【乃木坂46・欅坂46・けやき坂46“3坂道”初共演／会見全文】謎だらけの“ザンビプロジェクト”始動「すごい泣ける」舞台見どころは？

報道陣たちが待つ場所に、なにやら楽しそうに会話を交わしながら登場した12人。顔合わせをしたばかりの頃に行ったインタビューではまだたどたどしい雰囲気だったが、この日の会見ではすっかり打ち解けたようで、仲睦まじい様子を見せていた。以下、会見全文。

乃木坂46・欅坂46・けやき坂46“3坂道”初共演「ザンビ」役どころは？

― それぞれから自己紹介、自身が演じる役どころ、舞台への意気込みをお願いします。

与田：「TEAM“RED”」鳴沢摩耶役の乃木坂46与田祐希です。よろしくお願いします。私が演じる鳴沢摩耶ちゃんは、守るべき友だちがいて、だからこその芯がある女の子になっています。フェンシングがすごい強いんですけど、私自身はフェンシングをやったことがなく、この通り弱小なので、毎日“1フェンシング”で頑張ったので、かっこよくて芯のある摩耶ちゃんを演じられるように頑張ります。

久保：「TEAM“BLUE”」鳴沢摩耶役を演じさせていただく、乃木坂46の久保史緒里です。よろしくお願いします。今回私が演じさせていただく摩耶ちゃんは、守るべき友だちの存在がすごく大きくて、その存在を守るためにもがく正義感の強い女の子になっているんですけども、普段はメンバーにすごく頼ってしまって、自分自身正義感がないなって思ったりだとか、弱いなって思うので、今回は自分の強さをお見せできたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

山下：「TEAM“RED”」一ノ瀬杏奈役の乃木坂46山下美月です。よろしくお願いします。私が今回演じさせていただく一ノ瀬杏奈という役は、自身の持つ暗い過去が原因で記憶を失ってしまう役なんですけど、人それぞれいろんな思いがあったり、劇場に足を運んでくださるお客さまのなかにも、過去に辛い思い出とか持った方がいらっしゃると思うんですけど、そういった方に力とか希望とか勇気とか、いろんなものをお見せできるように、全員で力を合わせて最後まで、千穐楽までやりとげたいと思います。よろしくお願いします。

梅澤：「TEAM“BLUE”」一ノ瀬杏奈役を演じさせていただきます、乃木坂46の梅澤美波です。よろしくお願いします。この舞台、「ザンビ」は人間が極限の状態に追い込まれたようなところを結構リアルに描いた舞台になっていて、なかなか見られるものじゃないんじゃないかなというところで、お客様に楽しんでいただけるんじゃないかなと思いますし、私演じる杏奈は、追い込まれた状態でも、今回登場するキャラクターのなかで1番感情の起伏が激しくて。ゆっくり流れている時間の流れを、舞台でギュって詰め込まれてシーンごとに作っていくのが苦労したんですけど、今回は坂道グループ全部合同ということで、みんなで助け合いながら、ダブルキャストなのでお互いのチームで切磋琢磨しつつ、みんなで話し合ったり絆を深めながら頑張ったので、それぞれの役の関係性にも注目して見ていただけたらなと思います。千穐楽まで頑張ります。よろしくお願いします。

土生：「TEAM“RED”」の桂雪穂役を演じます、欅坂46の土生瑞穂です。よろしくお願いします。“雪穂”という役なんですけど、私は“瑞穂”って名前で“穂”が付くので親近感が湧いていて。やりやすいかなと思ったんですけど、雪穂は学級委員長で、自分の意志をはっきり相手に伝えるっていう強い意志を持った女の子なので、自分と真逆な部分もたくさんあったので、すごく演じるのがとても難しかったんですけど、たくさん日々練習して、研究してきたので、舞台でそれがお見せできるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

菅井：「TEAM“BLUE”」で桂雪穂役をやらせていただきます、欅坂46の菅井友香と申します。桂雪穂はとても正義感が強くて、納得いかないルールは破っていくっていう行動力もある、活発でフランクな子なんですけど、言葉遣いが男の子っぽい部分があって。とてもかっこいいんですけど、普段の自分とは正反対の感情とかを理解するのが難しかったです。でも初めての舞台で学ぶことがたくさんあって、とても勉強になる日々でした。なので、3グループ合同の初舞台で、3グループの違いとかも舞台で見れると思うので、そこも楽しみにしていただければと思います。よろしくお願いします。

小林：「TEAM“RED”」の一色彩菜役を演じさせていただきます。欅坂46の小林由依です。よろしくお願いします。私が演じる彩菜ちゃんは、すごく明るくて一見今どきの女子高生という感じもあるんですけど、正義感を持って相手に何かを伝えるっていう場面があるので、そういう部分は欅坂46と似ている部分がたくさんあるので、そういう場面ではいつもの活動を活かせたらいいなと思います。よろしくお願いします。

守屋：「TEAM“BLUE”」で一色彩菜役を務めさせていただきます、欅坂46の守屋茜です。よろしくお願いします。彩菜ちゃんは、雪穂（土生演じる桂雪穂）と一緒に行動することが多いんですけど、このグループのなかでとても曲がったことが嫌いで、すぐに行動に移すタイプの役柄です。周りの子と違うのは、すごく元気なので、こういうシリアスななかで性格を出すというのがとても難しかったんですけど、後半にいくにつれて内から溢れ出るものもあるので、注目していただけたらいいなと思います。初めての舞台で、劇中歌を歌ったりするシーンもあって、その曲が3グループそれぞれ坂道のカラーに合わせた曲になっているので、そちらも楽しみにしていただけたらいいなと思います。千穐楽まで力を合わせて頑張ります。よろしくお願いします。

齊藤：「TEAM“RED”」で本宮佳蓮役を演じさせていただきます、ひらがなけやき坂46の齊藤京子です。よろしくお願いします。演じさせていただく佳蓮ちゃんは、後輩なんですけど、お姉さん的存在でしっかりしていて真面目な子です。私自身は、ホラーは得意ではないんですけど、やる側となると楽しいので、みなさんを怖がらせられるように精一杯頑張りたいと思います。よろしくお願いします。

柿崎：「TEAM“BLUE”」で本宮佳蓮役を演じさせていただきます、ひらがなけやき坂46の柿崎芽実です。よろしくお願いします。本宮佳蓮ちゃんは、飯野ゆかり（加藤が演じる役）といつも一緒にいて親友なんですけど、すごく真面目で正義感が強くて純粋な女の子だなと思います。出てくるキャラクターが正義感の強い子が多くて、正義と正義のぶつかり合いとか、極限状態に追い込まれたら人はどうなるのかとか、そういうところにも注目していただけたらなと思います。千穐楽までよろしくお願いします。

小坂：「TEAM“RED”」飯野ゆかり役を演じさせていただきます、ひらがなけやき坂46小坂菜緒です。よろしくお願いします。ゆかりちゃんは、佳蓮（齊藤演じる本宮佳蓮）といつも一緒に行動していて1番後輩なんですけど、私もこの12人のなかで1番後輩で、同じ感じかなと思ったんですけど、すごく明るくて私と正反対だなというキャラクターなので、いつも楽しく演じています。演技経験も浅くて、みんなの足を引っ張らないように日々頑張っているんですけど、千穐楽まで全力で走り続けたいなと思います。よろしくお願いします。

加藤：「TEAM“BLUE”」の加藤史帆役…あ、え？飯野ゆかり役の加藤史帆です。あ、ひらがなけやき坂46です。すみません（笑）。ゆかりちゃんは佳蓮ちゃん（柿崎演じる本宮佳蓮）といつもくっついてて、すごくビビりなので奇声をあげたりするんですけど、私は普段女の子っぽい奇声をあげないので、すごく練習しました。あとは、喋り方が結構特徴的なので、お客さんに恐怖を感じさせるようなセリフの言い方になかなか苦戦して、いっぱい練習したので、千穐楽までもっと成長していけるように頑張るのでよろしくお願いします。

「ザンビ」舞台に乃木坂46・齋藤飛鳥、映像出演決定

― 謎に包まれた舞台ですが、現段階で発表できることはありますか？

山下：ん～。乃木坂46の齋藤飛鳥さんが、舞台に映像で出演されていて、山室楓という役なんですけど、山室楓さんはこれから『ザンビ』という作品に関して、とてもとても重要な人物になっていくんですけど、段々とわかっていくと思うので、今は舞台の大きなスクリーンで、飛鳥さんの小さい小さいお顔を、睫毛の1本1本まで（笑）。本当にあのすっごい小さいお顔が綺麗に、綺麗に見えるので、飛鳥さん推しの方はじっくり飛鳥さんのお顔を堪能していただけたらなと思います！

乃木坂46・欅坂46・けやき坂46、裏話を明かす

― 坂道グループの合同ということで、それぞれのグループの似ているところ、または違ったところはありましたか？

梅澤：やっぱり初めて顔合わせのときにみんなでお会いして、そのときにちゃんとお話ししたのはほぼほぼ初めてだったんですけど、初めまして感がないというか、いい意味で同じ血を感じました。みんな人見知りだし、やっぱり坂道なんだなというのは普段の稽古から感じていました。先程守屋さんがおっしゃったように、舞台での楽曲があるんですけど、その魅せ方とか歌っているグループで違うので、そういう面で欅坂46さんは欅坂46さんらしい、ひらがなさんはひらがなさんらしい、パフォーマンスの魅せ方が違うなと思いました。

土生：私は最近お昼ご飯にスモークチキンを食べるのにハマっているんですけど、乃木坂46さんとかひらがなちゃんは、可愛らしい食べ物とか、いちごとかパンケーキとか、そういう甘くて可愛らしい食べ物を食べるかなと思ったら、久保ちゃんとかがスモークチキンを食べているところをこの間見たので、結構そういうところは似ているんだなと思いました。

久保：恥ずかしい～見られてたなんて…（笑）。

齊藤：みなさん食べていらっしゃるものがナッツとかフルーツとかで、私ラーメンしか食べていないので、やっぱり食べているものでお肌に出るんだなと思いました。

― 演技がすごいと思った人はいますか？

菅井：みなさんとてもお上手で、乃木坂46さんもひらがなけやきのみんなも舞台を経験していて、声の出し方から違うなと思ったんですけど、やっぱり乃木坂46さんの久保さん、梅澤さん。とても心にくる、自然と涙が溢れてきちゃうような繊細な演技をされていて、リハーサルなのに、私も一緒に出ているのに感情移入しちゃうような演技でグッとくるので、楽しみにしていただけたらなと思います。

柿崎：私は、欅坂46さんの菅井友香さんの演技がすごく心に響いて、いつも稽古中に回数を重ねるごとにどんどん感情が入っていっているのがすごくわかって、感動しました。

― 今回の舞台はチームが分かれていますが、お互いのチームにライバル心はありますか？

小坂：「TEAM“RED”」も「TEAM“BLUE”」も、チームによって全然色が違って、3グループ一緒にやっているので、それぞれのグループ内でも、性格というか…「TEAM“RED”」はおとなしめな子たちが多いので、そういうところが演技に出ちゃうところもあるんですけど、でもそれがお互いのいいところになっているんじゃないかなと思います。

「ザンビ」舞台の見どころは？

― 『ザンビ』の見どころをお願いします。

久保：初日を迎えようとしている『ザンビ』。いまだにわからない謎だらけの舞台なんですけれども、みなさんの期待をいい意味で裏切れるような舞台になっているんじゃないかなと思いますので、チームは違えど、ここのいる12名全員で頑張って参りたいなと思っています。ぜひよろしくお願いします。

与田：『ザンビ』プロジェクトという大きなプロジェクトの第一弾がついに始まるんですけど、一言で言うと、今回の舞台はすごい泣ける舞台になっていて、ホラーの怖さだけの涙だけではなく、友情だったり、人間としての優しさだったり、逆に人間だからこその怖い部分も繊細に描かれていて、演じている私たち自身もたくさんたくさん心を動かされる部分があるので、みなさんにも感動だったり、共感だったり、もどかしい気持ちだったり、いろんな気持ちになっていただけるんじゃないかなと思います。ぜひ楽しんでいただけたらいいなと思います。よろしくお願いします。

― ありがとうございました。

乃木坂46新プロジェクト「ザンビ」

『ザンビ』は、今年7月に開催された「乃木坂46真夏の全国ツアー2018“6th YEAR BIRTHDAY LIVE”」にて、始動が発表された新プロジェクト。

11月16日～25日に行われる舞台は「TEAM“RED”」「TEAM“BLUE”」の2チームによる上演で、観客を巻き込んでストーリーが展開される“体感型舞台”。全容はいまだ謎に包まれたままとなっている。

また、乃木坂46の齋藤飛鳥が山室楓役で映像出演することも決定した。（modelpress編集部）

「ザンビ」舞台公演概要

タイトル：「ザンビ」
日程：11月16日～25日
会場：東京／TOKYO DOME CITY HALL