【吉岡里帆・森川葵／モデルプレス＝2月15日】女優の松たか子、満島ひかり、俳優の高橋一生、松田龍平が出演するTBS系ドラマ「カルテット」（毎週火曜よる10時）の第5話が14日放送され、女優の吉岡里帆が松、満島とともに繰り広げた緊迫のやりとりに反響が集まっている。同作を手がけているのは、「Mother」（日本テレビ系）、「最高の離婚」（フジテレビ系）、「Woman」（日本テレビ系）、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」（フジテレビ系）など、数々のヒット作を生み出してきた坂元裕二氏。坂元作品では、キャストが長尺で魅せる会話劇が見どころとなっており、ファンを楽しませているが、今回もそれが炸裂した。

吉岡里帆に注目集まる

同作は、カルテットを組んだ30代の4人が、冬の軽井沢を舞台に共同生活を送る大人のラブストーリーかつヒューマンサスペンス。巻真紀（松）、世吹すずめ（満島）、家森諭高（高橋）、別府司（松田）の4人が都内のカラオケボックスで偶然出会い、週末をメインに軽井沢の別荘で弦楽四重奏団「カルテットドーナツホール」として活動するというストーリー。

吉岡が演じるのは、真紀（松）らカルテットの4人が訪れるライブレストランの従業員・有朱（きすぎありす）。謎の行動や過去の多い有朱が動いたのは、第4話。実は、真紀の夫は1年前に失踪しており、「真紀が殺したのではないか」と疑う義母・巻鏡子（もたいまさこ）は、彼女を監視するためにすずめを雇ってカルテットに参加させていた。その事実に気がついた有朱が、笑顔でお金を恐喝しようとしているとも受け取れるシーンが描かれ、その後の動向に注目が集まっていた。

第5話では、すずめの代わりに、有朱が監視役を引き継いだことが判明。別荘を訪ねた有朱は、夫失踪の真相を探るべく、話をそらそうとするすずめをそっちのけで、真紀を質問攻めにし「夫婦に恋愛感情なんてあるわけないでしょ、そこ白黒はっきりさせちゃダメでしょ、したら裏返るもんオセロみたいに」などとまくし立てた。

「いつ恋」森川葵と重なる視聴者続出

松、満島との3人のシーン。2人の実力派女優の演技はさすがの一言だが、そこに割って入った吉岡の演技にも「これは圧巻…吉岡里帆の見る目が変わった」「ハマり役すぎて吉岡里帆ちゃんも有朱ちゃんみたいに裏があるんじゃって思うっちゃうくらいすごい」「坂元さんの会話劇は見応えあるな～松さん、満島さんはもちろん、吉岡さんも良かった」と絶賛が集まっている。

また、その迫力と“注目の若手女優が魅せた”という共通点から、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」（＝「いつ恋」）で有村架純、高良健吾らメインキャストが勢揃いし、森川葵を中心に繰り広げられた第5話の修羅場＝通称・芋煮会に重ねる視聴者が続出。芋煮会では、森川演じる小夏が会津弁のきついなまりでまくし立てるシーンが描かれ、同シーンの“再現してみた動画”が生まれるまでに反響を集めた。

視聴者からは「吉岡里帆のシーン、いつ恋の森川葵を思い出した」「吉岡里帆ちゃんってこんなに演技派だったんだ。森川葵ちゃんのときも同じこと思った記憶が…」「小夏といい、有朱といい、クラッシャー…こういう役って演技力ないとできないもんね」といった声をはじめ、坂元氏による若手女優の配役についても「坂元さんって本当にすごい。若手女優を次々育てますね」「あんな風にまくしたてる長尺って演技力試されるし、これからって女優さんにとっては大きなチャンスだね」と注目されている。

坂元氏、若手女優を育てる“第5話の法則”

坂元氏による脚本で、評価を高めた若手は数多く、小夏や有朱のような“クラッシャー”的存在で言えば、「問題のあるレストラン」（フジテレビ系）の高畑充希も。「カルテット」「いつ恋」と同じく第5話、高畑演じた“キラキラ巻き髪量産型女子”藍里の大演説も、彼女の演技力が活きたシーンだった。

そして、「カルテット」に出演中の満島もその1人と言え、各所から絶賛の声が殺到した「Woman」（日本テレビ系）、「それでも、生きてゆく」（フジテレビ系）は当時大きな話題に。坂元氏が紡ぐ想像を超えていく展開、台詞、俳優陣の演技力で、毎週反響を呼ぶ「カルテット」は、第6話（2月21日放送）から第2章がスタート。物語の行方、松、満島、高橋、松田の演技合戦、そこに加わる吉岡にも注目だ。（modelpress編集部）

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