土屋太鳳(画像提供:読売テレビ)

土屋太鳳、涙「ずっと心を奪われてます」主演作メインテーマ曲発表<約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~>

2019.02.04 05:00

女優の土屋太鳳主演、ももいろクローバーZの百田夏菜子が出演する、読売テレビ開局60年スペシャルドラマ「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」(2月22日よる9時~)。音楽プロデューサーのつんく♂が、同作のメインテーマ曲「幸せのセレナーデ」を書き下ろし、土屋が歌うことがわかった。


土屋太鳳主演「約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~」

1970年代に放送され、五木ひろし、八代亜紀、山本譲二、天童よしみら多くのスターを輩出した伝説のオーディション番組「全日本歌謡選手権」をモチーフにした同作。同曲は、1970年が舞台のドラマということで、昭和をイメージした楽曲でドラマのためだけに書き下ろされたもの。同年代のヒット曲の数々とともに、ドラマを盛り上げる。

土屋太鳳、メインテーマ曲「幸せのセレナーデ」歌う

物語は、東北の港町で歌手を目指しながらも夢を諦めかけていた小沢翼(土屋)が、1975年の東京にタイムスリップし、歌手になるために上京してきた大空つばさ(百田)と出会い、2人が歌手をめざしていくというストーリー。

翼はオーディションを受けながら、もがき苦しみつつ、自分にとって、本当に大事なものに気がついていく。色々な思いを背負いながら、全日本歌謡選手権という舞台で、翼が全身全霊をかけて歌う同曲に注目となっている。

土屋太鳳「ずっと心を奪われてます」

(左から)土屋太鳳、つんく♂(画像提供:読売テレビ)
(左から)土屋太鳳、つんく♂(画像提供:読売テレビ)
土屋は、つんく♂の楽曲を歌ったことに関して「最初の一小節の、最初の一言から、つんくさんの描く世界と人に、心を持っていかれました。これが、つんくさんの曲なんだ…!と思い知った気持ちです。綺麗ごとじゃないのに、すごく純粋で、せつなくて。さすがだと思いましたし、今もずっと心を奪われてます」と心境を吐露。

また、「私は自分の声に大きなコンプレックスを持っていて、いざという時に声が出なくなる時期が続いていたこともあり、歌は大好きだけれど、人前で歌うことには、ずっと戸惑いが消えなかったんです。凄く音楽が好きで救われてきたのに、だからこそ自分が関わっちゃいけないような気がして」とコメント。

その上で「でも、つんくさんはディレクションの一言目で、その意識を180度変えてくださいました。『もっとマイクに近づけて、歌うのではなく、囁いて』という言葉をいただいた時、歌うんじゃない、これは心の声なんだと目から鱗の気持ちになりました。その目から鱗の『鱗』が、翼の心を通して、涙になったのだと思います」と明かした。

つんく♂、土屋太鳳をプロデュースするなら…?

つんく♂は、土屋の歌声について「普段ドラマで見る印象と声の印象が違って、思った以上に明るい声でした。なので、極力、可愛さが出ないようなイメージで歌ってもらいました。本人は無意識と思いますが、ときおりお皿をこすったようなキュキュっとする、かわいい声の部分が出てきてそれが個性的で魅力的な声をしてるなと思いました」と述懐。

自身が土屋を歌手(またはアイドル)としてプロデュースするならという質問には、「彼女が今14歳の設定としてデビューから考えていいのであれば、とにかく、明るくフレッシュな個性的な曲を2、3曲出して、スマッシュヒットをCMやドラマと共に出します。年齢もいい感じになった“ここぞ!”というときに、マイナー調の悲しく重めのしっかりした曲で、大ヒット目指してみたいですね」と語った。(modelpress編集部)

土屋太鳳コメント

― つんくさんの楽曲を歌った感想。

最初の一小節の、最初の一言から、つんくさんの描く世界と人に、心を持っていかれました。これが、つんくさんの曲なんだ…!と思い知った気持ちです。綺麗ごとじゃないのに、すごく純粋で、せつなくて。さすがだと思いましたし、今もずっと心を奪われてます。

― 実際にレコーディングされた感想。

お会いした瞬間に、ずっとメディアを通して拝見してきたかたが目の前に現れたというよりも、つんくさんの歌が人の姿をして現れたような気持ちがしました。ディレクションは驚きの連続でした。私の知らない私を、つんくさんはすぐに見つけてくださいました。

私は自分の声に大きなコンプレックスを持っていて、いざという時に声が出なくなる時期が続いていたこともあり、歌は大好きだけれど、人前で歌うことには、ずっと戸惑いが消えなかったんです。凄く音楽が好きで救われてきたのに、だからこそ自分が関わっちゃいけないような気がして。

でも、つんくさんはディレクションの一言目で、その意識を180度変えてくださいました。「もっとマイクに近づけて、歌うのではなく、囁いて」という言葉をいただいた時、歌うんじゃない、これは心の声なんだと目から鱗の気持ちになりました。その目から鱗の「鱗」が、翼の心を通して、涙になったのだと思います。

― オーディションシーンを撮影された感想。

ものすごく緊張したのですが、まず、つんくさんとの時間を思い出させていただいて、歌うというよりは心を語るつもりで臨みました。本当にたくさんのエキストラさん方が協力してくださいましたし、監督も私の、そして翼の心を尊重して段取りを考えてくださいましたし、キャストさん方とスタッフさん方に見守られた、あたたかい時間に恵まれることができました。

テストの時から、エキストラさん方には協力していただいたのですが、皆さん本当に熱く演じてくださって、私にパワーをくださったんです。その恩返しとまではならないと思うけれど、私もエキストラさん方ひとりひとりの目を見て、心を送る気持ちで歌わせていただきました。その気持ちがカメラを通して、そしてテレビを通して、夢を追う切なさと一緒に、観てくださる方々へ届くことを祈ってます。

つんく♂コメント

― 今回のドラマのオリジナル楽曲の作成依頼、どう思われましたか?

70年代をリアルで手掛けられた御大作家先生もたくさんいらっしゃる中、指名いただけたことは心より嬉しく思ってます。僕が小学生の頃に、感覚で受け捉えていた空気感と、仕事し始めて受け取った70年代という時代感を混ぜ合わせました。実際のそのままのレトロを作りあげるのではなく、ちょっと強調した、自分なりの70年代を作りあげました。実際、歌詞は70年代の作家先生は書かないだろうなという内容にあえてしました。

― 「幸せのセレナーデ」に込めた想いをお聞かせください。

打合せで、恋愛ソングではないんですと言われたんですが、恋愛ソングでないと70年代を語れないような気がしたので、自然とそうなっていきました。時代は高度成長期で、浮かれていた人が多かったかもしれませんが、学生や若者みんなが勝ち組だったとも思えません。そういう人たちの心の支えになるのが音楽や流行歌だったとしたら、そんな方たちへの応援歌になればなって思って作りました。

当時の作家先生たちと並んで、もし本当にリリースされてたら実際どうなってたかなとか想像しながら(笑)。

― 「幸せのセレナーデ」を制作するにあたり一番こだわったポイントは?

70年代と一口に言っても、初期と末期では全然サウンドも時代感覚も違うので、その辺は悩みましたが、基本は70年頭のイメージで、時代感や空気感を大切にしました。時代的に、サビにはもっとキャッチーな歌詞を持ってくる手法をとるんじゃないかなと思ったんですが、テレビドラマで流れる歌なので、芝居の邪魔にならないように歌詞の言葉を選び、「幸せ」「不幸せ」というテーマからブレないように書き上げました。

― 実際に土屋太鳳さんの歌声を聞かれた感想をお聞かせください。

普段ドラマで見る印象と声の印象が違って、思った以上に明るい声でした。なので、極力、可愛さが出ないようなイメージで歌ってもらいました。本人は無意識と思いますが、ときおりお皿をこすったようなキュキュっとする、かわいい声の部分が出てきてそれが個性的で魅力的な声をしてるなと思いました。

― もし本当に土屋さんを歌手(またはアイドル)としてプロデュースするなら、どんな歌手をイメージしますか?

「まれ」も「花子とアン」も「鈴木先生」も見ましたが、真夜中のパン屋さんの印象が強く、あのパン屋さんの太鳳ちゃんが好きでした。彼女が今14歳の設定としてデビューから考えていいのであれば、とにかく、明るくフレッシュな個性的な曲を2、3曲出して、スマッシュヒットをCMやドラマと共に出します。年齢もいい感じになった“ここぞ!”というときに、マイナー調の悲しく重めのしっかりした曲で大ヒット目指してみたいですね。

― 最後に、視聴者の方へのメッセージをお願いします。

映画を観ても、音楽を聞いても、CMや雑誌を見ても、とにかく日本がぐんぐん成長していく時代でした。中でも、テレビは一番華やかで、お金もあって、影響力もあって、華やかな時代だったと思います。テレビからはすごいスターがたくさん出てきて、子どもの頃の僕らにとって夢の箱の中でした。

今回はそんな時代がドラマになるんですが、その音楽に関わることができました。僕自体もタイムスリップした感覚で、憧れていたあの時代のみなさんの仲間入りを勝手に果たした気分で 超たのしくお仕事ができました。そういうワクワクの詰まったドラマに仕上がっているはずですので、テレビをご覧のみなさまも一緒にタイムスリップし、あの時代を楽しんでいただきたいですね。
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