注目の女優・小川紗良、何度も落選した朝ドラ出演へ「今の私にできる一番の恩返し」<まんぷく>
2019.01.31 15:03
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女優の小川紗良がNHK連続テレビ小説『まんぷく』(NHK総合/月曜~土曜あさ8時)に出演する。
女優としてだけでなく監督・書き手の顔もあり、「インディーズ映画の若き女王」との異名を持つ小川。今回、同ドラマではヒロインの福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)の娘・立花幸が大きくなった姿として出演していく。
小さい頃から、私はおじいちゃん・おばあちゃんっ子だった。普段は離れた田舎町で暮らしているが、両親共働きだったので、風邪を引いた時には祖父母がお見舞いに来てくれた。お遊戯会や運動会、音楽会、文化祭なんかも、必ず観に来てくれた。私が大学に入って映画を作り始めると、スタッフのみんなを家に泊めてくれたり、完成した作品をわざわざ東京や地方の映画祭に観に来てくれたりした。
初孫ということもあり、本当に祖父母からの愛情を受けて育った。私にとってそれは何の疑いようもない、ごく当たり前の日常であった。
その「当たり前」が生まれて初めて揺らいだのが、一昨年の夏のことである。母方の祖父が癌になった。幸い手術も成功し、入院生活も終えて今はまたのどかに暮らしている。しかし、あの時お見舞いで祖父の痩せた手に触れた時、枯れた声を聞いた時、初めて大切な人の存在が「当たり前」ではないことを肌で知った。
それから、みんなが元気なうちにどう恩を返せるだろうかと考えるようになった。真っ先に浮かんだのが、朝ドラであった。実は一度だけ、ほんの一瞬だったが朝ドラに出たことがある。毎朝欠かさず朝ドラを見ている祖父母たちは、そのほんの一瞬を心から喜び、何度も何度も見てくれた。改めて、日本中の朝に行き届く朝ドラの力の大きさを思い知った。
朝ドラに出れば、離れて暮らす祖父母たちにテレビを通して「おはよう」が言える。わざわざ足を運んでもらわなくても、いつもの食卓で元気な姿を見せることができる。これが今の私にできる一番の恩返しだと思った。何度もオーディションを受けては落ちてきた朝ドラが、私にとって「夢」ではなく、絶対に掴むべき「目標」に変わった。
おじいちゃん・おばあちゃん、元気ですか。私は元気です。今度、朝ドラの「まんぷく」に出るよ。福子と萬平の娘、幸(さっちゃん)役です。「幸」って素敵な名前だね。大きな声で「おはよう」って言うから、これからも元気に「おはよう」って返してね。
小川さんのお芝居を目にし、その目の「深さ」にひきこまれました。何かを深く考えている、その底が知れない感じ。見ているこちら側も深く心を見通されているような、背筋を伸ばして向き合わないといけない、と思わされるような光を秘めた目。
きっと「まんぷく」でもその輝きを見せてくれると期待しています。
(modelpress編集部)
「まんぷく」とは
同作はインスタントラーメンをこの世に生み出した日清食品の創業者で実業家・安藤百福(ももふく)とその妻・仁子(まさこ)の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代にかけての大阪を懸命に生き抜く夫婦の成功物語。物語のヒロイン・福子を安藤サクラが、実業家の夫・萬平を長谷川博己が演じている。小川紗良コメント
「祖父母がみんな元気でいるうちに、朝ドラに出たい」私が様々な場で口にしてきた言葉だ。NHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』のオーディションでも、私はそう言った。私は現在22歳、大学4年になるが、いまだに両祖父母が生きて見守ってくれている。小さい頃から、私はおじいちゃん・おばあちゃんっ子だった。普段は離れた田舎町で暮らしているが、両親共働きだったので、風邪を引いた時には祖父母がお見舞いに来てくれた。お遊戯会や運動会、音楽会、文化祭なんかも、必ず観に来てくれた。私が大学に入って映画を作り始めると、スタッフのみんなを家に泊めてくれたり、完成した作品をわざわざ東京や地方の映画祭に観に来てくれたりした。
初孫ということもあり、本当に祖父母からの愛情を受けて育った。私にとってそれは何の疑いようもない、ごく当たり前の日常であった。
その「当たり前」が生まれて初めて揺らいだのが、一昨年の夏のことである。母方の祖父が癌になった。幸い手術も成功し、入院生活も終えて今はまたのどかに暮らしている。しかし、あの時お見舞いで祖父の痩せた手に触れた時、枯れた声を聞いた時、初めて大切な人の存在が「当たり前」ではないことを肌で知った。
それから、みんなが元気なうちにどう恩を返せるだろうかと考えるようになった。真っ先に浮かんだのが、朝ドラであった。実は一度だけ、ほんの一瞬だったが朝ドラに出たことがある。毎朝欠かさず朝ドラを見ている祖父母たちは、そのほんの一瞬を心から喜び、何度も何度も見てくれた。改めて、日本中の朝に行き届く朝ドラの力の大きさを思い知った。
朝ドラに出れば、離れて暮らす祖父母たちにテレビを通して「おはよう」が言える。わざわざ足を運んでもらわなくても、いつもの食卓で元気な姿を見せることができる。これが今の私にできる一番の恩返しだと思った。何度もオーディションを受けては落ちてきた朝ドラが、私にとって「夢」ではなく、絶対に掴むべき「目標」に変わった。
おじいちゃん・おばあちゃん、元気ですか。私は元気です。今度、朝ドラの「まんぷく」に出るよ。福子と萬平の娘、幸(さっちゃん)役です。「幸」って素敵な名前だね。大きな声で「おはよう」って言うから、これからも元気に「おはよう」って返してね。
NHK大阪放送局制作部・堀之内礼二郎プロデューサーコメント
小川紗良さんと初めてお会いしたのは、出演者オーディションの場でした。小川さんのお芝居を目にし、その目の「深さ」にひきこまれました。何かを深く考えている、その底が知れない感じ。見ているこちら側も深く心を見通されているような、背筋を伸ばして向き合わないといけない、と思わされるような光を秘めた目。
きっと「まんぷく」でもその輝きを見せてくれると期待しています。
(modelpress編集部)
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