芳根京子(写真提供:北海道テレビ)

芳根京子、サプライズに大粒の涙<チャンネルはそのまま!>

2018.11.07 11:52

女優の芳根京子が主演を務めるHTB北海道テレビ開局50周年ドラマ「チャンネルはそのまま!」(2019年3月放送予定/全5話/※北海道ローカル、Netflix独占先行配信)が6日、約2ヵ月間におよぶ撮影を終えクランクアップを迎えた。


芳根京子、大粒の涙

同日は、オリジナルキャストのNPO法人代表・蒲原正義役の大泉洋が、山根一役の飯島寛騎からスタジオインタビューを受け、そこに雪丸花子役の芳根が登場するシーンを撮影。すでに撮影が終了した花子の同期役の宮下かな子、島太星、瀧原光、長田拓郎がこの日のために駆けつけ、サプライズで全員集合し、一人ひとりから花束を渡された芳根は「みんな大好きです!」と大粒の涙を流した。

クランクアップの様子(写真提供:北海道テレビ)
クランクアップの様子(写真提供:北海道テレビ)

芳根京子、大泉洋の言葉に感涙

その後、芳根をはじめ、飯島、大泉、本広克行総監督、嬉野雅道プロデューサーが出席して、同局旧社屋の制作スタジオで、記者会見を実施。クランクインの会見で「花子を演じるのはとにかく難しい」と話していた芳根は、「何があってもいつも変わらない花子に背中を押してもらった感じです。花子を通して成長することができた」と振り返った。

クランクアップ囲み会見の様子(写真提供:北海道テレビ)
クランクアップ囲み会見の様子(写真提供:北海道テレビ)
また、「芳根さんの周りからの愛され方がすごい。この2ヵ月間、芳根さんが主演として素晴らしい現場を作ってきたと感じた」と芳根について明かした大泉。その言葉に芳根が感涙する一幕もあった。

クランクアップの様子(写真提供:北海道テレビ)
クランクアップの様子(写真提供:北海道テレビ)

飯島寛騎「終わってしまって本当にさみしい」

さらに、札幌出身の飯島は「山根がエリートとしてどう全うするか沢山悩んだが、いろんな新しい発見があった。終わってしまって本当にさみしい。でも、間違いなく良い作品になったと思う」と力強くコメント。「クランクアップまであっという間だった」という本広総監督は、「間違いなく傑作ができた!皆さん驚愕すると思う!」と自信たっぷりの様子を見せた。

(左から)大泉洋、芳根京子、飯島寛騎(写真提供:北海道テレビ)
(左から)大泉洋、芳根京子、飯島寛騎(写真提供:北海道テレビ)
そして、クランクアップまで同作のために残していた旧社屋のスタジオの一部に関して、「この社屋最後の日に、『チャンネルはそのまま!』というドラマのHHTV(北海道★テレビ)として終わる」と紹介した嬉野雅道プロデューサー。「これだけの豪華な顔ぶれとともにこれを見送れるという事は、非常に僕はハッピーでラッキーなことだと思う」と述べた。

最終シーン場面写真(写真提供:北海道テレビ)
最終シーン場面写真(写真提供:北海道テレビ)

大泉洋、会場の笑い誘う

その中、クランクアップにいなかった藤村忠寿監督に対して、芳根が「花子は小倉部長(藤村)とバカ枠としてコンビを組んだシーンもあってすごく寂しいけど、感謝の気持ちを伝えたいので、今度お会いできる日まで私も頑張ろうと思います」と心境を吐露。

飯島も「藤村さんにすごく助けられたし、笑いに貪欲ですごく勉強になりました」と感謝する一方、大泉は「あの男、こんな大事な日に自分の母校の講演会に行ってるんですよ。3年前から入ってたって。あんな男いない方がいいんですよ」と会場の笑いを誘った。

(左から)大泉洋、芳根京子、飯島寛騎(写真提供:北海道テレビ)
(左から)大泉洋、芳根京子、飯島寛騎(写真提供:北海道テレビ)

鈴井貴之会長が出演

なお、会見では鈴井貴之会長をはじめクリエイティブオフィスキュー所属タレントが、同作に総出演であることが発表。鈴井会長は、HHTVの社長を演じる。

鈴井貴之(写真提供:北海道テレビ)
鈴井貴之(写真提供:北海道テレビ)

「チャンネルはそのまま!」ストーリー

同作は、単行本全6巻がシリーズ累計発行部数100万部を突破した漫画家・佐々木倫子氏の同名漫画が原作。札幌のローカルテレビ局をテーマに、謎の採用枠“バカ枠”で入社した不思議なパワーを持つ新入社員・雪丸花子が、周囲のテレビマンたちを巻き込みながら繰り広げる騒々しい日々を描いた痛快コメディとなっている。(modelpress編集部)

芳根京子コメント

クランクアップの実感がなくて、まだまだ撮影が残っているんじゃないかという気持ちです。本当にあっという間の1か月半でした。すごいんですよね、花子は。最後の最後まで変わらなくて、成長しなくて、ずっと雪丸花子だったなあって。でも私にはそれが逆にかっこよく見えていて、自分は花子に沢山背中を押してもらって、ものすごく成長したなあと思います。HHTVありがとうございました。

飯島寛騎コメント

山根は雪丸の手のひらで踊らされるというか、視聴者目線の役、ポジションなんだなって思って、暴れる花子に対しエリートとしてどう全うするのか色々悩みました。ミラクルも沢山あったんですが、そういうハプニングも僕は真面目にやっていて、それが笑いになったり、いろんな発見があって、とても面白い現場でした。終わってしまって寂しいですけど、これは間違いなく良い作品になると思います。

大泉洋コメント

正直、私はこのドラマがあるということをHTBの朝の番組のニュースで知りました。こんなドラマがあるなら、俺出なきゃと。ちょっとした役だと予想していたら、私が主演している映画の1冊よりもセリフが多いんですよ。こんな大事な役ならちゃんと考えたかった。

そしたら嬉野さんから長いメールで、「HTB旧社屋50年の幕を閉じるのはあなただ」と届いて、やる気になりましたよ。ただ監督が5人もいるのに、俺のシーンはほとんどが藤村監督。やっぱり本広さんにも撮ってほしかったですよ。

この社屋が今日で終わりといわれるとやはり感慨深い…、私の数少ない青春時代ですからね。一番最後にこのドラマで社屋のシーンを用意していただけたのは悔しいけど感謝。ありがとうございます。

本広克行監督コメント

クランクアップまであっという間だった。通常、連続ドラマは監督2人くらいで作るんですけど、いつもそれを疑問に思っていた。今回そこを色々試してみて、映画の人・ドラマの人・バラエティの人・音楽番組の人・ドキュメンタリーの人と5人の違うタイプの監督がこのドラマをどう切り取っていくのかをやりたかった。

クランクインの時に「絶対に面白いものができる」と言いましたが、間違いなく傑作!こんなドラマが作れるんだなあと、皆さん驚愕すると思います。

嬉野雅道プロデューサーコメント

充実感でいっぱい、幸せな気持ちです。この社屋が最後の日、この「チャンネルはそのまま!」というドラマのHHTVとして終わる。これだけの豪華な顔ぶれと共にこれを見送れるという事は、非常に僕はハッピーでラッキーなことだと思う。

そして出来上がったドラマは、きっととてつもなく面白いものになるんだろうと思うんです。ですからHTBの50周年企画として始めましたけど、それ以上のものがここにたぶん乗っかっている。僕らはこれからそれに乗って未来の方に進んでいくんだろうと思います。どうぞご期待下さい。
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