草なぎ剛＆香取慎吾、報道陣に語った舞台裏 35年来“しんつよ”の関係に初めての変化＜burst！～危険なふたり～＞

三谷幸喜氏が作・演出を手掛ける本作は、2015年に初演され、今回7年ぶりに再演。草なぎと香取による2人芝居が、約1時間40分、ノンストップで繰り広げられる。

公開舞台稽古前の囲み取材では、「緊張してます」という香取が、「そりゃ緊張しますよね、（セリフを）まだ覚えてない。もうちょっとなんですけどね。8割くらい」と打ち明けていたが、いざ公開稽古が始まると、2人は本番さながらの熱演を見せ、報道陣から大きな拍手を浴びた。

カーテンコールにも応じ、白熱の舞台からは一転、“しんつよ”らしい掛け合いで会場を和やかな空気に包んだ2人。そのトークの一部を紹介する。

草なぎ＆香取、35年の付き合いで初めての“亀裂”？

草なぎ：セリフ覚えたね。天才だね！初めてだね。

香取：セリフ…覚えました！

報道陣：（拍手）

草なぎ：セリフ入ってたね。やっぱ合わせてくるね。感心しちゃって。俺なんかドギマギしちゃって。「覚えてる、この人！」と思って！違うプレッシャーになってきちゃって。「このテンポ覚えてるの？」みたいな。僕としては初めて稽古やった感じだよ。

香取：はははは

草なぎ：最高に楽しいね！スリリングだよ！俺初めて稽古してる感じだったもん。だってずっと台本持ってんだよ？そんな人いますか？

香取：そうなの？

草なぎ：いや、いないよね。だってさっきまで台本持ってたからね。

香取：本番は持たないよ、そりゃ。

草なぎ：いや～それに驚きで。

香取：はははは。それを感じながらやってたんだ？

草なぎ：そう。覚えてる！うわ、覚えてる！って。

香取：僕はね、みなさんの写真の音が。爆弾を持ってあげたときとかに、カシャカシャカシャって音が。「ああ、ここ使いそうだよな。ここいいショットだな」って。爆弾本体が初めて出てくるところだから。「ここ撮りたくなってるんだ、みんな」って。あと、向こうの端っこのほうに行ったときにちょっとだけカシャカシャカシャって音が。「……ここほしいんだ！？」って（笑）。

草なぎ：（香取演じる）根上っぽかったんじゃない？いよいよ明日ですね。

香取：ね、嬉しいです。明日に向けてこういう形で、先程、会見させてもらって。それでみなさんに見てもらって、本当に嬉しい。明日に向けてね。

草なぎ：そうだね、すごく最後台本持たないでできたし。

香取：ようやくできた。

草なぎ：この場でできましたから。みなさんと同じ共有ですよ。やっと完成したと思って、やっとできたね。

香取：いや～よかった。

草なぎ：香取慎吾ってやっぱアレだね、一筋縄ではいかない男だね。

香取：あの、35年くらいですか、付き合いは。

草なぎ：そうですね。

香取：35年くらいの付き合いで本当に一っ度も喧嘩とかしたことなんですよ。

草なぎ：珍しいね。

香取：そう。振り返ると本当に一度もないなと思って。

草なぎ：そういう人って周りにいないな、僕は。必ず一度くらいは喧嘩したりするのにね。

香取：実際の喧嘩もそうだし、心の中でもあんまり「やだな、こいつ」とか思ったことない。

草なぎ：不思議だよね～。何なんだろうね。逆に俺のこと何でもいいと思ってんじゃないの？

香取：…（笑）

草なぎ：むしろね。

香取：だけど35年で初めて今回の稽古中、（草なぎが）ちょっと「あいつ…」って思ってるなって。今回そういう空気は初めて感じたよ。

草なぎ：（笑）

香取：初めて感じたこの空気に、こっちは「は？何そんな空気になってんだよ」ってちょっと思ったよね。

草なぎ：このburstで2人の間に亀裂が入るかもしれません。

香取：バーストだけに。

草なぎ：これ明日のトークで使いますか（笑）？

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舞台『burst！～危険なふたり～』は、10月1日から26日に東京・日本青年館ホールにて上演。（modelpress編集部）