(上段左から)高嶋政伸、白濱亜嵐(中央左から)安斉かれん、三浦翔平(下段左から)田中みな実、高橋克典(C)テレビ朝日/AbemaTV

GENERATIONS白濱亜嵐・田中みな実ら、ドラマ「M」追加キャスト発表

2020.03.18 05:00

アーティストの安斉かれんと俳優の三浦翔平がW主演を務める4月18日スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『M 愛すべき人がいて』(毎週土曜よる11:15~)に白濱亜嵐EXILEGENERATIONS from EXILE TRIBE)、田中みな実ら追加キャストが発表された。

今作は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまでと、そこに秘められた出会いと別れを描いた同名小説(小松成美著・幻冬舎刊)を、ドラマならではの彩りをプラスし、「AbemaTV」との共同制作で壮大なスケールで連続ドラマ化。

アユ役を安斉、希代のプロデューサー・マサ役を三浦が演じる。

鈴木おさむ脚本でジェットコースター・ラブ作品に

脚本を手掛けるのは鈴木おさむ。倉科カナ主演『奪い愛、冬』(2017年)、AbemaTVで配信された水野美紀主演『奪い愛、夏』(2019年)で、壮絶なバトルや強烈なセリフ、ジェットコースター級のスピーディーな展開で話題を呼んだ鈴木氏が、今作でもその手腕を余すことなく発揮する。

今作では、原作をベースに“脚本家・鈴木おさむ”ならではのエッセンスをふんだんに散りばめてエンタメ感をプラス。アユとマサの純愛に加え、鬼トレーナーのしごき、過酷なデビュー争い、壮絶な嫌がらせ、そして恋路を阻む強敵たちとの戦い…と、ドキドキハラハラする要素満載のジェットコースター・ラブ作品となっている。

白濱亜嵐&田中みな実の役柄は?

今回、音楽界の頂点を目指すアユと、レコード会社「A VICTORY」のカリスマプロデューサー・マサの前に立ちはだかる強烈なキャラクターを演じるキャスト陣が決定。

白濱は、マサの右腕・流川翔を演じる。ダンス&ボーカルグループGENERATIONSのリーダー、EXILEの一員として人気の白濱だが、ドラマ『小説王』『貴族誕生-PRINCE OF LEGEND-』(2019年)をはじめ、映画や舞台でも活躍。5月1日に出演映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』の公開が控えるなど、役者としても存在感を発揮している白濱が、明るくチャラい子犬キャラから、悪だくみに利用されたことで変わっていく…という複雑な役を熱演する。

田中は眼帯姿の謎めいたマサの秘書・姫野礼香役に決定。バラエティーに引っ張りだこ、美のカリスマとして女性から絶大な支持を得るほか、写真集が大ヒットするなどブームを巻き起こしている田中が、2019年には女優としての活動もスタート。ドラマ『絶対正義』『モトカレマニア』、AbemaTVで配信された『奪い愛、夏』で経験を積んだ田中が、マサを愛するあまり暴走、あの手この手でアユをいじめるという狂気を秘めた礼香役で大暴れする。

高橋克典・久保田紗友・河北麻友子らも出演

さらに、上京したアユが所属する事務所の社長・中谷役はシリアスからコメディーまで幅広い役柄で多くの作品に名を連ねる名優・高橋克典。アユにはまったく価値を感じていなかったにも関わらず、マサが才能を見出した途端囲い込もうとする、2人にとってある意味最初の壁となる人物を演じる。

最大にして最凶の敵としてアユとマサの前に立ちはだかることになる「A VICTORY」の社長・大浜役には『DOCTORS 最強の名医』(2011年ほか)、『黒革の手帖』(2017年)などで見せたヒール役で、怪優の名を欲しいままにした高嶋政伸。今作でも権力を振りかざしてしぶとく2人の邪魔をする不気味な男を演じる。

また、アユにとっては東京でできた初めての友達で歌手を目指す玉木理沙を演じるのは、主演ドラマ『鈍色の箱の中で』が話題の久保田紗友。信頼していた友達から一転、マサが肩入れするアユに嫉妬して壮絶な嫌がらせをすることになるライバル・理沙役に挑む。

さらに、「A VICTORY」の社員でアユのマネージャー・野島美香を『ドクターX~外科医・大門未知子~』(2019年)で6代目の秘書を演じた河北麻友子が、大浜のクールな秘書・吉田明日香は今クールのドラマ『この男は人生最大の過ちです』に出演中の田中道子が演じる。

ほか、「A VICTORY」の売上のほとんどを支え、絶頂期を極める人気プロデューサー・輝楽天明(きら・てんめい)役には、ミュージカルなど多くの舞台で活躍する俳優・新納慎也が決定。大河ドラマ『真田丸』(2016年)で演じた豊臣秀次が没して以降、“秀次ロス”が巻き起こるなど、映像作品でも話題をさらった新納が、今作でもその演技力を余すところなく披露する。そして、アユとともに福岡から上京し、優しく見守り続ける祖母・幸子には市毛良枝が決定。アユの心の支えとなる祖母を市毛が包容力たっぷりに演じる。

さらに、ダンスが得意なアユのライバルで理沙らとともに嫌がらせに加担する西谷真理役に、ボーカル&ダンスユニットONEPIXCELのメンバーとして活躍中で今作がドラマデビュー作となる傳彩夏、アユと幸子が身を寄せる東京の親戚・椎名里美役に映画『怪物くん』(2012年)、ドラマ『僕の生きる道』(2003年)などに出演した上野なつひが決定。また、マサ行きつけのバーのマスター・佐山尚樹役には、数々の舞台で演技力を磨いてきたブレーク必至の若手俳優・水江建太が決定。自身も作詞作曲をするなど音楽に造詣の深い水江が、劇中では弾き語りを披露する。

浜崎あゆみ「M」が主題歌

また、主題歌は浜崎あゆみの「M」に決定した。

主な追加キャスト・人物紹介

【流川 翔(るかわ・しょう)…白濱亜嵐(しらはま・あらん)】
レコード会社「A VICTORY」の社員で専務のマサ直属の部下。マサとはレンタルレコード店で出会ってから7年の付き合いで一番の理解者。マサを尊敬しており、一緒に日本の音楽史を塗り替える伝説を作りたいと熱い心で仕事に励んでいる。明るい愛されキャラだが、若干チャラめ。ガールズグループのプロデュースを任されたことで燃え上がった野心を大浜らに利用されることに…。

【姫野礼香(ひめの・れいか)…田中みな実(たなか・みなみ)】
レコード会社「A VICTORY」の社員でマサの秘書。決して右目の眼帯を外さない謎めいた美女。長年マサに思いを寄せており、彼が離婚するのを待ち望んでいる。眼帯を付ける原因となったできごとにはマサが関係しているようで、ストーカー並みの執着心で彼を追いかけている。愛するマサがアユに肩入れするのが許せず、激しく嫉妬。狂気すら感じる姑息な手段でアユへの嫌がらせを繰り返す。

【大浜…高嶋政伸(たかしま・まさのぶ)】
レコード会社「A VICTORY」代表取締役社長。粘着質で不気味な男。レンタルレコード店時代のマサの評判を聞きつけ、その才能にほれ込んで独立させた。その後、共同で「A VICTORY」を設立し、経営面を取り仕切っている。会社が大きく成長したのはカリスマ性と才能にあふれるマサのおかげだと理解はしているものの、自分の存在を脅かされそうで認められない。あの手この手で追い出しを図る。

【中谷…高橋克典(たかはし・かつのり)】
上京したアユが所属する芸能事務所・中谷プロの社長。コギャルブームに乗っかって、日サロに行けと意見するなど、アユが売れるとは思っていない。しかし、マサがアユの才能を見出したことを知った瞬間、惜しくなり、囲い込もうとする。アユが中谷プロに所属していながらマサに会うことを問題視する大浜らと結託して2人の邪魔をしようとするのだが…。

出演者コメント

白濱亜嵐コメント

流川は原作にはない役柄なんですが、明るくてチャラい“陽キャ”で、コミュニケーション取るのがうまい、人に愛されるタイプなんだろうなと思っています。 

このドラマの最初のシーンが93年で、僕が生まれた年なんですけど、90年代って新鮮なものが多過ぎて一周してカッコイイと思います。私服で買うものも80年代、90年代に作られたものだったりするので、オシャレでかっこよく見える。音楽も日本のJ-POPが変わり始めたのは90年代からだと言われているんです。そういう面白い時代が描かれるのも楽しみです。

三浦翔平くんとは仲良しで、会うのは久しぶりでしたが、連絡は頻繁に取っています。実はクラインクイン前に、翔平くんから「気合い入ってるから頼むね」って電話が掛かってきたんです。翔平くんのこの作品にかける思いを感じて僕も頑張ろうと思いました。

鈴木おさむさんとはお会いする機会が多く、脚本の背景などをいろいろ教えてくださるので勉強になります。流川は明るくていいヤツなんですけど、おさむさんのことだから絶対そのままじゃ終わらないと思う(笑)。ドロドロした展開に混ざっていくだろうから、僕もどうなるのかワクワクしています。

流川はアユとマサのことを一番近くて見ている人なので、縁の下の力持ちだと思って見てほしいです。とはいえ、絶対にただのいいヤツでは終わらないと思います。おさむさんは僕が普段やらないことをやらせるのが好きなので(笑)。何やらされるんだろう…殺されたり…しないですよね(笑)!?

田中みな実コメント

クランクイン当日、三浦翔平さんとの雑談の中で「(脚本は)おさむさんだし、礼香と大浜社長と輝楽はその世界観の中で思いっきりやっちゃってよさそうですよね」と言っていただいて。昨年やらせていただいたドラマ『奪い愛・夏』の水野美紀さんや小手伸也さんのお顔が真っ先に浮かびました。あそこまで…?!と。(笑)台詞は普通に生活していたらまず口にしないようなことばかりですし、物語の中でも異様な存在感を放つ謎多きキャラクターです。眼帯も要素のひとつ。私はそういったアイテムがあることで助けられています。

礼香とマサとの間にどんな過去があって眼帯を付けることになったのかは、まだ明かされていないのですが、狂気を感じるほどにマサを愛し、一番の理解者でありたい、所有したいという気持ちが増幅して思わぬ行動に出る礼香の奇行にご注目いただければと思います。立場や権力を振りかざし、あらゆる姑息な手段を使って全力でアユの足を引っ張ります(笑)。こんなに意地悪な役は初めて…。新たな自分を発見できたら面白いなと思っています。

原作を読まれた方もそうでない方も、みなさまに楽しんでいただける作品になっていると思います。観終わったあと、きっと誰かに「みた?!」と連絡したくなるはず!

高嶋政伸コメント

大浜は大会社の社長を務めるくらいなので、根本的にはそこまで器の小さい男じゃないと思っています。でも、マサという人間がいたから会社が大きくなったという事実は認めたくない、マサがいなくてもやっていけると思う反面、本当にいなくなったらどうなるかわからないというコンプレックスもある。それをマサとアユにぶつけるんです。アユが売れるとまたマサの力が強くなってイヤだなっていう…そこは器の小さいところですよね。しかも売れっ子の前だと媚びへつらいます(笑)。

三浦翔平さんはもう完全に役をつかんでいて、たいしたもんだなぁと思いました。三浦さんとは初日の1シーン目から顔の距離が6cmくらいの近さで激しく対立しました。完全に負けたら面白くないので、今後も拮抗するくらいエネルギーで激しくぶつかっていきたいですね。辞任に追いやるまでいろんな計略を巡らせます。安斉かれんさんもすごく存在感のある方なので、ご一緒するのが楽しみです。

大浜のセリフは、「どうかな~~~~~~~」とか、語尾に「~」が多くて、最初はどう言えばいいのか悩みました。鈴木おさむさんはバラエティーをメインでやってらっしゃる方なので、知り合いの芸人さんに紙に書いたセリフを見てもらって、どこまでリアルにやればいいのか、どこまで笑いの要素を入れていいのかなど、さじ加減をアドバイスしてもらいました。一回「~」の部分を鉛筆で消して言ってみたり…。言い方一つで全然変わってくるので、テストでいろいろやってみて、周りの反応がなかったらそっとやめたり(笑)。現場はすごく楽しいですよ。プロデューサーからも「この世界観を楽しんでください」とお言葉をいただいたんですが、まさにおっしゃるとおり!僕も大浜という役を楽しみます。

脚本家・鈴木おさむコメント

アユとマサの物語「M」。夢をみなければ何も始まらない。この原作に大映ドラマのような衝撃なキャラクターも登場するオリジナリティーも足して、新たなシンデレラストーリードラマとしてお届け出来ると信じております。 鈴木おさむ

第1話あらすじ

1993年、福岡から祖母・幸子(市毛良枝)とともに上京してきたアユ(安斉かれん)。ギャラのいい東京で芸能活動をして売れれば家族の生活が楽になると意気込むアユだが、そう上手くはいかず、高校に通いながら細々とエキストラのような仕事をこなす日々を送っていた。

そんなある日、歌手を目指す友人・玉木理沙(久保田紗友)から六本木のディスコ・ベルファインで、レコード会社「A VICTORY」のカリスマプロデューサー、マックス・マサ(三浦翔平)が次のスターを探していると聞いたアユは、一緒にベルファインに通い始める。

一方、会社の売上を人気プロデューサー・輝楽天明(新納慎也)一人が担っていることに危機感を感じているマサは、社長の大浜(高嶋政伸)に、ほかにもヒットを出さなければ未来はないと進言するが、輝楽ブームに浮かれている大浜は聞く耳をもたない。一蹴されたマサに眼帯姿の秘書・姫野礼香(田中みな実)は、「私は昔からマサのすごさを知っている」と優しい言葉を掛けるが…。

その夜、いつものようにベルファインのVIPルームに赴いたマサは、直属の部下・流川翔(白濱亜嵐)に「いいと思うやつを連れてこい!」と指示を出す。フロアに降りた流川は、次々と女の子に声を掛け、VIPルームに連れて行く。その中には、流川イチオシの理沙と無理についてきたアユの姿もあった。緊張しながらマサの前に並んだアユだが、女の子の顔を見て次々と切り捨てていくやり方に、つい反抗的な態度を取ってしまう。

翌日、堂々と自分に意見した姿に初めて心を動かされたマサからアユに電話が…。

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

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