少年忍者・川崎皇輝「誰もが心温まる作品を目指して」ミュージカル初主演へ意気込み “素が見える”瞬間告白<町田くんの世界>
2024.03.28 13:09
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少年忍者の川崎皇輝(※「崎」は正式には「たつさき」)が3月28日、東京・シアタークリエで行われた主演ミュージカル『町田くんの世界』のフォトコール&開幕記念囲み取材に出席。作品や演じる役柄の魅力、稽古裏話を語った。
川崎皇輝「町田くんの世界」美声響かす
この日はフォトコールとして、町田くんの1日が始まる様子の冒頭のシーンを上演。カラフルな小道具が散りばめられ、中央には回転するステージが天井高くそびえ立ち場面によってくるくると回る演出が観客を一気に「町田くんの世界」へと引き込む。セットの中を縦横無尽に動き回りながら、川崎を始めとしたキャストたちは生バントの音楽に合わせ、堂々とした立ち振る舞いで瑞々しい歌声を響かせていた。川崎皇輝「町田くんの世界」魅力語る
フォトコールに続けて行われた囲み取材で川崎は、初日を迎える意気込みを聞かれ「発表されてからかなりの月日が経って…ついにいよいよ明日が初日」としみじみ。「あっという間だなという感覚もありつつ、明日が初日というのは変わりはないので、作り上げてきたものを自信を持って届けられたら」と少し緊張した面持ちで答えた。主人公である町田くんについて、「人を愛しているキャラクターで、実際に演じてみて相手の目を真っ直ぐ見て気持ちを伝えられる能力の高さ」に驚かされたという川崎。伝えたいことを真っ直ぐに欲しい言葉を言うことのできるキャラクター性や町田くん自身が人間として人を愛していること、周囲の登場人物も町田くんの言葉を疑わず、全てを真っ直ぐ受け取るという点に魅力を感じているといい、「実際にやってみると普通の人にはない長けた部分なのかな」と自身が演じるキャラクターを分析した。
稽古場では、演出のウォーリーが原作のページを指定し、即興で演じるというワークショップも行ったという。これに川崎は、懐かしいと声を上げ「本当に何が始まるのか…何をするのかワクワクした」と振り返り、「この作品はチームワークが大事でそれがあってこその舞台だと思うので、その1歩目になった素敵な時間だった」と稽古の様子を語った。
川崎皇輝、共演者から絶賛の声に照れ
また、町田くんの母親を演じる湖月わたるは「普段から皇輝くんの周りは笑顔で溢れている」とコメント。稽古中に「胴上げされて浮遊している感じと降りた時の不器用な感じが町田くんだと思った」といい、冒頭のシーンで川崎がステージに登場しているキャストや動いているセットを見上げている様子の熱演ぶりを絶賛した。これに終始照れた様子で話を聞いていた川崎は「目をキラキラさせてと言っていただいていましたが、あそこはまだ町田が入っていないんです。楽しみだなと思っている川崎皇輝が8割で」とまさかの告白。「素が見えてしまっていたと反省点でもありますが、そう言っていただけると1つ自信になります」と笑顔を見せた。さらに、フォトコールで披露したシーンにも度々登場する料理にまつわる台詞にちなみ、川崎自身も実際に料理はするのかとの質問に、川崎は「目玉焼きはもちろん料理も作れます」と即答。「劇中に出てくる肉じゃがを自分で作って…作り過ぎました(笑)稽古が始まったばかりなので(持参は)厳しいかなと思い」と苦笑いしつつ、「持ってくればよかったですね(笑)」とお茶目な姿も見せた。
最後に、これから観劇する観客やファンへ向けて「本当に心が温まる作品で、せわしない日々を生きる我々を暖かく包みこんでくれる」とアピール。演者の芝居や歌唱に加え、演出やセット、生バンドの演奏で届ける音楽を含め、ミュ-ジカルだからこそ伝えられるものがあるといい、「本番も明日に控えて、稽古も大詰め。誰もが心温まる作品を目指してカンパニー一同頑張っていきます」と力強く意気込みんでいた。
川崎皇輝主演ミュージカル「町田くんの世界」
同ミュージカルは、2015~2018年に『別冊マーガレット』(集英社刊)で連載されていた安藤ゆきの人気漫画が原作で、初めてミュージカル化されたもの。物静かでメガネをかけた外見とは裏腹に成績は中の下、アナログ人間で不器用なのに運動神経は見た目どおりの町田くん(川崎)を主人公に、町田くんが周りのみんなを変えて愛されていく姿を描く。3月29日から4月14日まで東京・シアタークリエ、4月19日から21日まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。この日は共演の長澤樹、湖月、吉野圭吾、演出のウォーリー木下らも出席していた。(modelpress編集部)
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