新垣結衣が公開説教「そんなことばかり考えて撮影していたのか」
2015.01.14 22:16
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女優の新垣結衣が“公開説教”した。
14日、都内で行われた映画『くちびるに歌を』の完成披露試写会に、三木孝浩監督と合唱部キャストとともに出席。イベントでは、全員オーディションで選抜された合唱部キャスト(恒松祐里、下田翔太、葵わかな、柴田杏花、山口まみ、佐野勇斗、室井響、朝倉ふゆな、植田日向、高橋奈々、狩野見恭平、三浦翔哉)が、映画のクライマックスの合唱シーンさながらに「手紙~拝啓 十五の君へ~」を見事なハーモニーで披露した。
合唱部キャストが、この完成披露試写会を皮切りに、18都市をまわる合唱キャラバンを行うことを受け、新垣は「撮影しているときも、完成したものを見ても、私は皆さんの声に励まされたし、いい意味で心が揺さぶられました。それをぜひ多くの方に届けてください」とエールを送った。
さらに、新垣へ面と向かって伝えられなかった想いを一言手紙で伝える企画では、合唱部の室井が「男子部員の中でタイプは誰ですか?」という想いを伝えると、新垣は「そんなことばかり考えて撮影していたのか!」と、教師っぽく叱りつけ、会場を沸かせる一幕もあった。
新垣結衣「気持ちよかった」
本作は、全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙~拝啓 十五の君へ~」の作者アンジェラ・アキのテレビドキュメンタリーをもとに中田永一氏が書きおろした原作を映画化。長崎県・五島列島の中学校に、天才ピアニストだったと噂される臨時講師の柏木先生(新垣)が、コンクール出場を目指す合唱部の部員に「15年後の自分」へ手紙を書く課題を出し、そこから知った15歳の彼らが抱える悩みや秘密に向き合って行く姿を描く。
新垣は開口一番、「自分が出演した作品が完成して、見て1回目で『これはいい作品だ』って思えたので、早く皆さんにも見てもらいたいと思っていました」と自信を覗かせ、「見終わって監督に最初に言ったのは『気持ちよかった』という言葉でした。清涼感というか洗われるというか、力強いというよりはフワッとしている」と、上映前のお客さんを気遣い、フワッとしたコメント。さらに『生徒たちが輝いているので、私・柏木を通して15歳のときを思い出してください』とPRした。
また、初の教師役でピアノの特訓に励んだ新垣は「ピアノはまったくの未経験だったので、撮影に入る3か月前から、まずはピアノに触ること、ピアノの前に座ることに慣れるところから始め、基礎練習をやっている時間はなかったんですけど、できる限り努力しました」と明かし、「私自身はピアノに憧れがあったので、役には寄り添えたと思います」と笑顔を見せた。
映画『くちびるに歌を』は2月28日(土)より全国ロードショー。(modelpress編集部)
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