夏帆、30代の抱負語る「とにかく楽しんだもの勝ち」“ものづくり”へ意欲

夏帆、写真集完成に「感無量」

2021年6月30日に30歳の誕生日を迎え、女優としてひとりの女性として新たなステージへと踏み出そうとしている夏帆の30代に向けて羽化する様子を2年間追い続けた同写真集。完成した写真集を手にして感想を求められた夏帆は「本当に感無量でした」と目を輝かせ、写真のセレクトや色校チェックにも参加したそうで「本になる前からずっと見ていたので、実際にこの形の本を受け取った時はものすごく嬉しくて、ゼロから関わって何かを作る経験は初めてだったので、我が子じゃないですけど本当に嬉しかったですね」と笑顔を見せた。

そんな同写真集に込めた思いやコンセプトを尋ねられると「私自身、自分の思いや日々感じていることを言葉にするのがとても苦手で、でもその言葉にできない何かを写真という形で表現できたらなと思っていましたし、日常の中にある揺らぎや煌めきなどそういうものを写真集で表現できたらなと思って、それは意識して作りました」とコメント。同日、発売日を迎えたが「撮影期間は2年半、仕上げを入れると3年以上時間をかけてこの写真集を作らせていただいたので、今日いよいよ皆さんの元に届くと思うと嬉しいような寂しいようなすごく自分にとっても大切な1冊になったので、今日発売日ということで嬉しい気持ちでいっぱいです」と話した。

夏帆、写真集撮影を振り返る

また、撮影時の思い出を聞かれた夏帆は「2年半かけて色んな場所に行って、暖かいところから雪が降っている寒いところまで（カメラマンの石田真澄氏と）2人で遊びがてら旅行がてら撮影をしたり、日常の1コマを撮っていただいたり、普段の撮影のようにスタイリストさんやメイクさんに入っていただいたりして、色んな形で撮影した」と回顧。「色んな思い出が詰まりすぎていて、1つ挙げるのがすごく難しい。でも（石田）真澄ちゃんと過ごした2年半が、自分にとって大切な思い出になったなって思っています」と語った。

2年半分の自分が詰まった写真集を見て、変化を感じるかとの問いには「最初に撮ってもらっている時とそもそも（石田）真澄ちゃんとの距離も変わっていっているので、そういう時間の積み重ねもこの写真集に出ていると思います」と回答。「後はその時自分が感じていたことなど上手く説明できないですけど、“その時の私”というのがその都度、切り取られているなって思います」と満足げな表情を浮かべた。

夏帆、お気に入りのカットは？

お気に入りのカットを聞かれ、ベッドの上でパンをかじっているカットを披露した夏帆は「ちょっととぼけた感じなんですけど、なんか好きなんですよね（笑）」と告白。「普段、仕事でこういう写真が世に出ることはないなというのと不意に撮られた写真なんですけど、自分の子どもの頃もこんな顔をしていたなって思って、個人的に好きな1枚です」とアピールした。

なお、タイトルの『おとととい』は写真家・石田氏が子どもの頃から使っている造語で“一昨日の前の日”という意味だそうで、この日の“おとととい”は何をしていたのか聞かれると「段々、『昨日何してたっけ？』『一昨日何してたっけ？』みたいな感じで自分の記憶が曖昧になってきているんですけど（笑）」と苦笑。「“おとととい”は仕事をしていましたね。何も面白くなくてすみません…（笑）」と明かした。

夏帆、30代の過ごし方明かす

30歳を迎え、約1年が経とうとしている夏帆はどんな30代を過ごしたいか尋ねられると「20代の時はそれなりに悩んだり、もがいたりしていたんですけど、30代はとにかく楽しんだもの勝ちじゃないですけど、常に色んなことに好奇心を持って、楽しく健康に過ごしたいなって思っています」と目を輝かせて回答。「本を作りたいという夢であって目標が叶ってしまったので、大きな“やってみたいこと”が今、達成した状況なんですけど」と言いつつ「ゼロから関わってものを作るってすごく大変ですし、労力のいることだけどすごく楽しかったですし、豊かなことだなって感じたので、この先どういう形でそういうことができるかわからないですけど、またゼロから何かものづくりに関わる機会が30代にあったらいいなって思っています」と期待に胸を躍らせた。（modelpress編集部）