香取慎吾、欽ちゃんから「仮装大賞」本気の後継者指名に「困ってます」史上初0点も飛び出す

2018.01.20 06:00 views

「欽ちゃん＆香取慎吾の第95回全日本仮装大賞」が2月3日（よる19：00～20：54）に日本テレビにて放送される。このほど、都内にて司会の萩本欽一と香取慎吾の囲み取材が行われ、2人が収録を振り返った。

審査員にブルゾンちえみ・二階堂ふみら

一般の方々がひとつの作品をゼロから一生懸命作り上げ、そこで繰り広げられる筋書きのない感動のドラマが見どころとなる同番組は、今年39年目を迎え、今回で95回目の開催。出場者は応募総数3316組から全国の地方予選を勝ち抜いた精鋭35組で、通常よりも5組増やし作品のバリエーションを広げた。

梅沢富美男、陣内智則、ブルゾンちえみ、二階堂ふみといった10名の審査員があらゆる角度で審査を行い、歴代の優勝者やレジェンドにも容赦なく厳しい審査を展開。観客、舞台裏の出場者たちにも良いプレッシャーで緊張感が漂う空気で、審査結果に出場者、観客全てが納得する鋭い審査コメントも見ものとなる。

欽ちゃん＆香取慎吾、登場シーンにも注目

収録は元日の1月1日、日本工学院専門学校の片柳アリーナで行われ、1000人の観客がいる会場の後方から2人が登場する演出でスタートした。

香取は演出の説明があったときに萩本が「そんなのいらない、いつも通りでいいから」と言いつつも応じていたことが印象的だったと思い返し、萩本も「俺慎吾のこと好きなんだよ、ゆっくり歩いて慎吾に（進行を）全部やらせようと思って。慌てて1人でやってる慎吾を見てなんか良いなあと思って」としみじみ。登場シーンにも注目だ。

欽ちゃん、香取慎吾後継者指名は本気

萩本は以前、別の番組で同番組の後継者として香取を指名していると断言していたが、それについて聞かれると、「慎吾ちゃん力あるもん。好きなところは困ったときに良いセリフが出てくること。慎吾が上手くやったなあと思うとすごく嬉しい」と香取の対応力を絶賛。

香取はこれに「スタッフの人がいないところで『仮装っていうのはこういうもんだぞ』って話をしてくれるのが困りますね（笑）。口先だけっていうのは経験あるんですけど結構真剣に言ってくれるので困ってます」と苦笑。

そんな香取の戸惑いも意に介せず、萩本は「年も年なんで、『慎吾に任せたよ』っていうつもり。だから慎吾が爆発して遠く離れっててくれるとありがたい」と真面目なトーンで後継者に太鼓判を押すので、香取は「皆さんも分かって頂けたように結構本気なんです！だから困ってます」と記者に訴えかけ、笑いを誘った。

欽ちゃん、香取慎吾の才能を力説

また、お互いの関係性について問われると、萩本は「僕からすると面白い好きなタレント。もっと沢山できると思うから連れて行ってあげたいし、飛んでって欲しい。時々こんな可能性あるんだからこれで番組作る人いないのかなって思うときがある」と再び香取の才能をべた褒めで、香取は「このへんも本気な感じで…」とタジタジに。萩本からは「俺じゃなくて自分より上の人でもいいし若い人でもいいし力になってくれる人ちゃんと探すというか作らないとダメだ」と力説されていることを明かした。

そんな香取は萩本について「自分がまだまだなんだなあと思わせてくれる憧れのモンスターですね」とコメント。「欽ちゃんがやってきた番組の話をきいて『あれはまあ数字（視聴率）が40パーしかなかったからなあ』とか言うから（笑）」と羨望の眼差しを向けた。

仮装大賞史上初0点も

また、ここ最近は甘かった審査が辛口に戻ったのが今大会の特徴だといい、香取は「『これは点数が低いな』ってのは低かったし、出場者も低いと思ってるし、清々しい笑顔で『また来ます！』って（リベンジを誓う）いう気持ちよさがありました」と満足気。

今回番組の歴史上、例を見ない0点という衝撃の採点も飛び出すが、それも萩本は「どういうわけがまずい気はしなかった。『2点、3点くらいかな？』って思ったときに『0点』って出たので、この番組新しくなったなって教えてくれたものがありました」と前向きに捉え、アピール。

印象に残った出場者について質問が飛ぶと、2人は「喧嘩3番勝負」というネタを披露した子どもの出演者が気になったといい、萩本は「あの子と慎吾の対談で1時間番組が観たい」とラブコールを送るほど、絶賛していた。

最後に来年40年目を迎えるが、これからどんな仮装大賞にしていきたいか聞かれると、萩本は「それは慎吾に聞いて下さい」と後継者に丸投げ。香取は熟考した上で“生放送“を提案。過去に数度生放送で行われるが、「生放送の緊張感とスタッフも出場者もドタバタしているのが仮装大賞っぽいっていうか。昔みたいなのが出来たら嬉しいです」と話し、隣で萩本は香取のアドリブに感心した様子で記者と目を合わせていた。