上白石萌歌(提供写真)

上白石萌歌&ジャニーズJr.阿部顕嵐で「魔女の宅急便」ミュージカル化 原作者も太鼓判「本の中から出てきたみたい」

2017.02.10 10:52

1989年にスタジオジブリが宮崎駿監督でアニメーション映画化した児童文学作家・角野栄子氏の「魔女の宅急便」をミュージカル化(6月1日~東京・新国立劇場ほか)することが発表された。女優の上白石萌歌、ジャニーズJr.の阿部顕嵐が出演する。


上白石萌歌&阿部顕嵐で「魔女の宅急便」

習わしにのっとり自力で暮らせるように旅に出た魔女・キキが、唯一使える魔法を活かしてお届けもの屋さんをはじめ、様々な人と交流していくなかで成長する姿を描いた同作。これまで、スタジオジブリによるアニメーション映画化のほか、1993年~1996年には蜷川幸雄さん演出によるミュージカル化、2014年には実写映画化、そして2016年にはイギリス・ウェストエンドにて舞台化と、時・場所を問わず広く愛されてきた。

今回は、主人公・キキ役に上白石、キキが淡い恋心を抱くトンボ役に阿部を起用。新進気鋭の制作チームによって、新しいミュージカル版を制作する。

キキ役・上白石萌歌コメント

同作について、上白石は「スタジオジブリで映画化されたときに初めて知りましたが、とても空気感の好きな作品です。キキの新しく住むことになった街の鮮やかなタッチであったり、壮大な自然の美しさにうっとりしてしまいます」とコメント。自身が演じるキキとは、「独り立ちをする、という意味では今の自分に少し似ているような気がします。わたしも今16歳で、キキと同じように日々悩みながら一歩ずつ大人に近づいていけるように努力しているところです」と重なる部分があることも明かした。

また、「わたしまでドキドキしてしまいました」という1番好きなシーンは「キキが満月の夜に旅立つシーン」と紹介。「1人の女の子が悩みながら成長していく姿にとても勇気をもらえる、背中を押してくれるような作品だと思います」、「キキという女の子としっかり向き合って自由におてんばに、そして舞台の上で一緒に成長していけたらいいなと思います!わたしが作品に背中を押されたように、観てくださる方にパワーをお届けできればなと思います」とたっぷり意気込みをあらわにした。

トンボ役・阿部顕嵐コメント

一方、DVDで何度も見返すほど「魔女の宅急便」のファンだという阿部。「小さな魔女キキは、空は飛べてもそれ以外は『普通の女の子』なので落ち込んだり苦悩したり、周りの人に助けられたりして成長していく姿にいつの間にか気持ちが重なり、そんな彼女を見て、僕は想いを配達されている気がしました。キキが少しずつ成長し大人への第一歩を踏み出す過程がとても爽やかでキラキラしていて、年齢や性別問わず誰もが共感し応援したくなる印象です」とコメント。

トンボを演じることには「未だに信じられない」と驚きもあったようだが、「トンボ役を演じさせて頂くと聞かされたときは、嬉しすぎて両親にすぐ報告しました。まさか自分がやらせてもらえるなんて光栄です」と喜びも大きかったよう。「キキとの恋の行方も、爽やかでキラキラした感じを受け取ってくだされば嬉しいです。不安やプレッシャーもありますが、それ以上に楽しみで仕方がありません。トンボをしっかり演じて、観に来ていただく皆さんの期待を超え、心を震わす歌声を配達していきたいと思ってます」と熱意を語った。

「魔女の宅急便」ビジュアル(提供写真)
「魔女の宅急便」ビジュアル(提供写真)

原作・角野栄子氏コメント

そして、原作の角野氏は、今回のミュージカル化について「旅立ちのとき、キキは言います。『おくりものをあけるときのようにわくわくしてるわ』。私も舞台があくのをわくわくして待っています。そう、不思議のジジもお忘れなく。2人と1匹は舞台を魔法でいっぱいにするでしょう」と期待。

2人について「上白石萌歌さんは透明感のある歌声でキキのイメージにぴったり。成長していくキキの初々しい姿が今から目に浮かびます。阿部顕嵐さんはスリムでさわやかで、これまたトンボさんが本の中から出てきたみたい。新鮮なキキとトンボさんの登場です」と語った。

なお同作は、6月1~4日に新国立劇場・中劇場(6回公演予定)で、8月31日~9月3日に梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(7回公演予定)で上演される予定。(modelpress編集部)

「魔女の宅急便」ストーリー

13歳になった魔女のキキは、古くから伝わる習わしにのっとり相棒の黒猫ジジと共に満月の夜に旅立つ。自分で新しい町を見つけ、1年後には自力で暮らせるようにならなければいけないが、空を飛ぶ魔法しか知らないキキは、新しい町コリコでも様々な壁にぶつかる。皆が家族同然の小さな街で育ったキキは、大きな町での価値観の違いに驚き、また魔女であることに対する好奇の目や偏見にも苦しむ。
自分という小さな存在に葛藤しながらも、飛ぶことに憧れる少年トンボとの交流や、パン屋のオソノさんに励まされながら、思春期の少女は少しずつ成長していく。オソノさんの提案で飛べることを生かしお届けもの屋さんを始めたキキだが、なかなかうまく町に馴染むことができない。何かとちょっかいを出してくるトンボへの淡い恋心も、まだまだ子どものキキにはその気持ちを整理することができない。

そんな中、町長からある依頼がくる。それは町の1年で1番大きな行事に関わる重要な仕事。キキは無事にその依頼を果たせるのか。そしてトンボとの淡い恋の行方はどうなっていくのか。
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