北川景子「リコカツ」で感じた結婚観・家族への感謝「綺麗事で終わらせるのは絶対に良くない」最終回に言及
2021.06.17 12:00
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女優の北川景子が、主演を務めるTBS系金曜ドラマ『リコカツ』(毎週金曜よる10時~)の最終回を目前に控え、合同取材に出席。今作を通して感じた結婚観や家族への感謝、最終回の見どころなどについて語った。
北川景子主演「リコカツ」
本作は、運命的な出会いで「交際ゼロ日婚」を果たした2人が離婚を考えることから始まる、大人のラブストーリー。ファッション雑誌の優秀な編集者・水口咲を北川、航空自衛隊に編成されている航空救難団のエース隊員・緒原紘一を永山瑛太が演じる。北川景子、結婚観・家族への感謝を語る
この日、ラストシーンを撮り終えた後、取材に応じた北川。「始まった時、私たち役者はどういうふうな結末になるのか聞かされていなく、離婚届に不備があって実は受理されていなかったのでは?と自分でもいろいろ想像を膨らませていました」と自分自身もストーリーの展開を予想しながら演じていたといい、「結婚から離婚に至るまでの時間軸も早く、そのドタバタ感を含めてリアルに皆さんに観てもらているのではと思っています。脚本以上のものをみんなで構築してきたので、最終話で着地点が見えて、今すごく安心感と達成感を感じています。あとは最後の最後まで良いものを撮るだけです」と真摯に心境を語った。北川自身、女優業をこなす傍ら、プライベートでは2016年に歌手でタレントのDAIGOと結婚。2020年9月には第1子女児を出産し、妻であり母の顔も持つ。「結婚した時に、お互いや顔や名前が表に出ているからなのかもしれないですが、今後も一生結婚会見の映像が使われ続けるという覚悟のうえ“絶対離婚しない”という思いで、結構重い感じで結婚したので(笑)、喧嘩の常套句かのように『離婚よ、離婚!』とすぐに言ってしまう、自分の価値観とは違うこの役柄をどう割り切って演じようかが自分の中のテーマでした」と明かし、「この作品を通して結婚観が変わった、ということはないのですが、やっぱり“離婚”を軽はずみに言葉にするものじゃないんだなと改めて思いましたし、ハンコも簡単に押してはいけない」と再認識。
家族のかたちや在り方はそれぞれであることも口にする北川だったが、離婚に至るまでに共感するポイントもあったよう。「私も共働きの夫婦なので、お互い大事な仕事が重なってしまった時に、もうちょっと話し合う時間がとれたらな、最近向き合えてないな、と自己嫌悪になることもあります。仕事と家庭のバランスに悩むところはすごくリアル」としみじみ。出産後初の連続ドラマとあって「育児を、夫はもちろん親にも協力してもらい、全家族でなんとか回していたので、すごく負担をかけているなと感じていました。この作品が終わったら、家族に『ありがとう』と言いたいです。感謝でいっぱい」と家族への感謝を伝えた。
北川景子、永山瑛太とのラブシーン反響に驚き
また、永山とのラブシーンに胸キュンする視聴者も相次いでいるが、「現場では『ここは胸キュンシーンです!』というような感じではなかったので、抱き合うシーンが放送されてからは『身長差が良い』などの反響をいただいていることを知って、すごく意外でビックリしました」と驚きの様子。永山とは空き時間にも台本を読みながら打ち合わせをして、毎話一緒に作り上げてきたようで、特に印象に残っているのは「第5話で離婚届にハンコを押すことになったシーン」とあげた北川。「本気で演じないと、『なんでこの人たち離婚するの?』となってしまうので、話しかけちゃ悪いかなと思うくらい瑛太さんも集中されていました。台本を読んだ時はそこまで緊迫感のあるシーンだとは思っていなかったのですが、2人で実際に演じると台本以上のものが起こる。瑛太さんと演じることで、こういうシーンだったんだと気付かされることが多かったです。泣くはずではなかったけど泣いたり、手をお互い離したくないというのもやってみて生まれたり、このシーンに言葉は要らないとか、提案はいつも瑛太さんがしてくださいました」と振り返った。
北川景子「綺麗事で終わらせるのは絶対に良くない」最終回に言及
これまで、強い女性やバリバリ働くキャリアウーマンのような女性を演じることが多かった北川。「こういうホームドラマや等身大で自然体な役は初めてやらせていただいて、すごく難しいなと思いながら演じさせていただいたのですが、連ドラ復帰作としてやって良かったなという作品になりました」と新境地に挑戦できたことに喜び。「視聴者の皆さんの応援があったからこそ、10話のマラソンをここまで走り続けることができたなと思います。記者の皆さんもたくさん話題にしていただき、本当にありがとうございました」と改めて感謝し、「男女の関係や仕事と家庭の両立をリアルに描いてきたドラマだからこそ、最後を綺麗事で終わらせるのは絶対に良くないと自分たちもわかっていて、こういう終わり方なら『そう来たか』と思っていただけると思うので、最後の最後、ラストシーンまで楽しみに注目してほしいです」と最終回に向けて期待を呼びかけた。(modelpress編集部)
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