で制作されるなど、長年にわたり世界中のファンを魅了してきた人気作だ。佐久間と葛城の一進一退の“攻防戦”、誘拐犯・佐久間と共犯者・樹理との間で育まれるいびつで危険な“恋愛模様”、完璧だったはずの佐久間の誘拐ゲームに待ち受ける“全てが覆る衝撃のラスト”が見どころ。2022年にWOWOWで放送・配信された「連続ドラマW 正体」がNetflixにて「TV番組TOP10(国内)」初登場1位を記録し、近年話題作に立て続けに出演し続ける俳優・亀梨が“誘拐犯”という新たな顔を見せる。
第2話放送を前に、本作で連続ドラマ初共演となる亀梨と渡部の現場レポートが効果愛。渡部のクランクインの場となった、2人の緊迫感あふれる対峙シーンの裏側や、16日放送の第2話の撮影現場での役者・亀梨のこだわりなどが垣間見られる内容となっている。
亀梨和也、現場レポート
広告代理店のエースプランナーとして順風満帆な人生を謳歌していた佐久間駿介(亀梨)の前に突如として現れ、プランを全否定したクライアント、「日星自動車」の副社長・葛城勝俊(渡部)。プライドを傷つけられた佐久間は偶然にも葛城の娘、樹理(見上)と出会い、お互いの利害が一致したことで狂言誘拐に踏み切る。仕事とプライベート、表と裏の両方で敵対し、腹の探り合いを行う間柄の佐久間と葛城。葛城役の渡部がクランクインしたのは、亀梨・見上のクランクインから数日後の2023年10月初旬のこと。佐久間のプランが葛城によって白紙にされた後、広告代理店「サイバープラン」社内で両者が対峙する第1話のシーンだった。葛城が来社するという情報をキャッチした佐久間は、会議室の末席に腰を下ろす。自分を引き上げてくれた上司が失脚し、自分の代わりに抜擢されたライバルの杉本(武田航平)に追い上げられ、もうあとがない佐久間。緊迫感マックスな場面となるが、現場入りした亀梨は、「どういう気分でいればいい?」と笑顔で監督に話しかけ、「OK、ずっと緊張感キープで!」と軽快なやりとりで空気を和らげていた。
ダンディーなスーツ姿で現れた葛城役の渡部も、穏やかで落ち着いたトーンで挨拶を交わし、いざ撮影へ。佐久間を降板させた葛城が、新たなプロジェクトメンバーを前に確固たる自身の意思を伝える重要な場面。長ぜりふからのスタートとなり、渡部が着席すると場が一気に引き締まる。ゆったりと静かで丁寧な口調ながらも、「質の高い案が出ない場合は依頼を中止するといたします」とプレッシャーをかける葛城の物言いに、会議室内の緊張度がさらに高まっていく。そして佐久間はというと、葛城の判断に納得がいかないながらも黙って聞くしかない。演じる亀梨は、カメラが向いていないときも瞬きひとつせず、じっと渡部の語る姿を凝視していた。
撮影後「瞬きも芝居のひとつだから。計算してやっているときもあれば、集中していて瞬きを忘れているときもある」と語った亀梨。カットを重ね、じっと見つめる芝居を続けながら、張り詰めた緊張感を途切れさせない姿に、役者としての揺るがない強い意志を感じた。
渡部篤郎、現場レポート
一方の渡部は、監督やスタッフとも笑顔でコミュニケーションを交わすなど、余裕がにじむ。「日星自動車」の副社長らしく、渡部が着用しているスーツは既製品ではなくオーダーメイド。威厳を出すよう、肩幅などを若干大きめに仕立てているそうだ。渡部はともに会議に参加している「日星自動車」宣伝部長、石澤役の飯田基祐と談笑したり、敵対する間柄を演じる亀梨とも時に笑いも交えて話すなど、緊迫感あふれる撮影とは裏腹に、合間にはリラックスした姿をのぞかせていた。「サイバープラン」社内で佐久間と葛城が顔を合わせるシーンは、第2話(WOWOWオンデマンドでは配信中)にも登場する。佐久間が過去に手掛けたゲームの企画内容に興味を持った葛城が、佐久間にヒアリングを行うという場面だ。佐久間にとってはプロジェクトに返り咲けるチャンスになるかもしれず、そこには駆け引き的な緊張感が生まれていた。前回の会議室では渡部が長ぜりふを担当していたが、今回は亀梨からの長いプレゼンせりふが続く。「2時間かけて覚えてきたから」と台本には、自身の登場シーンのページにびっしりと付箋が貼ってあり、シーンが終わるごとに付箋を剥がしながら「これが快感なのよ」と清々しい笑顔を見せる。待ち時間はライバル社員・杉本役の武田航平とピッチングのフォームをしながら、野球の話題でかなり盛り上がっているようだった。
会議室のシーンを終えて部屋から出た渡部を小走りで追いかけ、「お疲れ様でした!」と亀梨が声をかけると、渡部もにっこりと手を上げて「お疲れ様でした」とスマートに場を去った。ビジネスシーンでは宿敵である葛城に鋭く挑みなら、なかなか言うことをきかない共犯者・樹理とともに狂言誘拐を仕掛ける決意をした佐久間。葛城家の父と娘に振り回されながら、人生をかけた誘拐という名のゲームに勝利することができるのか?第2話以降は葛城との頭脳戦もちろん、次第に追い詰められる極限状態の中で、樹理との危険な恋愛模様が急展開を迎えることとなる。佐久間たちのゲームはまだ、始まったばかりだ。(modelpress編集部)
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