「アンナチュラル」今後のキーパーソンは?脚本家・プロデューサーが明かす
2018.03.09 18:00
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女優の石原さとみが主演を務めるTBS系ドラマ『アンナチュラル』(毎週金曜よる10時~)。脚本は、大ブームを巻き起こしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子氏。制作には、湊かなえ作品『リバース』『Nのために』『夜行観覧車』(いずれもTBS)のドラマ化を手がけた新井順子プロデューサー、同じく湊作品のドラマで演出を担当した塚原あゆ子氏など、今ノリに乗っている女性スタッフたちが揃い、1話完結の法医学ミステリーを展開する。今回、脚本の野木氏と新井プロデューサーが、取材会に出席し、ドラマ制作の裏側、視聴者からの反響、さらには今後の展開について語った。<5>
視聴率も好調 ドラマ『アンナチュラル』
ドラマの舞台となるのは、日本に新設された死因究明専門のスペシャリストが集まる「不自然死究明研究所(UDIラボ)」。石原演じる法医解剖医・三澄ミコトらが、そこに運び込まれる“不自然な死”(アンナチュラル・デス)」の怪しい死体と向き合い、死因を究明していく。石原のほか、法医解剖医・中堂系を演じる井浦新、記録員・久部六郎を演じる窪田正孝ら豪華キャスト陣が繰り広げるリアリティのある会話劇、見応えのある展開が好評を得ている。
9話以降も見逃せない展開に…
ミコト、中堂らが事件の真相を追う中、UDIを“ネタ”の対象として追っているのが、池田鉄洋演じる「週刊ジャーナル」編集者・末次康介。そして、その末次によって、ネタを探るためUDIに送り込まれたのが六郎だった。しかし、これまで怪しい動きを見せてきた六郎も、2日放送の第8話で、「週刊ジャーナル」から離れることを決意。自身の道を見つけたかに見えたが、そこに立ちはだかり、UDIとも関わっていくことになるのが、第6話で接触した北村有起哉演じる宍戸理一の存在。
宍戸は、汚い手を使ってでもネタをあぶり出し、週刊誌にネタを売って生計を立てる謎のフリーの記者だ。
キーパーソンはフリー記者・宍戸理一(北村有起哉)
野木氏と新井プロデューサーは、宍戸を今後のキーパーソンだと言う。「これまでは贅沢な使い方をしていたんです」(新井プロデューサー)、「そんなわけがないんですよね」(野木氏)とドラマ前半を振り返り、起用の理由については「胡散臭くもあり、井浦さんと渡り合わなくちゃいけない役柄。そうするとかなり限られてくる」(野木氏)、「前半はポイントでしか出演していないので、いかにワンシーンで印象付けられるかというのが重要」(新井プロデューサー)と明かしており、絶大な信頼を寄せているからこそのキャスティングとなった。
『アンナチュラル』第9話「敵の姿」
空き家に置かれたスーツケースの中から若い女性の遺体が発見されたことから物語が始まる。遺体の口内には、中堂(井浦新)の死んだ恋人・夕希子(橋本真実)と同じ“赤い金魚”の印が。UDIは“赤い金魚”のある遺体は、同じ犯人によって殺された可能性が高いと毛利刑事(大倉孝二)に訴えるが、正式な証拠がないと訴えを却下される。
その一方で、神倉(松重豊)は過去に週刊ジャーナルに掲載されたUDI関連の記事を見て、ある疑念を抱く。さらに、警察庁を訪れた神倉は、驚くべき記事を目にすることに…。急展開を迎える第9話。キーパーソン・宍戸にも注目だ。(modelpress編集部)
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