「たた 120キロから57キロに」マイノリティが強みに変化 動画で伝えたい思い「全員が正解」<LINE VOOM Creator Contest 2023 Winter インタビュー>
2024.03.01 19:00
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クリエイターのたた(たた 120キロから57キロに)が、LINEアプリ内の動画プラットフォーム「LINE VOOM」において、この冬活躍したクリエイターを表彰するコンテスト「LINE VOOM Creator Contest 2023 Winter」で、生活をもっと良くする情報を発信したクリエイターとして「Enjoy Life部門」を受賞。モデルプレスでは表彰式直後にインタビューを行い、受賞の心境や、動画投稿のきっかけを聞いた。
たた「Enjoy Life部門」受賞の心境
― 「Enjoy Life部門」の受賞おめでとうございます!現在の心境はいかがですか?今までやってきたことが形になって嬉しいです。僕はLGBTQ+の1人で、人生的にどちらかというと負け組みたいなイメージを持って生きてきたんです。マイノリティってどうしても可哀想って思われてしまいがちで、僕もそう思っていました。だけど、こういう舞台で前に出ることで「そうじゃないんだよ」「それが強みになるんだよ」って。性別問わず色々なマイノリティがあると思うんですけど、頑張った先にはそれが強みになってプラス転じていくというのを今回の受賞で感じました。
たた、動画投稿のきっかけ
― 動画投稿のきっかけを教えて下さい。『東京レインボープライド』です。友達に「1回来てみなよ」って言われたんですけど、最初は全然行く気じゃなかったんです。セクシャリティを公表するのも嫌だし、『東京レインボープライド』に行く=自分で認めちゃうみたいなのも嫌だったから「行かないかな」って言っていたんですけど、強引に誘われるから行ってみたら、すごく素敵な場所でした。それが自分的にはショッキングな出来事で、こんなに自分と同じ人がいるんだなっていうのと、自分が知らない側だったから、それを伝えたいと思って配信を始めました。
― 配信することに抵抗はなかったのでしょうか?
結構ありました。でも『東京レインボープライド』のパレードが終わって、その場にいる人みんなでハイタッチをした時に、涙が出るほど嬉しくて“自分が存在しても良いんだ”って思えたんです。それを伝えたいと思いました。小さい頃から誰かをサポートするのが好きだったんですけど、自分に影響力がないとなかなか伝わらないので「影響力はどうしたら付くんだろう…SNSだ!」って。
たた、動画作りで意識していること
― セクシャリティだけではなく、「120キロ→57キロに」と体重なども赤裸々に公表していますよね。LGBTQ+を公表することの方が大きくて、体重ぐらいは…って感じです(笑)。今でこそ普通に言えるけど、セクシャリティを打ち明けるのには悩みました。最初は中学校の同級生に言ったんですけど、“言う勇気”ってこんなに必要なんだって思いました。
― いつ頃に打ち明けた?
22〜23歳の頃です。仲のいい子に話したら「同窓会で言いなよ!」って言われて、同窓会の場で「『東京レインボープライド』に良かったら来ない?」って誘いました。そして、2回目の『東京レインボープライド』で「実は僕、こういう感じで…」って言ったら、周りのみんなが「良いじゃん!お前はお前じゃん!」って言ってくれて。すごく嬉しかったですね。その後にフィットネスの動画に入ったので、体重を公表することに抵抗はなかったです。
― 動画を投稿するにあたって、意識していることはありますか?
相手の立場に立つことです。1人ずつ考えることは違うから、全員が正解。自分の正解を見つけられるような動画を作りたいと思っています。セクシャリティを否定する人もそれで良いと思っています。だけど、知るきっかけとして「こんな人もいるんだよ」「こんな方法でも痩せられる可能性はあるよ」っていう“100%これ”、みたいなのはしないようにしています。「自分が進んだ道が全部正解だよ」って伝えていくのが自分の動画です。
たたの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、たたさんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。自分を信じることと、今を頑張ることです。過去を振り返って「あれをしなかったからダメだな」とか、未来を見すぎて「辿り着くにはもう無理だな」って思いがちなんですけど、今この瞬間自分にできることを精一杯頑張っていたら、絶対未来は輝くものになるし、自分の夢は勝ち取れると思います。僕でいうと、いじめられたりとか、悲しいことを言われたりしたこともあったんですけど、そういう過去さえも過程に変わるので、今を頑張る。誰に何言われても、自分が信じたことを今頑張り続けることが夢を叶える秘訣です。
― 最後に、今後の目標を教えて下さい。
自分と同じように色々悩みを抱えている方がたくさんいると思うので、自分自身が有名になって知名度を上げて、活躍してる姿を見てもらうことで「自分も頑張ろうとか!」「あの子だってあんなに変わったんだから!」っていうような、誰かが勇気を持って前に1歩足を踏み出せるような存在になれるように頑張りたいと思います。
― ありがとうございました。
LINE VOOM Creator Contest 2023 Winter
2月17日に行われた同イベントは、2023年7月から2023年8月にかけて開催した「LINE VOOM Creator Contest 2023 Summer」に続く「LINE VOOM」として2回目のコンテスト。対象期間中に活躍したクリエイターの中から、「Entertainment部門」「Beauty Trend部門」「Love Diary部門」「Special Talent部門」「Enjoy Life部門」に加え、今回新設する「Travel & Gourmet部門」「Daily Food部門」の7つの部門賞と、各部門賞の中から最も活躍したクリエイターに贈る「MVP賞」を選出。審査期間中の定量数値(再生回数、いいね数、コメント数、シェア数、投稿数、ファン投票数)と、LINE VOOMで楽しく活動しているという定性面とで総合的に評価し、各部門の入賞クリエイター計48組を決定。ファン投票を経て、この日のイベントで各「部門賞」と「MVP賞」が発表された。(modelpress編集部)
たたプロフィール
最高体重120kgから57kgのダイエットに成功した経験を活かし、フィットネス動画を投稿。手軽にできるダイエット術を発信し、支持を集めている。また、LGBTQ+であることを公表しており、“日本のあたりまえを変える”ことを目標に日々活動している。
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