浅香航大、谷原章介の不倫相手に 松本清張作品リバイバルで同性愛描く＜黒い画集～証言～＞

「黒い画集～証言～」不倫相手を女性から男性に変更

松本清張の小説「黒い画集～証言～」の舞台を現代に置き換え、大胆な設定と斬新な解釈でリメイクする今作。一見幸せな家庭生活を営む男が、若い相手との甘美な不倫関係に足を踏み入れてしまい、それを家族に隠し通すためある事件について「偽証」せざるを得なくなる。

そこから巻き起こる男の悲喜劇と恐ろしい“不倫の代償”を描いた原作のエッセンスはそのままに、主人公の不倫相手を女性から男性に変更。バイセクシャルや偽装結婚という現代的な要素を取り入れながら、さらには耐える妻の思いもよらない逆襲をビビッドに描く。

浅香航大、谷原章介とのラブシーン回顧

浅香は今作に関して「僕が谷原さんの不倫相手役という設定変更には驚きましたが、グッと作品の求心力が強まった気がします。僕自身、役者としてもチャレンジングな作品となりました」と回顧。ロケ初日にラブシーンの撮影をしたといい「谷原さんがとても上手にリードしてくださって、円滑に進みました…今思い返すと少し照れくさいですね」と振り返った。

谷原章介、浅香航大は「とても色気がある」

また、谷原は今作のリバイバルについて「同性愛の設定が加わったことで、原作よりさらに複雑で挑戦的な内容になったと思います」と紹介。浅香については「実際に役で相対してみて、改めてとても色気がある役者さんだと感じました」と振り返った。

なお、今作はNHK BS4Kでも5月23日よる7時30分から放送される。（modelpress編集部）

谷原章介コメント

― 松本清張作品の魅力とは？また原作から、主人公の不倫相手が男性に変更されています。その大胆なアレンジについての感想は？

罪を犯したことがないような善良な市民が、ふとしたきっかけで別の一面をあらわにしていく。そんな心の奥底を描く人間描写が魅力でしょうか。同性愛の設定が加わったことで、原作よりさらに複雑で挑戦的な内容になったと思います。浅香さんと以前に共演したときはここまで近しい関係の役柄ではなかったので、たのしみにしていました。実際に役で相対してみて、改めてとても色気がある役者さんだと感じました。

― 金沢ロケの思い出を教えてください。

金沢では空き時間が結構あったので、地元のおいしい物をいただきました。皆終わる時間はまちまちだったので、それぞれが食べた美味しいものを撮影の合間に報告し合い、翌日それぞれが金沢の町に散って行きました。

― 視聴者へのメッセージをお願いします。

貞一郎は安定を求める善良な人間です。そんな彼もふとしたきっかけで足を踏み外してしまう。これは誰にでも起こりうる物語だという観点で見ていただけると、より一層楽しめると思います。

西田尚美コメント

― 原作から、主人公の不倫相手が男性に変更されています。その大胆なアレンジについての感想は？

夫の男性との不倫を知って、ものすごい屈辱感と絶望感に苛まれます。でも、その感情を表に出せないプライド、妻としての矜持が幸子にはあると思います。撮影現場でのお2人はとても美しくて純粋で、嫉妬してしまうほどでした。

― 金沢ロケの思い出を教えてください。

金沢でオフの日に美味しいラーメン屋さんを調べて1人で並んで食べたのですが、次の日の撮影の時にその話をしたら、谷原さんも浅香さんも、美味しいものがお好きなので、仕事終わりにお2人で「行くぞ！」とラーメン屋さんに向かっていました（笑）。仲良しだなぁと。

― 視聴者へのメッセージをお願いします。

幸子の天真爛漫さの奥に潜むしたたかさ、それがとても怖くて物語に引き込まれます。幸子の心理にご注目下さい。それと、ラストが原作とは違っているので、そこも楽しみに見ていただけたら。

浅香航大コメント

― 原作から、主人公の不倫相手が男性に変更されています。その大胆なアレンジについての感想は？

僕が谷原さんの不倫相手役という設定変更には驚きましたが、グッと作品の求心力が強まった気がします。僕自身、役者としてもチャレンジングな作品となりました。

― 金沢ロケの思い出を教えてください。

ラブシーンの撮影はなんとロケの初日でした。それも冬の金沢の夜の野外で！撮影場所が燃え盛る陶芸窯のそばだったのが救いでした。ラブシーンは、谷原さんがとても上手にリードしてくださって、円滑に進みました…今思い返すと少し照れくさいですね。

― 視聴者へのメッセージをお願いします。

智久は純粋で素直なだけに、自分を大切にできず、時に生き辛さを感じてしまう。そんな彼の想いや葛藤を感じてもらえたら嬉しいです。また3人以外にも個性的な登場人物が多く、とても見応えがあり注目です！