【あいのり新シリーズ】親からの虐待・非情な言葉…壮絶過去と心の闇を打ち明ける “28年間彼女なし”青年に奇跡も

新あいのりメンバー7人は？

現在メンバーは、どら焼き職人の裕ちゃん（27）、ラジオクリエイターのシャイボーイ（28）、美大生のあきら（25）、パティシエ見習いのトム（22）、女子が飲食店アルバイトのアスカ（23）、受付嬢のかすが（26）、元美容部員のかにゃ（25）の7人。

男女7人のメンバーが、ラブワゴンで4カ国目・タイを旅している。

アスカ、裕ちゃんに過去を打ち明ける

モデルの卵・アスカと彼女いない歴10年のピュア男子・裕ちゃんはお互いへの思いをそれぞれ確信し、両思い状態。

しかし、2歳のときに、フィリピン人の母親と日本人の父親が離婚し、児童養護施設にあずけられ、18歳まで施設で育ったアスカは、自分の心の深い闇を全て裕ちゃんに話すべきなのか悩んでいた。

シャイボーイが披露した母親への思いを込めた自作の歌が胸に突き刺さったアスカは、「私の悩みが全部両親とかに繋がるからそういうのは分かって貰いたい」と裕ちゃんに話すことを決意。

呼び出し、「幼かったからちゃんとおぼえてないんだけど、お母さんに暴力を振るわれていて、育ててもらえなくて」と母親の虐待から逃れるために施設に引き取られたこと、そして「あんたなんか産まなきゃ良かった」と言われたことを告白した。

さらに、「自分が生きてる意味が分からなくなって…」というアスカは「愛してもらいたい人に愛されないで育ったから『私って必要ない』、って思ってお酒飲んだり、病んじゃったりしていっぱい遊んだりして」と日本での過去を回顧。また、親に愛されないで育った人は同じことを自分の子どもにも繰り返すのではないかという恐怖も打ち明け、「裕ちゃんには伝えたいなと思った」と率直な思いを伝えた。

「ありがとね、話してくれて」と受け止めた裕ちゃんは「重いですね、自分だけって言われたのも重い」とスタッフに本音を吐露。翌日ラブワゴンではアスカを避けるように隣の席を選ばず、自由時間ではお互い一人で時間を過ごし思い悩んでいた。

アスカはその晩、スタッフの部屋を訪れ「あっちがどう思ってるかははっきり分かんないし、でも告白して返事待つしかない」と宣言。力強く告白を決めた。

“28年間彼女なし”シャイボーイにまさかの逆転

一方、シャイボーイ、かすが、トムの三角関係にも大きな変化が。28年間彼女なしのシャイボーイは“貢ぐ女”かすがに一目惚れ、かすがもこれまで出会ったことのない純粋な人柄のシャイボーイに惹かれ始めていたが、第14話で加入したトムが5年間付き合っていた元カレに似ている母性本能をくすぐるタイプだったため、完全に迷っていた。

ゲストハウスで自炊をしお酒を飲んだメンバーはすっかりできあがってしまい、自分の恋愛経験について語り泣くなど、妙な雰囲気に。

それまでリーダー的役割としてメンバーを仕切っていたシャイボーイだったが、「恋愛をしてないと馬鹿にされるのは何でですかね…」などぼやきながら酔っぱらい、ふらふらに。母性本能をくすぐられたかすがはシャイボーイの頭をよしよしと撫で、腕を取って歩くなど、優しく介抱。元カレに似ているトムではなく、あいのりでしか出会えないシャイボーイに向き合っていくことを決めた。

さらに、訪れた家庭にあったギターを使い、自作の歌を披露したシャイボーイの姿にかすがの思いも強まり、ラブワゴンでそっとシャイボーイの肩を借りた。

この展開にスタジオも興奮で、ベッキーは「こんな逆転あるんだ。これでシャイの恋がうまくいったら、日本中の男子たちに勇気を与えません？」と話していた。

あいのり：Asian Journey

「恋愛観察バラエティーあいのり」は、フジテレビ系で1999年10月から2009年3月まで9年半にわたり地上波にて放送。

オーディションで選ばれた男性4人・女性3人の計7人が「ラブワゴン」というピンク色のワゴン車に乗り様々な国を旅しながら、真実の愛を探す。旅の途中、参加者は告白することを決めると、意中の相手に日本に帰るためのチケットを渡し愛を告白。告白が成功するとキスをして2人で帰国、失敗するとチケットを返され1人で帰国することになる。92カ国に及んだ旅では44組のカップルが誕生し、うち8組が結婚した。

地上波放送終了後、CS放送「フジテレビTWO ドラマ・アニメ」にて2010年12月から2012年4月まで、セカンドシリーズとなる「恋愛観察バラエティーあいのり2」、2012年6月から2013年8月まで「恋愛観察バラエティーあいのり2Z」が放送された。

新シリーズでは、タレントのベッキーとお笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰がMCを務め、スタジオゲストとしてモデルの河北麻友子と大倉士門が出演している。

地上波でも毎週金曜日24時55分から放送中。（modelpress編集部）

情報：Netflix