吉岡里帆(C)テレビ朝日

吉岡里帆、初の刑事役で「時効警察」に参戦

2019.07.06 05:30

女優の吉岡里帆が2019年10月期のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『時効警察はじめました』(毎週金曜よる11時15分~)に出演する。

12年ぶりに復活を遂げることが発表されたシュールな脱力系コメディーミステリー『時効警察』。2019年放送と謳われていた、あの“伝説のドラマ”の新作が、前2シリーズと同じ金曜ナイトドラマ枠で放送される。時効になった事件を趣味で捜査する男・霧山修一朗(オダギリ ジョー)が、おなじみの迷…もとい名助手・三日月しずか(麻生久美子)と共に、もはやライフワークと言っても過言ではない“唯一の趣味”を再開する。

さらに、温和な無秩序課長・熊本(岩松了)、無類のイタズラ好き・又来(ふせえり)、人生の99%が無表情なサネイエ(江口のりこ)ら“ゆる~い時効管理課の面々”、トレンチコート命の残念エース刑事・十文字疾風(豊原功補)&いい加減を極める先輩刑事・蜂須賀(緋田康人)、ちゃっかり鑑識官・諸沢(光石研)、そしてナレーターの由紀さおりも12年ぶりに再結集。身の上にはちょいちょい変化があったりしつつも、基本人格は相変わらずな“時効オールスターズ”が、またも脱力旋風を巻き起こす。

吉岡里帆、初の刑事役

麻生久美子、吉岡里帆、オダギリジョー(C)テレビ朝日
麻生久美子、吉岡里帆、オダギリジョー(C)テレビ朝日
そんな中、テレビドラマで本格コメディーに挑戦するのも、刑事役を演じるのも初となる吉岡が新規参戦。「ガンバリマス!」が決めゼリフの“やたらとガンバル刑事課期待の新人”で、隙あらば霧山&三日月の“趣味の捜査”に首を突っ込んでいく彩雲真空(あやくも・まそら)を意気揚々と演じる。

「前2シリーズを、私も一視聴者として見ていたんです。皆さんがまた集まることがファンとしてうれしかったと同時に、自分もあの世界の中に入れるということで『ホントに!?』と思いました」と目を輝かせる吉岡は、のっけから時効ワールドに溶け込むという、恐るべし潜在能力を発揮。なんと、左腕を垂直に立て、その肘の部分に右手を添える、気合が入りすぎて逆にゆるい「ガンバリマス!」ポーズも自ら生み出したそう。「スタッフさんとの打ち合わせで『期待してるよ』と言っていただけたとき、無意識のうちにやっていたポーズで、本編でも使おうということになったんです(笑)。普段はこんなポーズを取ることがないんですけど、力が入っていたんだと思います」と吉岡。そんな“ガンバル吉岡”は撮影でも縦横無尽に大暴れすることに…!?「麻生さんにプロレス技をかけるという私的衝撃シーンもあるんです。すごくドキドキしました!しかも私、劇中でプロレスラーにまでなっちゃいます(笑)」「いろいろチャレンジできるので、楽しいです。かなり頑張っているので、ぜひ見ていただきたいです」と意気込む吉岡の姿に注目だ。

吉岡里帆、オダギリジョー&麻生久美子の印象を明かす

(左から)光石研、緋田康人、豊原功補、吉岡里帆、オダギリジョー、麻生久美子、ふせえり、江口のりこ、岩松了(C)テレビ朝日
(左から)光石研、緋田康人、豊原功補、吉岡里帆、オダギリジョー、麻生久美子、ふせえり、江口のりこ、岩松了(C)テレビ朝日
撮影はすでにスタート。現場では日々、時効ワールドがじっくりことこと煮込まれている。そんな中、昨年、『時効警察』のメイン監督・三木聡氏の映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』に出演した吉岡は、今回も三木監督の手腕に脱帽。「もっと即興でツッコミやボケが飛び交っているのかなと思っていたんですけど、特に三木さんが脚本・監督を担当される回は、皆さんが台本にあるセリフを一語一句、絶対に変えることなく、すべて完璧に積み上げられた会話劇になっているんです。そこは意外でした!」と、打ち明ける。三木監督も「若くてエネルギッシュな吉岡さんのテンション高めな芝居が時効警察に新しいテンションをもたらし、時効警察をよりパワーアップさせてくれていると思います」と、早くも大きな信頼を寄せている。また、吉岡は初共演となるオダギリ、『音タコ』以来の再共演となる麻生のことも壮絶リスペクト。「オダギリさんは、誰よりも皆さんのことを見ていてくださって、とても頼もしい方。麻生さんはかわいくて、面白くて、無敵な人。大好きです!」と、声を弾ませた。

実は吉岡、オダギリものけぞるスピードで共演陣と一体化。オダギリも「新しく加わることは、不安や心配も大きかったと思いますが、吉岡さんは見事に馴染んでいます。というより、既にみんなから愛されています。明るくて素直で人柄が良く、麻生さんは『こんな素敵な子供が欲しい』と、吉岡さんの家庭環境を聞き出したりしています。とにかく、時効警察は独特な現場ですが、吉岡さんなら何の心配もないと思います」と、劇中に出てくる時効の判子ばりにドンッと力強く、太鼓判を押す。さらに、12年ぶりにレギュラーキャスト陣と再会した感想をオダギリに尋ねると、「確かに12年が経っているのに、みんな何も変わっていませんでした。見た目も変わってないし、掛け合いも当時のまま。初日から何の違和感もなく、12年前の感覚に戻ることができました。ただ、みんな確実に体力は落ちています(笑)」と答えた。

吉岡里帆コメント

吉岡里帆(C)テレビ朝日
吉岡里帆(C)テレビ朝日
― まずは、『時効警察』への出演が決まったときのご感想をお聞かせください。

前2シリーズを、私も一視聴者として見ていたんです。皆さんがまた集まることがファンとしてうれしかったと同時に、自分もあの世界の中に入れるということで「ホントに!?」と思いました。

― 新キャラとして参入する彩雲を今どうとらえて、演じてらっしゃいますか?

彩雲は刑事課の“期待の新人”で、いつも熱血。その一方で、会話の中にぶっ込み要素を持ってくる役割も担っているので、守備範囲が広いキャラなんです。昔からいる皆さんの絶妙な間やテンポを感じ取って、自分がその中でどんな役割を担うか考えるようにしています。

― 実際に演じる中で、ご自身の想像と違ったことなどありますか?

もっと即興でツッコミやボケが飛び交っているのかなと思っていたんですけど、特に三木(聡)さんが脚本・監督を担当される回は、皆さんが台本にあるセリフを一語一句、絶対に変えることなく、すべて完璧に積み上げられた会話劇になっているんです。そこは意外でした!『時効警察』は計算されたセリフが全部カチッとはまったときに絶妙な笑いが生まれる世界なので、私も大先輩の皆さんに身を任せながら、一生懸命ついていくよう心掛けています。ドラマでここまで本格的なコメディー作品は初めてですし、撮影はとても楽しいです!笑いが絶えない現場で、毎日幸せです。

― 今回は守備範囲が広いキャラだけに、劇中でもいろんなことをやってらっしゃいますよね。

いろいろチャレンジできるので、楽しいです。実は今回、大先輩である麻生(久美子)さんにプロレス技をかけるという私的衝撃シーンもあるんです。すごくドキドキしました!しかも私、劇中でプロレスラーにまでなっちゃいます(笑)。かなり頑張っているので、ぜひ見ていただきたいです。

― しかも、今回は決めポーズまであるんですよね?

彩雲は、いつも意気込んで「ガンバリマス!」と意思表示をするたび、左腕を垂直に立てて、その肘の部分に右手を添える、ウルトラマンの逆のようなポーズを取るんです。これ、スタッフさんとの打ち合わせで「期待してるよ」と言っていただけたとき、私が無意識のうちにやっていたポーズで、本編でも使おうということになったんです(笑)。普段はこんなポーズを取ることがないんですけど、力が入っていたんだと思います。なぜか、そのポーズを取っちゃったんです。

― ちなみに、『時効警察』チームにはすぐに溶け込めましたか?

麻生さんをはじめ、以前共演させていただいた方が多かったこともあって、すぐに受け入れていただけました。最初のリハーサルの翌日にも、初共演のオダギリ(ジョー)さんが「馴染むのが早かったね」とおっしゃってくださって、すごくうれしかったです。本当に皆さん、優しくて、面白くて、懐が広くて!休み時間は、劇中さながらの会話が展開される一方で、皆さんが笑いの表現方法について、真剣に話し合ったりもされていて…。このバランス感覚は『時効警察』ならではだと思います。そんな現場がとても楽しいし、大好きです。

― 共演シーンの多いオダギリさんと麻生さんの印象を教えてください。

オダギリさんは、心の中でふつふつと燃える『時効警察』愛を感じます。誰よりも皆さんのことを見ていてくださって、とても頼もしい方!麻生さんはかわいくて、面白くて、無敵な人!オダギリさんとも話していたんですけど、麻生さんの周りでは面白いことがたくさん起こるんです。いつも広い心で接してくださるので、大好きです!そんな皆さんとの化学反応を楽しみながら、私も全力で彩雲を演じるようガンバリマス!

(modelpress編集部)
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